「那覇軍港 議論公開を」提案

アメリカ軍那覇軍港の移設計画をめぐって、浦添市が周辺開発を進めやすくするため、移設する位置を変更するよう求めていることについて、浦添市の松本市長は「議論を前に進めるためオープンにしたい」と提案したのに対して、翁長知事と那覇市長は検討するために提案を持ち帰ることになりました。

アメリカ軍那覇軍港は、日米両政府の合意に基づき、浦添市の西海岸の沖合を埋め立てて移設される予定ですが3年前、浦添市が周辺開発を進めやすくするため、移設する位置を変更するよう求めたことから計画が進んでいません。
翁長知事と、那覇市の城間市長、浦添市の松本市長は5日、3回目の会談を非公開で開きました。
会談あと松本市長は「浦添市の案と那覇市の案でどちらに妥当性があるのか、議論を前に進めるため、今後、議論をオープンにしていきたい」と述べ、議論を公開するよう提案したことを明らかにしました。
これに対し、翁長知事と城間市長は、オープンにすることが、問題の早期解決につながるか検討するために提案を持ち帰ることを明らかにしました。
松本市長は「どのような話し合いをしているのかをクローズでやる時代ではない」と話していました。