そんな言葉は全然ウソです。



日本にはそんな伝統はごく一部にしか存在してませんでした。

日本の明治以前は90%以上が農民でしたが

男も女も普通に田畑に出て普通に働いてました。

女は出産したあとでも赤ん坊を背負いながら田畑で働いてました。



まあ武士階級に関しては確かに「男は外に働きに行く、女は家を守る」でしたが

そんなのはごく一部の業種の話しです。

職人や漁師は男女の役割分担こそありましたが女性もしっかり働いてましたし、

商業の一部に至っては「男が作り、女性が外に売る」という傾向すらありました。

先にあげた武士ですら、実際は女性にもたくさんの仕事がありました。



明治大正以降、一時的に農民が減った分だけ

「男は外に働きに行く、女は家を守る」の傾向が出ましたが、

そんなの日本の歴史から見ればわずかの期間です

明治大正以降に工業化とサラリーマンの発生により、

「男は仕事、女は家庭」という性別役割分担が生まれ、

都市化の進んだ第二次世界大戦後は国民の多くに性別役割分担が受け入れられていくに至ったわけです。

全然、新しい風潮であって「日本の伝統」でもなんでもないです。

それどころか「専業主婦」という言葉こそ近代の発明品にすぎません。



しかし「共働きの増加で少年犯罪が増える」だの「女性の社会進出のため少子化が進む」だの

少々、首をかしげたくなるような論調が増えてますね。



少子化が進んでいるのは女性にフルタイムで働かせておいて」家事は女の役割だから全部女がしろ」

というような中途半端な組み合わせによる風潮から女性がバカバカしくなって結婚しなくなるのが原因だと思います。