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ライブダンジョン! 作者:dy冷凍

第六章

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 努のちょっとした記事が上がってから二週間と少しが経過した。ダリルとの約束は店が予約出来なかったことで少し延長になっていたが、努とガルムの気まずい関係はあの日を境に少しずつなくなってきていた。ダリルもそのことに気付いているようで、より約束の日に向けて気合を入れているようである。

 その間無限の輪とシルバービーストは相変わらず地味な宝箱探しに励んでいたが、それでもエイミーとゼノの観衆を意識した立ち回りによって評判は割と良かった。


「エイミーじゃんけん、いっくよー!」
「わーい!」


 元々シルバービーストが緩いPTだということもあり、ゼノおにいさんやエイミーおねえさんとは相性が良い。それに努の真面目なモンスター解説に、ロレーナやダリルの人気も合わさって迷宮マニアから個人のファンまで見られる雑魚狩り風景になっていた。

 それと冒険者のミシルが使えるスキルであるささやかな幸運によって、外れである金貨やマジックバッグが出る確率も減っているので順調に装備が集まってきている。それに宝箱はモンスターからのドロップ以外でもランダムな場所に出現するが、その周辺地形は類似しやすい。なのでそれを覚えてきたミシルによって更に発見率は上がっていた。


「あれ避けれないっすね」
「多分マウントゴーレムの時みたいに、対策装備が必要だね……。一旦八十五階層は後回しにしようか」


 対するアルドレットクロウは一軍が八十六階層に続く黒門前にいるファレンリッチを突破しようと奮起していたが、終盤に放ってくる闇の全域攻撃で壊滅を二度経験した後は宝箱探しに切り替えたようだった。

 ただアルドレットクロウは既に六軍まで八十階層突破を果たしていて、宝箱の中身も一軍に集中させることが出来る。そのため無限の輪やシルバービーストよりも効率的に装備を集められるのは間違いない。

 しかしその一軍特化の方針はそれ以外の者たちの不満を溜め、更にミナのことで意見が分かれていることもあってクラン内の情勢は大分混沌としていた。クラン在籍人数が多いので収拾もつけることは難しく、一度対立構造が成立しまった現状を正すのは至難の業だろう。


「金魔の調べとかどう?」
「……一時同盟を結ぶだけだ」


 三つのクランに出遅れていた紅魔団と金色の調べは、何と一時同盟関係を結んで混合PTで神のダンジョンを攻略することになっていた。ユニークスキル持ちであるヴァイスとレオンが一緒のPTになるということで、迷宮マニアたちの話題は持ち切りだった。

 そして紅魔団と金色の調べ混合PTの一軍ヒーラーには、ユニスが選ばれていた。努としては紅魔団の一軍ヒーラーであるセシリアだと思っていただけに、かなり意外な選択だった。紅魔団との混合ということでコネも考えられにくいので不思議だったが、その理由は神台を見ることでハッキリとした。


「……リレイズみたいなものか」


 ユニスはバリアでスキルを閉じ込めるお団子という技術開発でそこそこ名を上げていたが、今度はレイズを閉じ込めて使用していた。その使い方は努がよく知っているスキルであるリレイズと似ていた。

 リレイズとは事前にPTメンバーへそのスキルをかけると、死んだ際に自動で蘇生してくれる便利なスキルである。とはいえリレイズは白魔導士レベル100以降で覚えるスキルであり、裏ダンジョンにいかなければ習得できない。

 しかし空に打ち上がるレイズをバリアで囲うことによって貯めることが出来るので、実質リレイズのようなものだ。その発想は元々リレイズがあるという固定概念のある努では、中々浮かばないものだった。

 お団子レイズを貯める利点としては、それをヒーラー自身が持っておくことでもし死んだ時も自動で蘇生出来るというのが一番大きいだろう。今まではヒーラーが死んだ場合他のヒーラーがいないと蘇生出来なかったが、お団子レイズを貯めておけば一人での立て直しが容易だ。これは基本ヒーラーが一人という現環境において絶大な利点と言える。

