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大半の仮想通貨は現在のままの形で生き残ることはないだろう
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最近の変動はバブルを示唆、異なる仮想通貨間の高い相関に不安
仮想通貨市場では過去1カ月に5000億ドル(約54兆5000億円)近くが失われたが、事態はさらに悪くなるとの予想をゴールドマン・サックス・グループの投資調査世界責任者、スティーブ・ストロンギン氏が示した。
同氏は5日のリポートで、大半の仮想通貨は現在のままの形で生き残ることはないだろうとし、将来は少数の通貨に置き換えられ、全ての価値を失う公算が大きいとの見方を示した。
既存の仮想通貨がいつ価値を失うかには触れなかったが、最近の変動はバブルを示唆しているし、異なる通貨が同じ方向に動く傾向は合理的でないと分析した。
「異なる仮想通貨間の高い相関を不安に感じる。内在的な価値を持たないため、生き残れない通貨の価値はゼロになる公算が極めて大きい」と記述した。
今日の仮想通貨は取引にかかる時間の長さ、安全性の問題、高い維持コストのために長期的に存続することが難しいと指摘した。
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