宇野さんの『母性のディストピア』を読み進めているのだが、僕は一気に読み切る集中力のない人間なので、ちょいちょい浮気してしまう。
やっぱり『新・堕落論』をチラ見してしまう。

それと先日、最後の「西部邁ゼミナール」を観た。
なんともうここで彼は「自決」宣言をしていたのだ。ショッキングなシーンだった。

この三者には論旨に奇妙というか、絶妙な共通点があった。
「アメリカ」である。

三人とも「対アメリカ」を意識して、未来を語ろうとしている。
そりゃちょっと考えれば当然なのだが、しかし今ますます政治の場で蓋をすべき「臭い物」になりつつある議論だ。

僕は日本人なんてもうとっくの昔に骨抜きになって、歴史的・民族的に見ても復活できる可能性はないのだから、西部氏の言う通り「プエルトリコのようなアメリカの属国」になっちまえばいいじゃん!もう無理だよ!と思っている。
でないとするならば、天皇陛下にもうひと頑張りしていただくしかないのだが、ちょうどいいタイミングで退位される。

もう無理なのだ。


アメリカ、アメリカ、アメリカ。何を読んでもアメリカ。
厄介だねぇ。