 欠点はそもそもレイズというスキルがPTメンバーの誰かが死んでいないと発動出来ないことと、バリアで囲う技術的な難しさがある。レイズは使用すると打ち上げ花火のように瞬時に上へと打ち上がるため、それをバリアで囲うには大分練習が必要になるだろう。それに時間経過によって蘇生の力も弱まるのか、かなりダメージを負った状態で蘇生されることもある。

 しかしその欠点を加味しても、お団子レイズはヒーラーにとって画期的なものだった。誰かが死んだ場合に一つ作っておくだけで自分が死んでも大丈夫だという保険が作れ、更にその時はレイズが発動していない状態なのでヘイトも買わない。もし自然消滅してしまっても減るのは精神力だけだ。ヒーラーが死んだ場合はバリアが割れて自身が蘇生されることで大きなヘイトは買ってしまうが、タンクが負担出来る範囲内である。


(でもレイズはPTメンバーの誰かが死んでなければそもそも使用出来ないし……事前に情報が洩れてもなかった。つまり技術的なことは神のダンジョンに潜らず自力で練習して、ぶっつけ本番で試したわけか。その時はそもそもお団子レイズが実際に出来ることすらわかっていなかっただろうに、よくあんな練習する気になったな)


 お団子レイズを発案したであろうユニスは、元々自己犠牲ヒーラーをしていた経験もありレイズというスキルは使い慣れていたのだろう。ただそれを加味しても空に打ち上がるレイズをバリアで囲うことは難しい。そもそもバリアを丸い形状に変えるだけでも、本来なら大分気を遣う作業だ。それを上空の一点で作り上げるとなると、恐らく今現在スキル操作が一番上手いステファニーでも難しい技術だろう。

 そういえば最近神台でユニスを見なくなっていたなと今更ながら思ったが、どうやら彼女はこのお団子レイズを完成させるために籠って練習していたようだ。『ライブダンジョン!』でもそういった最前線の攻略を開発してある程度秘蔵しておく人種はいたが、ユニスはその中でも生粋の開発屋のようである。


(発想がなかったわけじゃないけど、よく長い時間かけて一人で開発したな。僕は開発出来るタイプじゃないし、助かるわ)


 努は既存の技術を更に磨き上げることは得意だが、一から何かを開発したことはほとんどない。なのでユニスのお団子スキルも評価はしていたし、お団子レイズに関してはヒーラーの立ち回りを変える大きな技術だ。なのでユニスが取り上げられている新聞記事を見て自然と笑みを浮かべていた。


「ツトムさんのお弟子さん、凄いですね。どの新聞でも一面に出てますよ」


 のんびりとした休日の朝食中にそんな努が目に入ったコリナは、ハムをはむはむと食べながらソリット社以外の新聞を手に取る。ほとんどの迷宮マニアがユニスのお団子レイズ運用を見て革命的だと記事を書いているので、今頃彼女は高笑いでもしているだろう。そんなユニスを想像した努は露骨に嫌そうな顔をした。


「確かにお団子レイズは凄い技術ではあります。それを一人で開発したユニスも評価されなければおかしいですから、この持ち上げる記事も別にいい。でも白魔導士として見ればユニス自身の実力は大したことないので、すぐに化けの皮が剥げますよ。特にステファニー辺りがお団子レイズを取り入れた時が、あれの最期です」


 お団子レイズを自分が実用出来るまで温存していたことは評価に値するが、神台で公開されてしまえばいつかはその特権を失う日が来る。そうなればユニスは以前と同じく三大ヒーラーに掠りもしない存在になるだろう。

 言葉をまくし立ててユニスを酷評している努を、しかしコリナは微笑ましそうな顔で見つめている。先ほど弟子の新聞記事を見てびっくりするほど純粋な笑顔を浮かべていた努が何を言っても、本音には全く聞こえなかった。

