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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1633/1633

1633話

 アースラのすぐ横にいきなり現れた巨大な船。
 砂上船というマジックアイテムを知らない者や、レイ達の存在について詳しくない者達は、当然のようにそんな砂上船の姿を見て驚き、中には腰を抜かすどころか気絶した者すら出てしまうことになる。
 だが、警備兵達からすぐに説明がされ、殆どの者が我を取り戻す。
 そうして皆が落ち着けば、当然のように砂上船という存在に強い興味を示す者も現れる。
 このアースラは、レーブルリナ国の中では最もミレアーナ王国に近い位置にある街であり、それだけ豪商と呼ぶべき者のも多い。
 そのような者達は、当然ながら自分達が持っていないマジックアイテムについての情報を集め、あわよくば買い取ろう……それこそ半ば脅してでもと思っていた者もいたのだが、あの砂上船がゾルゲー商会と関係していると知れば、迂闊に手が出せなくなる。
 ……もっとも、以前レイにちょっかいを出してきたアゾット商会が辿った運命を考えれば、そこで手を引いたことは幸運だったのだが。

「じゃあ、ロニタス。今日は世話になる」
「ああ、気にしないでゆっくりしてくれ。砂上船の方はこっちで人を出して守らせておくから」

 そう告げ、ロニタスはレイの部屋から出ていく。
 レイが現在いるのは、アースラの中でも高級宿として名高い大地の恵み亭の一室だ。
 ロニタスからの好意により、レイ達一行……紅蓮の翼、エレーナ、リュータス、ギメカラ、スーラといった者達は、大地の恵み亭に今夜泊まることになったのだ。
 レイの持つマジックテントは、その中に入ってしまえばこの大地の恵み亭と同じ……いや、より快適にすごすことが出来る。
 それでも、レイ達はロニタスからの厚意を受けることにした。
 ロニタスにとって、レイ達を自分達の宿に泊めるのは、何かあった時すぐに連絡出来る態勢を作っておくという必要もある。

「ダスカー様を交えて、色々と情報交換やら相談やらをする必要はあるんだろうけどな。取りあえず今はゆっくりさせて貰うとするか」

 呟き、ベッドで横になる。
 セトと遊びたいと思わないでもなかったが、レイがアースラに入る前に見た限りではセトはミレイヌと遊んでいたように思える。
 ここで下手にミレイヌの邪魔をした場合、最悪ロニタス達の護衛を外れて自分達についてくるのではないかという思いがあった。
 であれば、ここはセトとミレイヌを思う存分遊ばせておき、心残りがないままにしてもらった方がいいというのが、レイの考えだった。
 実際には、セトと遊んでいるのを嫉妬した女達と睨み合っているところで、スルニンに介入されて強引に連れ戻されたのだが。
 そのことを知らないレイは、今もミレイヌはセトと遊んでいると、そう思っていた。
 ソファに座りながら、窓の外を見る。
 空では月が煌々とした月光を地上に向けて降り注いでいた。
 雲一つ存在しない夜空は、明日も晴れを予感させる。
 まぁ、馬車で移動する以上、出来れば晴れて欲しいと思うのは当然だよな。
 呟きながら、久しぶりに……本当に久しぶりに、一人の時間を楽しむ。
 最近はエレーナ達と共にマジックテントの中で一晩をすごすことが多く、本当の意味で一人になれる時間というのは多くなかった。
 勿論エレーナ達と一緒にいて気が休まらないなどということはないのだが、それでもやはりたまにはこうやって自分一人になる時間があってもいいだろうと、そう思う。
 そのまま、特に何を考えるでもなく空に浮かぶ月を見ながら時間がすぎていく。
 聞こえてくるのは、宿の外で騒いでいる者や、一階にある食堂で宴会でもやっているのだろう笑い声といったもののみ。
 そうしてどのくらいの時間がすぎたのか……不意に部屋の扉がノックされる音が響き、レイは我に返る。

「失礼します、レイさん。少々よろしいでしょうか?」

 扉越しに聞こえてきた声は、聞き覚えのある声だった為か、レイは特に何を思うでもなく返事をする。

「ギメカラか? いいぞ、入ってくれ」

 レイの言葉と共に開かれた扉の向こうには、ギメカラの姿があった。

「お休みのところ、申し訳ありません。護衛の件でちょっとお話があったのですが……少しよろしいでしょうか?」
「ああ、構わない。特にこれといってやることもなかったしな」

