現在野菜の価格が高騰中で、地域によっては例年の2倍以上の価格に跳ね上がっているところも。「せっかくの冬なのに鍋が食べられない!」という声も聞こえてきますが、今回はそんな人におススメの“救世主”となる食材をご紹介♪
そもそも野菜が高騰している理由とは?
ここ最近の価格高騰は昨年秋の台風や長雨が原因。度重なる天災が野菜の生産地を直撃したことで、生産量が大幅に減ってしまったと言われています。
そんな中、1月19日に放送された「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、今の時期に家計を助けてくれる食材を特集。最初に取り上げられた「豆苗」は、屋外ではなく屋内で栽培されているため価格が安定しているそうです。
番組では、「豆苗」を使った「豆苗ときのこの和風パスタ」のレシピが紹介されました。作り方は簡単で、油をしいたフライパンでしめじとウインナーを炒め、根の部分を切った豆苗を加えた後に、茹でたパスタも投入。しょうゆと塩で味つけしたら完成。
ちなみに豆苗は“再生利用”も可能な食材で、根っこを水に浸しておくと約1週間で再び食べれる状態に。スーパーで約100円で購入でき、使った後も新しい芽が生える豆苗はまさに家計の救世主ですね!
また節約野菜の定番「もやし」も豆苗と同じく室内栽培なので、価格が安定している野菜。番組では餃子に使われているキャベツを“もやし”で代用した節約レシピが紹介されました。
餃子のタネにはみじん切りにしたもやしとしめじ、ひき肉を使用。そして時間も節約するために、何枚もの餃子の皮でタネを全て挟みこみフライパンで加熱します。こうして完成したのが「包まないもやし餃子」。1食分188円で出来る超節約料理です。
番組で紹介された救世主食材に、視聴者からは「そうか! 豆苗って手段があったか! 今度何かの料理に使ってみよう」「テレビで見て初めて豆苗食べたけど意外に美味しいんだな」「豆苗パスタめっちゃ美味い! これは使わせてもらいます」といった声が上がりました。
大量の豆苗を使った「豆苗と鮭の香味蒸し」
主婦の心強い味方になってくれる豆苗ともやしは、番組で紹介されたもの以外にも様々なアレンジ方法が。そこでここからはこの2つの食材を使ったレシピを紹介していきましょう。
まずは“豆苗”を使用した「豆苗と鮭の香味蒸し」の作り方。
大きめの耐熱皿に塩で下味をつけた鮭を並べて酒をふり、ねぎとしょうがをのせます。その後ふんわりとラップをかけ電子レンジで加熱。取り出したら豆苗を全体に広げてのせ、再び電子レンジの中へ。40秒ほど熱を加えたら取り出して器に盛りましょう。
その後フライパンで熱したごま油と、豆板醤や酢、しょうゆを混ぜ合わせた“たれ”をかけたら出来上がり。たっぷりの量の豆苗は電子レンジでしんなりさせると食べやすくなります。
朝食にもおススメな「もやしのチャウダー」
お次は“もやし”で作る「もやしのチャウダー」。小鍋に油とベーコンを入れて炒め、脂が出てきたらもやしを加えてさっと火を通します。
全体に油がまわったら小麦粉をふり入れてさらに加熱。粉っぽくなくなったら弱火にし、牛乳を少しずつ入れながら混ぜ、顆粒スープの素も加えましょう。
塩で味を調え、器に盛った後に粗びき黒こしょうをふったら完成です。
ちなみに農林水産省の見通しでは、2月以降徐々に値下がりしていく野菜もあるとのこと。どうやらもう少しの辛抱のようなので、“豆苗”と“もやし”で乗り切ってみてはいかが?