常磐線車内で出産助けた女性表彰

先月、JR常磐線の車内で女性が赤ちゃんを出産した際、隣の席に乗りあわせていてお産を手助けした茨城県取手市の女性が、6日市から表彰を受けました。

表彰されたのは、取手市に住むパート従業員、最上都寿美さん(40歳)です。
はじめに取手市の藤井信吾市長が「想定外の環境で的確に状況を判断し、勇気ある行動をとったことはたたえられるべきで、市民の模範として表彰したい」と述べ、表彰状を手渡しました。
最上さんは先月19日、千葉県内を走っていたJR常磐線の車内で20代の女性が女の赤ちゃんを出産した際に偶然女性の隣に座っていて、周囲の乗客と一緒に駅員に電車を止めるよう伝えたり、生まれてきた赤ちゃんを取りあげたりしてお産を手助けしたということです。
最上さんは「その場に居あわせたら誰もが同じように行動すると思うので、反響の大きさに戸惑っています。赤ちゃんもお母さんも無事で本当に良かった。赤ちゃんにはたくましく育ってほしいし、お母さんも今は大変な時期だと思いますが乗り越えてがんばってほしい」と話していました。