 人はそれを休んでいると言うのだが、ギメカラはレイの言葉に特に何を言うでもなく、そのまま部屋に入ってソファに座る。

「護衛の件ですが、幸いアースラは大きい街ということもあって、ある程度の人数を揃えることが出来ました。……ただ、これまでと同様に腕はなく性格で選びましたが」

 問題ありませんよね? と視線で尋ねてくるギメカラに、レイは頷きを返す。
 人員のほぼ全てが女で構成されている一行である以上、そこに粗野な男を入れれば、間違いなく問題が起きてしまう。
 そうならない為には、当然のように腕よりも性格を重視するのは当然だった。

「それはそれでいい。……けど、腕が立って性格も良いって冒険者はいないのか? 今まではレーブルリナ国だったから問題はなかったが、ミレアーナ王国に入るとそうも言ってられなくなるぞ?」

 国境付近であればまだしも、このままミレアーナ王国に入ってしまえば、モンスターはともかく盗賊が襲ってくる可能性は高い。
 女が殆どのレイ達は、どこからどう見ても絶好の鴨でしかないのだから。
 当然のレイの言葉だったが、ギメカラは難しい表情を浮かべて首を横に振る。

「残念ですが、何事もそう簡単には……私も一応、その辺をしっかりと探してみてはいるのですが」
「難しい、か」
「はい。ただ……ギルムに近づけば当然腕の立つ冒険者も増えていくと思うので、その辺りに期待するしかないかと」
「だろうな。ただ、その場合の問題は、その冒険者がいる街や村まで辿り着けるかって話になるんだが」
「そうなります」

 しみじみとした様子で呟くギメカラに、やっぱりミレイヌ達にこっちに来て貰うように頼むべきか? とレイは考える。
 だが、すぐにその考えは首を振って否定した。
 出来れば来て欲しいのは間違いないのだが、灼熱の風の面々がロニタス達使節団と共にレーブルリナ国に向かうのは、示威的な意味も含まれている為だ。
 あの若さでランクCパーティだというのは、色々な意味で注目度が高い。
 ……もっとも、若さでとはいっても、スルニンのみはそれなりの年齢なのだが。

「分かった。そうなると、俺達が離れるまでに行われている戦闘訓練を、もう少し厳しくする必要があるか」

 他人に守って貰えないのであれば、自分達で自分達を守って貰う。
 そう暗に告げるレイの言葉に、ギメカラは複雑な表情を浮かべつつ、頷く。
 最近行われている戦闘訓練は、ギメカラの目から見てもそれなりに激しいものだ。
 移動中は全員馬車だからこそ、訓練を受けている者達もまだ何とかなっているが、もし以前のように歩いて移動しなければならないとすれば、恐らく多くの者達が既に脱落していてもおかしくはないだろう訓練。
 ……それでいながら、レイの中ではまだ軽い訓練という扱いなのだ。
 そんな訓練を見ているだけに、これ以上厳しくしても大丈夫なのか? という思いがギメカラの中にはある。
 同時に、異名持ちの高ランク冒険者が行う訓練というのは、それこそ戦いを生業としている者であれば、金を出してでも自分も体験したいと思う者は多いのだ。

(商才のある商人の商売方法を他の商人達に教えている……といったところでしょうか)

 レイを見ながらそんな風に考えるギメカラだったが、それは合っているようで微妙に違っている。
 ともあれ、何も知らない者にしてみれば、女達の立場は非常に羨ましいと思われるのは間違いない。

「ともあれ、まだ明日まで時間はありますので、もう少し頑張ってみます。それでも駄目なようであれば、ミレアーナ王国に入ってから色々と探すことになると思いますが……」

 構いませんか? と尋ねてくるギメカラに、レイは頷く。
 それしか手段がないのであれば、そうするいかないだろう。

「分かりました。……ああ、そうそう。それとそろそろダスカー様との話をするということでしたが、どうします?」
「どうしますって、俺がいかないって選択肢はないだろ」

 実際ダスカーとの情報収集や交渉をするのは、殆どマリーナに任せきりになっている。
 それでも紅蓮の翼を率いるパーティリーダーとして、その場にいないという無責任なことは出来ない。
 どうしても手が離せない程に忙しいのであれば話は別だが、今はこうしてゆっくりと休憩していたのだから、到底忙しいとは言えなかった。

(いや、休憩するのに忙しいってのは、あるか?)

