全国1億3千万人のクラシカロイダーの皆様、こんにちは。i14wanderです。
クラシカロイド第2シリーズ(2期)18話の感想を書きました。
※他の第2・第1シリーズの感想はページ末尾の「関連記事一覧」からご覧いただけます。
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♪18 さよなら、姉さん
全体を通しての感想
ワーグナーがかなりのファザコンだと判明した話でした。ワーグナーの暴走前までは面白かったです。
特に妄想小説のくだり。微笑ましいガキンチョぶりですよね。
ワーグナーが暴走し始めてからは私の苦手なシリアスが始まってテンションが下がりました。
あくまで個人的な感想ですが、クラシカロイドはシリアスな部分がギャグほど緻密に組み立てられていなくて、テキトーに台詞言わせてるだけな気がするんです。だから私はシリアスが混じると純粋に「つまらない」と思ってしまいます。まあ、仕方のないことですが。
あと、作画がところどころアレなのも大丈夫かよって思いました。ときどき歌苗ちゃんが歌苗ちゃんじゃなくなってますぜ。作画班さんお疲れ様です(今期2回目)。
以下、個別の場面の感想です。
アバン
- ワーグナーを大歓迎する音羽館の住人たち
いやいやあいつら絶対こんなこと言わないから。妄想乙w スリスリしてるドボちゃんはかわいいのでもっとください。響吾さんは声変わっちゃったんですね。
大川さん、どうかゆっくりご静養ください。またお声をお聴きできるのを楽しみにしています。堀内さん、これからよろしくお願いします。
戯曲 レボリューション・オブ・ワーグナー~クラシカロイドに生まれて~
ファーッwww ただ頭の中で想像巡らせてるだけかなと思ったら小説という形にしちゃってたよこの子。完全に痛い子やん。ワーグナーの文章も書ける人エピソードをこんなところで使うのかよwwいや~、笑った笑った。でもぶっちゃけ小説家志望なら一度は書きませんか、自分がそのまんま主人公の小説。私は小説家志望ですけど書きましたよ、若かりし頃に。ですからとても他人事とは思えません。着々と黒歴史を生産してますなあ。おいワーグナー、過ちに気づいたら絶対すぐに処分するんだぞ、間違えて残ってたりすると後で悲惨なことになるからな。
Aパート
- ワーグナーに興味ゼロでマ●カーやってる音羽ロイドたち
この残酷なまでの妄想と現実の落差よ。今のワーグナーには理解する余裕がないだろうけど、彼らは自分がすごく興味のあることにしか目が向かないから仕方ないような気がします。ワーグナーに特段面白みがないのではなく、お互いに対してさえさほど関心を持ってないんですよ。例外はチャイ⇔バダ、シュー→ベト、リスト→ショパンくらいかな。楽しいこと(マ●カー、人生ゲームなど)やよほどシリアスなことがあるとき以外は基本的に一匹狼だと思います。
- 歌苗
みんなと適当に遊んで待っててね~
微妙な関係性の人たちと一緒に取り残されてそんなこと言われたら困るよね。相撲回で仲良くなってたけど、あれはたぶん不思議な力でリセットされてるし。
- ムジークマンのプレゼンを始める奏助
そのクソダサいのまだ諦めてなかったのか。ワーグナーの衣装と比べてさえ雲泥の差があるというのにお前さあ。逆に尊敬するよ。
- プロモーションが足りないと主張するワーグナー
うーん、この認識のズレ。だからきみがいかに有名になろうと彼らには関係がないんだってば。
すごい勢いで駄々こねてるのがガキンチョらしくてウザかわいいですね。
三弦さんがとても面倒臭そうに対応しているのが面白いです。Tシャツを配ってるときもやる気なさそう。
- プロモーションの強化
土曜朝の子供向け番組が販売しそうな、ありとあらゆる関連商品をパロディしてて好き。最後の方で外国語が混じるのが特にツボです。ワーグナーのコスプレ衣装の宣伝文句が
宴会を盛り上げる
ですってよ。やはり一部でネタにされてるんじゃなかろうか、あの珍妙な衣装。
- 再び妄想小説を書き綴るワーグナー
アイタタタタ。痛い、痛いよーw
- 黒服のおっさんたち、出動!
