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「オープンソース(ソフトウェア)」という言葉が発明されて20年になるとのことで、Open Source Initiative はサイト上でそのお祝いをしている。
「オープンソースソフトウェア」は、「フリーソフトウェア」を企業経営者などのビジネス人種に受け入れてもらうためのプロモーション、マーケティング用語として作り出されたものだが、実際にそれを提案した Christine Peterson が、その当時を回想する文章を書いている。
この言葉が、当時「伽藍とバザール」により一躍時の人だったエリック・S・レイモンドなどキーマンが出席した会議で認められたことで一挙に拡散されるわけだが、その界隈で無名に近かった Christine Peterson の提案が受け入れられる過程について書いている。やはり、後に Open Source Initiative を立ち上げることになるエリック・レイモンド、そしてティム・オライリーの推薦は大きかったのだね。
それが20年前、つまりは1998年2月初旬に起こったことなのだが、「オープンソース」という言葉とともに、当時のドットコムバブルにあわせて Linux 界隈もバブル化し、それがドットコムバブルの崩壊とともに苦境に陥る2000年あたりまでの狂騒は、昨年佐渡秀治さんが書いているので、未読の方にはぜひご一読をお勧めする。
Christine Peterson の文章は、佐渡秀治さんの文章では「オープンソースの誕生」が対応しているが、日記で書かれた文章をまとめて書籍化してくれないかと思う。同じように思った編集者はいないのかしら。
オープンソースソフトウェア―彼らはいかにしてビジネススタンダードになったのか
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