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帰宅後の業務メールを無視したら業務命令違反と叱られた…対応しなきゃダメなの?

2014年9月21日 21時07分 (2014年9月26日 20時32分 更新)
ある男性が仕事終わりに晩酌をしていたら、「必要な資料があるので、送ってもらえる?」と上司からメールが。
「今から対応するのは面倒だし、業務時間外だからメールを無視しても良いのでは?」と考え、放置することに。しかし、次の日出社したら「なぜ返信しなかった!業務命令違反だぞ!」と責められ成績に影響が……。
この話は架空ですが、似た話は多くあると思われます。このような時、業務時間外であっても上司からのメールを無視したら業務命令違反とされても仕方ないのでしょうか。

 ●どのような規則になっているのかによる
そもそも、雇い主が業務時間外に仕事をすることを命じられるかということが問題となります。
この点については、1日8時間以内であれば、また1日8時間を超える場合でも36協定が結んであり、かつ、就業規則に「雇い主は従業員に対し、時間外労働を命じることができる」という規定があれば、雇い主は時間外に仕事をすることを命じることができます。
しかし、本来、勤務時間外ですから、従業員は、常に仕事に対応する準備を整えておかなければならないとは言えません。もしも、常に時間外労働に対応できるよう準備をしておかなければならないとすると、それは全て勤務時間と同様となってしまいます。
そこで、雇い主は、時間外に対応する必要性を説明し、対応することは業務命令である旨を示す必要があるでしょう。そうでないと、従業員は、どうしてもしなければならないことなのかわからないからです。

注: この記事は配信日から2週間以上経過した記事です。記事内容が現在の状況と異なる場合もありますのでご了承ください。

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