1期23話で音羽ロイドたちを攫いに来た黒服集団の、リーダーを務めていた5人ですね。
ハードな任務とか言うから何をやるのかと思ったらサブリミナルワーグナー大作戦かよ! ただの地味な嫌がらせじゃん、やる気ないな!
- モツ
俺の尻を舐めろー!
あの名曲が満を持して登場。さっきから史実ネタの使いどころおかしいだろ(褒め言葉)。
ワーグナーのイラストが出てくるたびにシャキーンて効果音入れるのやめてw元ネタは、本当に尻を舐めろと言ってるのではなく「クソッタレ」「すっこんでろ」といった口汚い罵倒を意味する慣用句らしいです(俺の尻をなめろ - Wikipedia)。これを期に、何かムカつくことがあったら積極的に使っていきたいですね!!
どんな歌か興味のある皆様、喜ばしいことにこちら↓の動画で聴くことができますよ! 「この人ら、よく笑わずに歌えるよな」みたいなコメントがついててウケます。こんなろくでもないタイトルでもちゃんとハモってて美しいです。
- シュー
なんで私がこんなものを!
破り捨てるほど嫌だったんだ。だよね、クソダサいよね。でも着てる時に気づこうよw
- ワーグナー
これは、夢物語でも妄想小説でもない!
いや、妄想小説ですけど(鼻ホジ)。
- 三弦
今一応真夜中なんすけど
真夜中まで時間も忘れて小説を書いてたんですね。あるあるすぎて心が痛い。
しょーもないことで真夜中に呼び出すとか、ブラック企業の上司かよ。まあワーグナーならやりそうなことだが。
Bパート
- シュー
よくあんなこっぱずかしい衣装で人の前に立てますよ!
し、辛辣~! 誰もが言いたくても言えなかったであろうことをはっきりと。そりゃ実際着せられたらそういう感想しか出てこないよね。よくやったシューさん。よ~しもっと言ったれ!
- 音羽館の住人(奏助以外)をトラックで拉致
奏助さん安定の仲間外れ。そして密閉空間でのおならは凶器。
- コンサート開始
服装はもうさっきツッコんだからいいとして、相変わらず振り付けのセンスが(笑)。そりゃあチャイバダも憎悪に満ちた顔になるわ。
- ワーグナー
ボクの目を見つめてごらん?
ぐぬぬぬぬ、殴りてぇ。
- ワーグナー
どこかでボクを見てくれていますよね、父さん
いえ、見てないですね。アメリカでヒッチハイクしてますね。バッハ様はバカンスっぽい格好で響吾さんとニアミスしてるけどやっぱりワーグナーには興味なさそうですね。
- ワーグナーが「新曲」発動
ついにワーグナーの2曲目キターーー!!! ムジークの感想は下の方に書いています。
音羽ロイドたちの驚き方がなんかテンプレすぎるのが引っかかる。あんたらのムジークも大概すごいと思うよ。
- ワーグナー
ボクこそが、八音にふさわしいクラシカロイド
あらやだ、妄想小説なんか書いたせいで思い込みが加速して闇堕ちしかけてるわよこの子。てか八音ってだいぶ昔に決着ついた話だぜ。三弦さん、ちゃんと説明してあげてぇ!
- ベト
俺たち大人が、小僧にお灸をすえねばならんようだな
ここから怒濤のムジーク乱立。私いつの間に最終回にタイムスリップした? と思うくらいオールキャラ(バッハ様以外)大決戦な雰囲気。そのカオスさに心が躍ります。
使い回しのカットが多い気がするけど仕方ない、きっとスケジュールがきついんだ。
- コンサート後のワーグナーと音羽ロイド
うん、まあ想像通り、私の苦手なシリアスです。
ベトとシューベルトのコメントが冷たすぎてワーグナーがかわいそうになってきた。それに、悪いけど、彼らを仲直りさせようという歌苗ちゃんの努力も今の状態では見当違いも甚だしくてモヤッとします。
日芽歌さんだけはちゃんと分かってるようでよかった、のか……?
- 奏助
昨日のコンサート、世界中ですっげー話題になってんだよ!?
