ざっくり言うと
- 沖縄県名護市長選挙は、新人の渡具知武豊氏が初当選を飾った
- 米軍普天間基地の移設容認派で、政府は引き続き工事を進めていくとみられる
- 基地の移設に反対する勢力は、態勢の立て直しを迫られることになる
新人の渡具知武豊氏が初当選 沖縄・名護市長選挙
名護 新人の渡具知氏が初当選
アメリカ軍普天間基地の移設問題を争点とした沖縄県名護市長選挙は自民、公明、維新の推す新人の渡具知武豊氏が初当選を飾りました。現職の稲嶺進氏は及びませんでした。
今回の選挙結果は、普天間基地の辺野古への移設を巡って去年4月に護岸工事が開始されてから初めて移設に対する市民の判断となります。移設容認派の渡具知氏が当選したことで、政府は引き続き工事を進めていくとみられます。一方、社民、共産、民進、自由、立憲民主などが推し、移設反対を掲げて戦った現職の稲嶺氏が敗れたことで、基地の移設に反対する勢力は今年11月に予定される沖縄県知事選挙に向けて、態勢の立て直しを迫られることになります。