今回は、LOUDNESSのRISE TO GLORY -8118-の感想を記載します。
LOUDNESS(ラウドネス)は、元レイジーの高崎晃と樋口宗孝が中心になって結成された日本のヘヴィメタルバンド。
1981年、LOUDNESS結成。
同年11月において1作目のスタジオアルバム『THE BIRTHDAY EVE 〜誕生前夜〜』にてデビュー。
1985年、5作目のスタジオアルバム『THUNDER IN THE EAST』がリリースされアメリカのビルボード総合チャートで最高74位を記録、24週に渡って200位圏内にランクインされた。
同年8月〜9月にかけてモトリー・クルーのサポートとして全米ツアーに参加、アジア人アーティストとして初めてマディソン・スクエア・ガーデンのステージに立った。
現在(2018年)のバンドメンバー
第6期(2009年~)
ヴォーカル:二井原実
ギター:高崎晃
ベース:山下昌
ドラムス:鈴木政
RISE TO GLORY -8118-は2018年1月26日にリリースされたLOUDNESSの27枚目のスタジオアルバム。
【収録メンバー】
ヴォーカル:二井原実
ギター:高崎晃
ベース:山下昌
ドラムス:鈴木政
曲順
1. 8118
2. Soul on Fire
3. I'm Still Alive
4. Go for Broke
5. Until I See the Light
6. The Voice
7. Massive Tornado
8. Kama Sutra -Instrumental-
9. Rise to Glory
10. Why and for Whom
11. No Limits
12. Rain
13. Bad Loser(初回盤/500セット通販限定先行予約セットのみ収録)
13. Let's All Rock(EU盤に収録)
作品について
今のラウドネスの『音』と『魅力』が随所にちりばめられている。
ラウドネスの音楽的特徴は、その時のメンバー構成や時期などによって様々ではありますが、共通しているのは王道的なハードロック/ヘヴィメタルを基調にインパクトのあるギターのリフを前面的に展開させます。
当作品の音楽的特徴は、エモーショナル(感情的・情緒的)なメロディ要素が強いハードロック/ヘヴィメタルを展開させます。
80年代にリリースされた『DISILLUSION 〜撃剣霊化〜 』、『THUNDER IN THE EAST』、『HURRICANE EYES』とは違ったベテランならではのパワーとスピードが当作品にはあります。
そして、ヘヴィメタルに対する追及意欲と挑戦し続ける姿勢、あの頃のラウドネスには無かった『音』と『魅力』を充分に楽しむ事が出来ました。
1. 8118
緊張感と不気味で怪しい雰囲気が満載のインストナンバー。
物静かで控えめな音の数々にゾクゾクします。
まるで嵐の前の静けさ。
期待が高まり、ニュー・アルバム『RISE TO GLORY -8118-』を迎え撃つ準備が整いました。
4. Go for Broke
LAメタル風の楽曲。
イントロからリフを効かせたバリバリのロックギターを炸裂させる。
懐かしいサウンド。
派手さや攻撃性はあまり無いが、味わい深くて渋い感じです。
5. Until I See the Light
曲の冒頭はゆったりとした美しいアコースティックギターが展開される。
非常に心地いい雰囲気に包まれます。
そして、ヘヴィなギターを炸裂させたスローテンポなヘヴィメタルへと切り替わる。
哀愁感のあるギターソロも展開される。
一言で渋い!!!
じっくり聴く事の出来る渋いヘヴィメタルです。
6. The Voice
繊細で透明感のあるギターバッキングに合わせてバラード調の優しいヴォーカルラインが展開される。
それらが印象的でとても新鮮な気持ちになりました。
ズッシリとしたヘヴィなギターも聴かせてくれる。
『静』と『動』がバランス良く成り立っているような感じです。
色々な要素が詰め込まれた聴き応えのある楽曲です。
7. Massive Tornado
暴れまくるワイルドなヘヴィメタルナンバー。
暴れっぷりが気持ちいいです。
全パートがブチ切れています。
ギターソロもブチ切れており、速すぎ激しすぎ!!!もはや野獣。
過激なヘヴィネスです!!!
8. Kama Sutra -Instrumental-
インストナンバー。
前半はサイケデリック音楽のような心地いい揺らめきと幻覚を想起させるサウンドが主体。
中盤以降、ブルージーでヘヴィなリフを主体とさせたヘヴィメタルへと切り替わる。
このブルージーでヘヴィなリフが素晴らしく、レッドツェッペリンなど60年代~70年代のハードロックを彷彿させます。
10. Why and for Whom
メロディックなヘヴィメタルナンバー。
バリバリのヘヴィメタルではあるが、キャッチーなメロディを展開させるため聴きやすく馴染みやすいです。
途中から更に重たいヘヴィなサウンドに切り替わり重低音に包まれます。
ギターソロも荒々しく激しい。
内容が豊富で聴き応えがあり、お腹いっぱいになりました♪
11. No Limits
LAメタル風の楽曲。
ザクザクと刻まれるギターバッキングがカッコイイ。
ヴォーカルのサビメロディが素晴らしく、非常に切ない。
やはり今回の作品はメロディ要素が強い作品だと改めて思わせてくれました。
12. Rain
バラード調のスローテンポなヘヴィメタルナンバー。
ダークな重い雰囲気に包まれます。
ヴォーカルもギターも何かに向かって叫んでいるような印象を受けました。
まだまだやり足りないのか?まだまだ挑戦したいのか?
何かメッセージのような余韻を残し当作品の幕を閉じます。
おんすきの選曲
・Soul on Fire
・I'm Still Alive
・Rise to Glory
選曲の感想
・Soul on Fire
疾走感が清々しいスピーディーでメロディアスなヘヴィメタルナンバー。
ラウドネス特有のギターのリフも炸裂!!!
この『音』は紛れもなくラウドネス。
カッコイイという感動と同時になんだか嬉しい気持ちになりました。
そして、何度も聴いているうちに涙腺が刺激されていきました。
LOUDNESS "Soul on Fire" Official Music Video - New Album "Rise To Glory" OUT NOW
・I'm Still Alive
パワフルでエネルギッシュなヘヴィメタルナンバー。
ヘヴィなギターのリフからブラストビートドラムへと展開していく構成が素晴らしい。
非常に荒々しいサウンドでカッコイイです!!!
それでいて聴きやすいメロディアスなヴォーカルライン。
全体的にシンプルな曲構成になっているため何度も聴いてしまいました。
Loudness "I'm Still Alive" Official Song Stream - "Rise To Glory" out January 26th
・Rise to Glory
曲の冒頭はギターソロを中心とさせた『ため』が展開される。
『ため』が解放されると全パートが一気に爆発、疾走感溢れるヘヴィメタルが豪快に炸裂する。
加速するグルーヴが素晴らしく、テンションが上がり体も心もヒートアップ!!!
これは暴れられます!!!!!
ヘヴィでありメロディアス、ラウドネスの魅力が良い感じに放出されています。
LOUDNESS『RISE TO GLORY -8118-』【初回限定盤CD+ボーナスライヴDVD(伊藤政則氏による日本語解説書封入/歌詞対訳付)】
- アーティスト: LOUDNESS,高崎晃,二井原実,山下昌良,鈴木政行
- 出版社/メーカー: ワードレコーズ
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: CD
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以上、LOUDNESSのRISE TO GLORY -8118-の感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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