 だがこの記事を他人事のように褒めているだけのコリナに、努は少し責めるような視線を返した。


「というか、コリナもくすぶってないで早くこんな記事が上げられるくらい爆発してほしいんですけど?」
「えぇ……?」


 何でそんな話になるのか理解出来ないといった顔をしているコリナに、努は額の横を指先で叩きながらため息をつく。


「野良PTを組んでいた以前と違って、今のPTメンバーは全員優秀ですよね?」
「そ、それは勿論です! 皆さんとても凄いです!」
「コリナの技術やセンスも祈祷師の中では一、二に入ります。他人の死期が見える目も、ユニークスキルになってないのが不思議なくらいの異能。それにレベルだってもう最前線クラスには入ってます」
「そ、そうですか……」
「なのに何でここまで話題になってないんですか。祈祷師の話題ほとんどないですよ」
「…………」


 努からの褒め殺しにコリナは恐れ多いと言わんばかりにペコペコと頭を下げていたが、最後の言葉で身体を硬直させた。


「まぁ、僕が悪いところもあります。そもそも階層主に挑む際は僕が決めたPTで行きますから、どうしたって一軍と二軍みたいな扱いになります。なのでコリナが一軍の影に隠れる形になっているので、今まで話題に上がらなかったのはしょうがないと思います」
「いや、全然、ツトムさんのせいとかではないですよ」
「なるほど」


 必死に絞り出すような声を出すコリナに対して、少し考えるように顎へ手を当てる。そして彼女の目を真っ直ぐと見つめた。


「九十階層については、申し訳ないですけど引き続き僕が決めます。装備集めの時点である程度PT構想をしているので。ただ、百階層に挑むPTについてはコリナに決めてもらいます」
「えぇ!?」
「もう八十階層の時点で装備とか、PTメンバーとの連携は僕とそこまで変わりませんからね。これからはヒーラーとしての立場は同じにします」
「そ、そんなぁ! 私なんてツトムさんに比べれば全然です! 立場が一緒なんておこがましいですよ!!」
「本当にそうですか? もう僕が指示した練習は問題なくこなせているし、祈祷師としての立ち回りにも大分慣れたでしょう。現に八十階層攻略は迷宮マニアの間でも少しですが話題になっていましたからね。祈祷師の中ではぶっちぎりで上手いって」


 コリナは『ライブダンジョン!』で祈祷師経験のある努が指示した練習を素直にこなしているため、先進的な技術を日夜学べている。それに元から野良PTで鍛え上げられた立て直し力と死神の目という絶大なセンスも組み合わさり、祈祷師としては以前と見違えるほどの成長していた。それこそ祈祷師同士ならば彼女にヒーラーとして勝てる者がいないほどに。

 ただ努という影に隠れていたせいか、コリナにその自覚がまるでなかった。それに元々無限の輪に入った時も二軍で全く構わないという意識があったので、彼女自身前に出たがらない傾向にあった。

 だが努からするとそれでは困る。『ライブダンジョン!』ヒーラーとしてのライバル的位置にいたのは祈祷師だったということもあるだろうが、それを抜きにしても努はコリナを大きく評価していた。もう祈祷師の中ではトップに立っているのだから、次は打倒白魔導士に向けて動いて欲しかった。


「九十階層を越えたら無限の輪の一軍PTは、コリナが決めることになります。それを今日から意識しながら過ごして下さいね」
「ほ、本当にやるんですか? 冗談ですよ、ね……?」
「これからは僕のこともいい加減呼び捨てでお願いしますよ。ダリルもそうですけど、意地でもさん付けしますよね二人共」
「な、なんでですかぁー!?」
「なんでじゃないですよ、全く」


 幸せな休日から一転して悲痛な叫び声を上げるコリナに、努はふんと鼻を鳴らすと食器を片付けて神台を見に出かけた。後に残ったのは死刑宣告を言い渡された囚人のように顔を青くしているコリナだけだった。
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