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最強ロケット打ち上げ成功 赤い車、宇宙を「疾走」

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 大型ロケット「ファルコンヘビー」で打ち上げた真っ赤なスポーツカー(スペースX提供・AP)  大型ロケット「ファルコンヘビー」で打ち上げた真っ赤なスポーツカー(スペースX提供・AP)
 上昇する米スペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」試験機=6日、米フロリダ州(ロイター)
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 上昇する米スペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」試験機=6日、米フロリダ州(ロイター)フルスクリーンで見る 閉じる

 米宇宙ベンチャーのスペースXは6日(日本時間7日)、現役ロケットで世界最強の打ち上げ能力を持つ大型ロケット「ファルコンヘビー」の試験機を、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げた。
 既存のロケットを3本束ねた機体は炎を噴き出しながら上昇し、衛星の代わりに搭載したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)所有の真っ赤なスポーツカーを宇宙に運んだ。マスク氏は打ち上げ後の会見で「すごいことが実現した。ベンチャーが成し遂げたことで他の国や企業を勇気づけられたと思う」と話した。

 スペースXはファルコンヘビーによる衛星打ち上げに加え、月や火星の有人飛行に向けた新型ロケットも開発中。宇宙旅行の新時代に向けて弾みがつきそうだ。

 大型ロケット「ファルコンヘビー」で6日打ち上げたスポーツカーの車載カメラから送られてきた画像(スペースX提供・共同)
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 スポーツカーには宇宙服を着た人形「スターマン」を乗せた。最終的な目的地は太陽を回る火星に近い軌道。車載カメラからは、宇宙空間を疾走しているような映像が送られてきた。

 ファルコンヘビーはファルコン9と同様に、機体を再利用して打ち上げコストを抑えるため、1段目を地上や海上のプラットホームに着陸させて回収する設計になっている。今回は地上への2本が成功、海上への1本の着陸は失敗した。(ワシントン共同)

 大型ロケット「ファルコンヘビー」で6日打ち上げた真っ赤なスポーツカーの車載カメラから送られてきた画像(スペースX提供・共同)
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 6日、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられる米スペースXの大型ロケット「ファルコンヘビー」試験機(AP)
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 打ち上げ後に地上に戻り、並んで着陸する大型ロケット「ファルコンヘビー」の2本の機体(スペースX提供・共同)
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