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あなたにも起こる「知らぬ間に利用されて死刑」の恐怖

2014年9月14日 12時06分 (2014年9月19日 11時32分 更新)
海外に行って事件に巻き込まれたことはありませんか?
強盗、スリ、恐喝などの恐ろしい思いをした事がある方もいるでしょう。
しかし、愛知県稲沢市議の桜木琢磨氏は、海外で2014年9月現在、最も恐ろしい思いをされている方かもしれません。同氏は、中国は広州の空港で麻薬を所持していることが発覚し、現在一審の裁判が結審して判決を待っている状況です。
中国刑法によれば、麻薬の密輸入は、懲役15年以上、最高で死刑判決が言い渡される恐れもあります。日本が、ヘロインの密輸入で1年から20年の懲役刑としているのに比べて、かなり重い罪とされています。

●1…事件のいきさつ
自分で、麻薬を輸入したというのであれば、自業自得としかいえません。しかし、そうとは言い切れない事情があるようです。
日中両国の新聞報道によれば、同氏は貿易会社を経営しており、面識がないナイジェリア人の男性から取引を持ちかけられて、ビジネスの話があると広州に呼び出されました。チケットは、この男性から桜木氏に送られたそうです。
そして広州で、このナイジェリア人の妻を名乗る女性から「日本でこの靴を売りたい」と靴のサンプルを手渡されました。そして桜木氏が帰国しようと中国側の税関で手荷物検査を受けたところ、サンプルの中から違法薬物約3キロが発見されたのです。
桜木氏は、一貫して、靴のサンプルと信じており、違法薬物の認識はなかったと主張されています。桜木氏の主張が正しいとすると、冤罪で死刑にされかねない状態にあるわけです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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