 そんな風に思うも、そんな理屈が通用しないのだろうというのは、レイにも理解出来る。

「では、行きますか」

 ギメカラの言葉に頷き、レイは部屋を出るのだった。





「あら、もう少しゆっくりしていてもよかったのに」

 昼に使った談話室に入ってきたレイを見て、マリーナが笑みを浮かべつつそう声を掛けてくる。
 マリーナも、常に自分達と一緒にいるレイを一人でゆっくりと休ませる必要があると考えていたのだろう。
 レイが自分達と一緒にいることを辛いとは思っていないが、それでもやはり女の中に男一人だけというのは、精神的に色々と問題があるだろうと判断したのだ。

(自分で言うのもなんだけど、私達のパーティにはエレーナを含めて美人ばかりが揃ってるものね)

 マリーナは談話室に用意されていたお湯を使って紅茶を淹れ、それをレイとギメカラの前に置く。

「おお、マリーナさんがわざわざお茶を淹れて下さるとは。もし他の人に知られたら、思い切り妬まれそうですな」

 冗談っぽく告げるギメカラだったが、それは決して大袈裟なことではない。
 マリーナ、エレーナ、ヴィヘラ……この三人は、絶世の美女と呼ぶに相応しいだけの美貌を持ち、その中でもマリーナは女の艶という点では他の二人よりも明らかに勝っている。
 それだけに、もしマリーナからお茶を淹れて貰ったという話が広まれば、それは間違いなく嫉まれてもおかしくはない。

「ふふっ、ありがとう。……さて、後はリュータスとロニタスが来れば全員揃うんだけど……」

 マリーナがそう言った瞬間、まるでタイミングを計っていたかのように扉が開く。

「うん? もう全員揃ってるのか。ちょっと遅かったな」

 ロニタスがそう言い、リュータスと共に談話室の中に入ってくる。
 どうやらここに来る前にも色々とお互いに情報交換をしていたのだろう。お互いの態度は最初に会った時に比べると随分と打ち解けてきていた。
 リュータスを一緒に連れてきたレイにとっては、良好な関係を築いているようで何よりという思いがある。

「さて、じゃあ全員揃ったことだし……エレーナ、お願い」
「うむ」

 マリーナの言葉に頷き、エレーナが対のオーブを取り出す。
 この場にいる者で対のオーブを初めて見るという者はいないので、対のオーブの向こう側にアーラの姿が映し出されても特に驚く者はいない。

『エレーナ様、お待ちしていました。……ダスカー様を』

 アーラが近くにいた者に命じてダスカーを呼びに行かせている間、エレーナとアーラの間で色々な話が交わされる。
 ダスカーがやってくるまでの間は、周囲にいる者達も特にそんな二人の会話に割って入るようなことはない。

『それで、今日はエレーナ様はどこに泊まっているんですか?』
「アースラという街だ、ミレアーナ王国とレーブルリナ国の国境近くにある」
『ああ、その街は知っています。何年か前に、ゴブリンの集団に襲われたとか』
「ほう」

 アーラの口から出た情報に、エレーナは少しだけ感心したように呟く。
 ゴブリンというのは、それこそモンスターの中でも最弱に近い存在だ。
 だが、それでも数というのは力であり、ゴブリンは数を増やすという点においてはかなりのものを持つ。
 ましてや、ここは辺境という訳でもなく、田舎と呼ぶのが相応しい場所だ。
 そのような場所にある街がゴブリンの集団に襲われ、防いだのだからエレーナが意外に思うのは当然だろう。

(もっとも、このような場所に現れるゴブリンだとすれば、集団ではあってもそこまで数が多くなかった可能性はあるが)

 そう思いつつ、アーラとの会話を楽しんでいると……

『エレーナ殿から連絡が来たと聞いたが?』

 対のオーブの向こう側で、そんな声が響く。
 そうして姿を現したのは、レイ達が待っていた相手だった。
 ギルムの領主、ダスカー。

「ダスカー殿、手間を取らせる」
『構わんよ。それより……ふむ、どうやら全員揃っているようだな。では、早速情報交換や打ち合わせを始めるとしよう』

 そう告げ……レイ一行、使節団、ダスカーによる話し合いが始まるのだった。

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