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大雪で車が立ち往生したら、命の危険も… ドライバーが気をつけたい2つのこと

福井では一時1500台以上が立ち往生した。

北陸地方を襲った大雪。国道8号では一時1500台以上が立ち往生し、一夜明けた2月7日も自衛隊などが救援活動に当たっていますが、完全解消のめどは立っていません。

時事通信

福井市では平年の7倍となる140cmの積雪を観測。1981年の「56豪雪」以来、37年ぶりの異常事態で、交通網などの混乱は続いています。

大雪で車が立ち往生し、長時間閉じ込められるときには、命の危険すら伴います。なぜでしょうか。

JAF関東本部の広報担当者は、BuzzFeed Newsの取材にこう語ります。

「立ち往生などをし、ボンネットの上などまで車の周りに積もってしまうと、排気ガスが行き場を失い、車内に侵入して一酸化炭素中毒になってしまうリスクが考えられます。最悪の場合、死亡してしまう可能性があります」

実際、今回の大雪でも、福井市でエンジンがかかったまま雪に埋もれた車から50代の男性が見つかり、死亡が確認されました。福井新聞によると、一酸化炭素中毒とみられています。

そして、国道8号のケースのように、立ち往生が1日以上続く場合もあります。

長時間にわたって車内にいる場合に心配されるのが、静脈に血のかたまりができる「エコノミークラス症候群」です。このかたまりが血流に流れて肺につまると、生命に危険が及ぶリスクがあります。

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一酸化炭素中毒を防ぐためにできること

Nozomi Shiya / BuzzFeed

排気ガスの逆流を防ぐには、エンジンを切ることが重要です。ただ、防寒のために止むを得ずエンジンをかけることもあります。

その場合は、マフラー周りをこまめに除雪することが大切です。窓を開けて換気しても、風向きによっては危険性が高くなるからです。

こうした自体に備え、除雪用のスコップや作業につかう手袋、防寒着やカイロや、毛布、飲料水や非常食を用意しておきましょう。

エコノミークラス症候群を防ぐためにできること

Nozomi Shiya / BuzzFeed

同じ姿勢のままでは過ごさず、適度な運動を行うことがもっとも有効となります。

また、喉が乾く前にこまめな水分補給をすること、ベルトをきつく締めず、リラックスすることも大切です。

車内泊などをする際は、座席の下に荷物や丸めたタオルなどを置いて足を乗せ、なるべく足を上げた状態にするのも効果的です。

降雪が予想される際には無理な外出をしないことも、大切です。

天候の急変が予想された場合は最寄りの道の駅やコンビニなどの施設に避難することも、立ち往生を避ける有効な手段になります。

立ち往生をしてしまった場合は、ハザードランプなどをつけて追突事故を防ぐとともに、ロードサービスや警察、消防などに救助を求めましょう。

Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.

Nozomi Shiyaに連絡する メールアドレス:nozomi.shiya@buzzfeed.com.

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