日本国内での「eスポーツ」の普及と発展を目的とした「一般社団法人日本eスポーツ連合」が設立され、2月1日より活動を開始。しかし、ネット上では厳しい意見が出ている。

世界的に盛り上がりを見せている「eスポーツ」。2022年のアジア競技大会でも公式種目に採用されるなど、新たなスポーツとして注目され始めている。

そんななか日本国内での本格的な普及を目的として設立されたのが日本eスポーツ連合。eスポーツ選手の育成、大会の普及、プロライセンスのルール化などに取り組んでいくという。

そして、早速プロライセンスの発行に関する情報を発表。同連合の公認大会での成績優秀者を対象に有効期限2年のプロライセンスを発行する予定だという。また、プロライセンス発行予定のタイトルとして発表されたのは、『ウイニングイレブン2018』『コールオブデューティー ワールドウォーII』『ストリートファイターV アーケードエディション』『鉄拳7』『パズル&ドラゴンズ』『モンスターストライク』の6作だ。Twitterでは

“日本eスポーツ連合のタイトルにlol入ってないのはマジで意味わからん”
“日本eスポーツ連合の公認タイトルにmobaが一つもないとか それじゃあ意味ないじゃん”

などの声が多い。

海外では、『Multiplayer online battle arena』(MOBA)と呼ばれるチーム対戦型の戦略ゲームの大会が人気となっており、特に『League of Legends』(LoL)というタイトルの大会が多く開催されている。世界的に見てeスポーツの定番であるMOBAが、日本eスポーツ連合のプロライセンス発行タイトルに含まれていないことに違和感を覚えたゲームファンが多いのだ。また、

“課金ゲーいれちゃダメでは・・・? それとも選手にスポンサーがついてスポンサーの資金でガチャするのかしら。”
“パズドラやモンストってめっちゃ課金すればプロになれるってこと?”

と、『バズル&ドラゴンズ』と『モンスターストライク』については、いわゆる“課金ガチャ”によってゲームを有利に進めることができるタイトルだということで、eスポーツには適さないのではないかとの指摘も少なくない。

“新しく設立された日本eスポーツ連合のeスポーツにLOLとか入ってなくて、パズドラとモンスト入ってる時点で、また日本はガラパゴス化して、取り残されていくんだろうなと確信した”
“おお!!と思って、おお……?となった。 日本ガラパゴスeスポーツの気配”

といった意見も目立つ。日本のeスポーツは、世界の流れとは異なる日本独自の要素も多くなりそうだ。
(小浦大生)

■関連リンク
・一般社団法人日本eスポーツ連合オフィシャルサイト
https://jesu.or.jp/
・「日本eスポーツ連合」での検索結果 – Yahoo!検索(リアルタイム)
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E6%97%A5%E6%9C%ACe%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E9%80%A3%E5%90%88

eスポーツの今後は?