米マイクロソフト、Surfaceシリーズの廉価モデルを追加。ただし日本での発売は未定
Surfaceシリーズの売上増を受けてのことで、あるいは日本でも…?
Surface LaptopはSurfaceシリーズ初のクラムシェル型製品で、従来型のようにタブレット型本体と着脱キーボードの2in1ではなく、いわる普通のノートPC。かたやSurface Book 2は、本体をキーボードベースと合体したときは高パフォーマンスを発揮できるハイエンドモデルです。
前者は現行のエントリーモデルより200ドル、後者は300ドルも安価ですが、スペック面での妥協もそれなりにあります。なお、現時点ではアメリカのみで、日本での販売は今のところ発表されていません。
Surface Laptopの新エントリーモデルは、ディスプレイは13.5インチ2256×1504ピクセルでアスペクト比は3:2、CPUはCore m3、ストレージは128GBでメモリは4GB、OSはWindows 10 S......ということで、これまでの最安値モデルのCore i5をCore m3に置き換えたもの。
Surface Laptopは元々「もっともバランスが取れたノートPC」として価格とスペックの釣り合いを重視したラインナップ。さらにWindows 10 Sもインストール可能なアプリをWindowsストア経由に限定したことで動作の軽量化を図っているOSです。入力デバイスはキーボードやトラックパッドが標準装備されており、「とにかく安いノートPC」を求める人にはいい選択肢かもしれません。
一方、Surface Book 2の新エントリーモデルは、常用するアプリを厳選しつつ「自宅ないし職場とは別に、出先で使うタブレット兼ノートPC」と割り切ればコストパフォーマンスは高いはず。
いずれも日本での発売予定は発表されておらず(米Microsoftストアでの発売も事前予告なし)Surface Laptopは13万6944円〜、Surface Book 2は20万664円〜(どちらも税込)のまま。
とはいえ、今回の廉価モデル発売は2018年末のホリデーシーズン(商戦期)にSurfaceシリーズの収益が1%増加したことが発表されてから2日後のできごと。マイクロソフトがSurface普及の加速を意図しているのであれば、もしかしたら日本でも廉価版の発売が期待できるかもしれません。