藤井:名古屋まで、校舎の代表で特訓会に参加しに行った時の事だね。その時に使ったハチマキも、ずっと大切にしていたんだよね。
結菜さん:家で勉強する時は必ずつけていました。つけると、「よし!やるぞ」と気合が入りました。「正月特訓」の後は、家での勉強も「正月特訓」と同じ1コマ75分×4セット+間に休憩10分とかで計画を立てていました。
お母さん:もともと、親から見ても集中力がある子だったので、妹や弟が遊んでいる声が聞こえる勉強部屋でも気にせず勉強していたのは頼もしかったですね。
南山中学校女子部
合格
山下 結菜
さん (元城小学校出身)
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(さなる個別教師)
藤井:念願の南山中学女子部合格、本当におめでとう!
結菜さん:ありがとうございます。
藤井:お母様も、様々な面でご本人を支えて頂き本当にありがとうございました。改めましておめでとうございます。もともとはさなるの平日本科コースに通っていましたが、中学受験を決意されたきっかけは?
お母さん:小5の夏に、もし受験するならこのタイミングが最後かな、と思って私から勧めました。小学校は1学年1クラスしかない小さな学校で、とても手厚く丁寧に見て下さるのがありがたかったのですが、親としてもっと広い世界を見せてあげたいと思ったので。ただ、その後実際に受験校を決める時は本人に任せました。やはり本人の意思がとても大切だと思いますので。
藤井:仰る通りですね。では結菜さん、実際にやってみて、どう?視野は広がった?
結菜さん:勉強は大変だったけど、自分一人じゃないんだなと思うと頑張れました。特にさなるの「年末特訓」で出会った子が本当に凄くて。こんなに凄い子が同じ学年でいるんだなぁと思ったのは印象的でした。
藤井:流石ですね。小さい頃から今のしっかり者の結菜さんにつながる習い事とかはされていたのですか?
お母さん:子ども向けの通信教育は就学前からずっとやっていました。あとは水泳・習字・合気道・バレエ・体操…本人に何が向いているのか私もわからないので、手探りで興味を持ちそうなものを勧めてきましたが、どれも楽しかったようで、受験一本に絞るまでにずいぶん増えてしまいました。
藤井:国語力が高いお子さんだな、と感じましたが、本はよく読む?
結菜さん:小4の時に凄く面白い本に出会って、本の面白さに目覚めました。今回小学校卒業時に「学校の図書館で借りた本」の総数を教えて頂いたのですが、クラス1位でした。嬉しかったです。市立図書館も良く行きます。
お母さん:受験勉強を始めてからは、「この期間だけはしばらく我慢しようね」とこちらが声をかける程、かなりの量読みます。クリスマスも、誕生日も「図書カード」がプレゼントです。先ほど休憩時間の話が出ましたが、勉強の合間に息抜きで本を読んでいましたね。
藤井:凄いなぁ。それが国語の土台になっていたのですね。算数も「閃きの力」を併用して一年間しっかり鍛えましたしね。
結菜さん:「閃きの力」はスタート当初は周りについていけるか心配だったけど、楽しかったです。社会は結構苦手だったので、ゴロ合わせのCDをお母さんに買ってもらったり、模試の復習をしっかりやっていました。
藤井:最後に、後輩たちに一言いいかな?
結菜さん:言葉は、口に出すと「言霊」になって、本当になります。だから常に前向きに!プラス思考の言葉で頑張って下さい!
藤井:ありがとう!結菜さん、これからも一緒に頑張ろうね!
■将来の夢・目標を持つ
夢は「薬剤師」と聞いています。そのために、中学の受験が終わったばかりなのに、もう次の目標を見据えて頑張ろう!と燃えています。行きたい大学についても調べています。この先、夢が変わる瞬間は来るかもしれませんが、早いうちから夢・目標を持ち、それを達成するための情報を集め、準備する「逆算の力」は、結菜さんの強力な武器ですね。
■親子で即相談・共有する
いつも結菜さんを支えて下さったお父様・お母様のお力なしでは、やはり合格は勝ち取れなかったと思います。山下家は、私から見ていても本当に仲が良いですね。「薬剤師」という夢も、元はお母様の夢だったとのこと。自分の夢や目標を語り合える親子関係は素敵ですし、長丁場になる中学受験において、周囲に即相談・共有できる相手がいることはお子さんにとってとても大きいです。ご家族みんなで勝ち取った合格ですね。
■「どうしてもここに行きたい」というモチベーションを持つ
もともと中学受験を始めた頃、実は結菜さんの志望校は別の学校でした。それがある時、「どうしても南山女子に行きたい」と。文化祭で化学部の体験をして、「こんな面白いことを自分もやってみたい」と思ったそうなんですね。中学受験はご両親の勧めで始められるお子さんも多いのですが、やはり自分が実体験を元に「どうしても行きたい!」というモチベーションを持っているお子さんは強いです。どのお子さんも、できるだけ実際に学校に足を運んで、是非自分だけの“ナンバーワン校”を見つけて欲しいですね。