火星に向けた「Falcon Heavy」、打ち上げは成功

» 2018年02月07日 07時21分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米SpaceXは2月6日(現地時間)、予告通り大型ロケット「Falcon Heavy」をフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から火星に向けて打ち上げた。

 発射から約10分後、3基のブースター中、2基が計画通り空軍基地の着陸地点に無事着陸し、本稿執筆現在は残る1基の海上ドローン「Of Courcse I Still Love You」への着陸を待っている状況だ。

 falcon 1 ほぼ同時に着陸する「Falcon Heavy」の2基のブースター

 米Teslaの電気自動車「Roadstar」を載せたペイロード部は、イーロン・マスクCEOのツイートによると、発射から約8時間後にヴァン・アレン帯に到達し、火星に向けて噴射する見込みという。

 falcon 2 打ち上げ概要図

 Falcon Heavyは、同社が既に実用化しているロケット「Falcon 9」の2倍以上のペイロードを運べる大型ロケット。今回のテストフライトでは宇宙服を着た“スターマン”人形が乗ったRoadstarしか積載していないが、64トン積載できる。

 falcon 3 打ち上げの瞬間

 本稿執筆現在、スターマンが乗ったRoadstarからのライブストリームを視聴できる。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

Special

- PR -

婚姻組数が減る一方、「将来結婚したい」ニーズが急増。そんな中、注目を集めている「お見せ合い婚」とは?

「2020年までにクラウドでナンバーワンになる」は本当ですか? Oracle Cloudの「強み」「違い」をユーザー視点で聞いてみた。【Shift, Cloud】

ビッグデータやAIを活用して1人1人の借入条件を算出する新しい金融サービスが誕生。今までと何が違うのか、20代の若手ビジネスパーソン・宮坂さんが試してみた。

複数のSaaSを利用している企業は要注意。もはやゲートウェイだけでは情報漏えいを防ぎきれない理由と、セキュリティ対策の「新しい定石」とは?

「AIは万能だ」──間違った知識を身に付けていませんか? AIの現状をいち早く知ることで、他社に差を付けるチャンスを掴めるかも。ビジネス活用の今がここに