結局ムジークはカメラに映るんですかね。ザ・グレートは映ってたみたいですけど。リアタイなら見えるけど録画を見返すと消えてるというオカルティックな現象でも起こってるんだろうか。
「革命賛歌 ~ニュルンベルクのマイスタージンガーより~」
ムジーク
発動すると、不思議な異空間と、ペガサスに乗った鎧の騎士たちが現れます。ワーグナーが心理的に不安定になると天気が悪くなり、騎士たちの体が縮んで、空間内にいる者に攻撃を仕掛けてきます。
異空間に浮かんでいる金色の指環や懐中時計、剣などは、ワーグナーにとってなんらかの意味のあるものなのでしょうか。時間のある時に調べてみます。
一番の疑問が、どうしてペガサスに乗った騎士なのかということ。ワーグナーでペガサスといえば、ワルキューレを想起する人が多いのでは?
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』は一言で言うと職人たちの歌合戦の話です。主要登場人物の一人は確かに騎士ですが、その要素はさほど重要ではなさそうなんですよ。
まあベトの第7もリストさんのメフィスト・ワルツも全然関係ない効果になったので、深く考えてはいけないのかもしれませんね。もともと原曲の作曲の背景やタイトルが反映されてるムジークって半分くらいしかないし。
OP映像についての憶測
ちなみにこれはOP映像で使われているムジークでもありますね。お恥ずかしい限りですが、私はOPの映像はすっかりワルキューレだと勘違いしていました(詳細は12話の感想にて)。だってペガサスに乗ってるんだもん。間違いを全世界に向けて発信してしまった腹いせにちょっと考えてみました。
そもそもOPをワルキューレにしないのはなぜなのでしょうか。明らかにあっちの方が有名だしビジュアル的にもインパクトがあって、ムジークの中身も楽劇に沿っていて分かりやすいのに。
それは、12話の感想でも書いた通り、12話のワルキューレはワーグナーの真の力を発揮できてないからかもしれません。
今回ムジークが暴走したときに異常気象のような稲妻が走りました。12話でも、ワルキューレのムジークを発動した時も同じように稲妻が見えます。したがって、あの時のワルキューレは最初から暴走した状態だったのではないでしょうか(他にも暴走していると思う根拠はいくつかありますが、ご興味のある方は12話の感想をご覧ください)。
毎回の放送で流れるOPに暴走状態のワルキューレを使うわけにもいかないし、25話あたりで出すであろう正常な状態のムジーク映像をネタバレするわけにもいかない。だから苦肉の策として、マイスタージンガーのムジークを使っているのではないかと思います。
ということで、私は首を長くして待ってますよ、ワルキューレのムジークの完全版が見られるその日を。
曲
原曲は『ニュルンベルクのマイスタージンガー』序曲。原曲も派手なメロディで大好きですが、この曲はさらに華々しくアレンジされていて嬉しいです。高音のところが特にええんじゃ。歌詞は……ワーグナーが革命厨なのを思い起こさなければかっこいいんじゃないでしょうか。もういっそワーグナーになりきってカラオケで歌えば気持ちいいかも。
メロディといい歌詞といい、とてもワーグナーらしい曲だと思います。よし、テーマソング認定しておこう。
たぶん偶然だと思うけど、ベトの1期25話のムジークの曲名は大宇宙音楽讃歌No.9
なんですよね。そこはかとなく、ワーグナーの対抗意識が感じられる気がします。
ムジコレ4は絶賛発売中です!
ムジコレ5の発売も来週に迫ってきました!!
最後までお読みくださりありがとうございました!
発売からだいぶ時間が経ちましたが、ムジコレ4の感想も下記の記事に書きましたので気が向いたらご覧ください。歌詞の解釈(笑)や原曲との聴き比べなど行っています。
他の第2・第1シリーズの感想は「関連記事一覧」からご覧いただけます。
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リストとチャイコフスキーの女体化に衝撃を受けた皆様には、こちらの漫画もオススメです。
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藤田監督の超人気アニメ、2期が始まりましたね! 感想を書いてみました。
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関連Webページ・商品
公式サイト- アニメ「クラシカロイド」HP
- NHKアニメワールド クラシカロイド
- ClassicaLoid presents ORIGINAL CLASSICAL MUSIC(V.A.) スペシャルサイト|Warner Music Japan
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