Aidemy CEOの石川です。本日以下のようなプレスリリースを打ちました。
ビッグクライアントとのコラボで反応も良く、確かな手応えを感じています。さらに、最近まわりの友人から「Aidemyの調子いいね」「名前よく聞くよ」と言われることも多いのですが、その要因の一つはプレスリリースをうまく活用できていることだと思い、今回ブログにしてみました。
Aidemyは、一部のプランを除いてFacebookやGoogleリスティング等の広告費は一切使わず、広報活動としてはPR Timesにプレスリリースだけ打っています。2017年から使い始めているのですが、このPR Timesの投資対効果が非常に高く。2018年はさらに戦略的に、どのタイミングで、どんな内容でプレスリリースを打つべきか、この先数ヶ月に渡って設計しています。今後は月に4本、年間48本のペースでリリースを出します。
さて、僕が考えるプレスリリースのメリットは以下の通りです。
- プレスリリースを打つことで、社内でサービスのイメージが湧く。
-
プレスリリースの反応を見て、ニーズの検証ができる。
- プレスリリースをベースに、サービスの開発スケジュールがたてられる。
今回は、以上3点のメリットに関してまとめます。
1. プレスリリースを打つことで、社内でサービスのイメージが湧く。
プレスリリースの文面は、分かりやすく端的にサービスの特徴をまとめる必要があります。エンドユーザーにとってどのような言葉で魅力を伝えるべきか推敲することで、アイディアが自然とブラッシュアップされて、注力すべき訴求ポイントが明確になっていくのです。
実際、Amazon流の開発術では、まずプレスリリースを作るらしく。
プレスがユーザーに響かなかった時点でプロジェクトはボツ。そもそもその商品は作らない。これにより見当違いな商品を作るリスクを、一番最初の段階で低コストに回避できる。
スタートアップは限られたリソースを、限られた領域に集中投下しないと、大企業や競合に負けます。スタートアップで危険な失敗の一つは、リソースの集中投下先を間違えることです。そのリスクを最大限ヘッジできるのがプレスリリースなのです。
2. プレスリリースの反応を見て、ニーズの検証ができる。
プレスリリースの反応を見て、ニーズの検証ができます。下図は、PR TimesのプレスリリースのPV数のキャプチャ画像です。
PV数の山ができている点が、プレスリリースを打った日です。グラフを見れば一目瞭然、どの山が大きいのかすぐにわかります。弊社では、PVが集まったリリースのプライオリティを上げています。結果、ユーザーの反応がある内容を優先してリソースを投下できるので、失敗しにくい戦術となります。
3. プレスリリースをベースに、サービスの開発スケジュールが立てられる。
Aidemyの認知は、エンジニア・理系層を中心に少しずつ高まっていますが、それでもGithubやKaggleと比較すれば当然知名度は低いです。これらのサービスの認知度が高いのは、サービス名を耳にする頻度が高いからだと思います。
では、これらのサービスと並ぶような知名度にしたければ、毎週定期的に情報を発信してサービス名を耳にする頻度を高めることが重要です。そのため、毎週定期的に情報を発信できるように、サービス開発のプライオリティを少し調整し、開発スケジュールを作るようにしています。こうすることで、社内で波を作ることができるのです。
スタートアップは、一つのプレスリリースを練りに練って、たまにリリースを出すことが多いですが、大抵の場合その間にサービスが忘れ去られています。プレスを出しすぎてウザがられるくらいが、丁度良いのです。
以上が、Aidemyがプレスリリースにこだわる理由です。プレスリリースは打つだけほぼ無料です。実際、DMMは「シェアリングバイク領域に参入します!」というプレスリリースを打ち、その後参入をやめました。
プレスリリースは月に4本ガンガン打って、ダメそうなら謝る。これがスタートアップのリスクを最大限ヘッジできる戦い方ではないでしょうか。
Aidemyは人材を採用しています!
AidemyはCOO候補のビジネスマネージャー、CTO候補のエンジニア、CDO候補のデザイナーを募集しています。今後、マネタイズ・英語化を行い、世界に対して先端技術を発信するコンテンツメイカーになるようなユニコーンを作ります。興味がある方は僕宛にメッセージください!
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