朝鮮日報

平昌五輪:警備スタッフ・外国人ら32人がノロウイルス感染

組織委「出場選手の感染者はいない」

 平昌冬季五輪で、保安業務を担当する警備スタッフ21人が6日、ノロウイルスに感染していると診断された。これとは別に外国人の取材アシスタント3人を含む11人も別の宿泊施設で感染していたことが確認された。五輪開幕3日前に合計32人のノロウイルス感染者が発生したことで、大規模感染が懸念されている。

 平昌五輪組織委員会は6日、「警備スタッフでノロウイルスに感染していることが疑われた発症者41人のうち21人が感染者と診断された。保健当局は「医療機関などを通じて通報があった疑い患者のうち11人についてもノロウイルス感染者と確定した」と明らかにした。この11人のうち8人は女性警察官を含む韓国人の運営人員で、3人は外国の報道機関の取材アシスタントをしている外国人であることが分かった。しかし、疾病管理本部関係者は「五輪に出場する選手は感染していない」と語った。

 平昌にノロウイルスが広まったのは4日夜からだ。江原道平昌郡郊外の宿泊施設に宿泊していた警備スタッフ41人が腹痛・嘔吐(おうと)を訴えて近くの病院に搬送された。保健当局は精密検査により感染の有無を確認し、同日確定診断を下した。感染経路はまだはっきりしていないが、該当の宿泊施設で使用している地下水が汚染されている可能性が高いという。外国人の取材アシスタントはアルペンシア・リゾート内のメーンプレスセンター(MPC)で働いている。これにより、外国メディアなどからさらに感染者が発生する可能性も懸念される。

平昌=ユン・ヒョンジュン記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース