抗生物質「風邪なら投与」はダメ 医療界や厚労省

社会
2018/2/6 2:00
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日本経済新聞 電子版
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 風邪の患者に必ず抗生物質(抗菌薬)を処方するといった不適切な医療をなくそうと、医療界や厚生労働省が対策に動き出した。副作用のリスクがあり、抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」を生み出す原因にもなるためだ。医師を対象とするセミナーが始まったほか、厚労省は2018年度から患者への適切な説明を診療報酬を加算する際の要件にする。

 抗生物質は細菌の増殖などを抑える薬。風邪の大半はウイルスが原因で抗生物質は効か…

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