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レジェンド 作者:神無月 紅

レーブルリナ国

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1632/1632

1632話

 レイ達がアースラにある大地の恵み亭の中で情報交換をしている頃……正門の側では、緊張感漂う空気が生まれつつあった。

「セトちゃん、はいこれ。アースラの中でも美味しいって有名なパン屋さんのサンドイッチなんだけど、どうかな?」

 ミレイヌが持っていたサンドイッチをセトに差し出すと、香ばしい香りが漂ってくるサンドイッチを、セトは嬉しそうにクチバシで摘まんで食べる。

「グルルゥ!」

 川魚の干物を使ったサンドイッチは、その干物を焼いた香ばしい香りにより、食欲を刺激するだけの香りを漂わせていた。
 そんな風にセトにサンドイッチを与えているミレイヌに対し、不満そうな表情を隠しきれずに視線を向けている女達がいる。
 ギルムへの旅路において、セトを愛でることを精神的な支柱としている者達だ。
 女達にしてみれば、セトは自分達のものだという思い込みがあった。
 だが、そんなのはお前達だけの思い込みにすぎないと言わんばかりにミレイヌは女達の前でセトを可愛がり始めたのだ。

「ねぇ……ちょっといい?」
「何かしら?」

 そんな中で、女達の中の一人がいよいよといった風にミレイヌに声を掛ける。
 本来なら自分達のセトをとった相手に友好的に話しかけたくはない。
 ないのだが……ミレイヌは女達の目から見ても腕の立つ冒険者といった佇まいをしている。
 そうである以上、ここで迂闊に敵対的な言動をするような真似は出来るだけ避けたかった。……だからといってミレイヌと仲良くしたいかと言われれば、断じて否なのだが。

「貴方、セトちゃんとどういう関係?」

 どういう関係。
 セトの名前を男の名前に変われば、それこそ浮気をしている相手を追求しているようにすら感じられる言葉だった。
 尋ねてきた女の言葉から、多少なりとも敵対心を感じたのだろう。ミレイヌはそちらに視線を向ける。
 それでも動揺した様子を見せなかったのは、セトを巡ってヨハンナというライバルがいたからこそだろう。
 女達の方は緊張しているが、ミレイヌの方は全く緊張した様子もないままに口を開く。

「どういう関係? そうね……一言でいうのであれば……愛よ!」

 セトを撫でつつ断言するその様子は、一切の躊躇いがない。
 もしここにレイがいれば、そんなミレイヌに対して壮絶に異議を唱えていただろう。
 ……それをミレイヌが聞くかと言われれば、微妙なところではあるのだが。
 そしてミレイヌの言葉に不満を持ったのは、女達も同様だった。

「ちょっと、それどういう意味よ! セトちゃんは私達のものなのよ!」

 そう言った瞬間、叫んだ女は……そして周囲にいた者の多くも、背筋が冷たくなる。
 それこそ、この真夏にも関わらず、冬に降る雪を背中に入れられたかのように。

「もの……? 今、セトちゃんのことをものって言ったの? 貴方達、それはちょっと冗談じゃ済まないわよ?」

 レイ達が行う戦闘訓練に参加したからといって、それで即座に強くなれる訳ではない。
 特に、ミレイヌはランクC冒険者で、この場にいる女達とは格そのものが違っている。
 そんな相手に多少なりとも殺気を向けられれば、この場にいる女達が身動き出来なくなるのは当然だった。

「ぐっ……」

 先程までミレイヌと話していた女が呻くも、まだ呻けるだけいいのだろう。
 他の者達は、殆どの者が呻くことすら出来ていないのだから。
 このまま、もう十数秒も殺気を放っていれば、それこそ戦意を喪失する云々以前に漏らしてしまう者すら出てきただろう。
 そんな、女としての最悪の未来を回避することが出来たのは、ミレイヌの頭に振り下ろされた杖の一撃のおかげだった。

「こら、素人を相手に何をしてるんですか」

 ごん、という鈍い音が周囲に響き渡る。

「痛あぁっ!」

 瞬間、ミレイヌは頭を抑えながら地面に蹲る。
 ミレイヌのような……それこそ美人と呼ばれるに相応しい女がやってはいけないような行為なのでは……
 蹲っただけでは痛みを誤魔化せず、地面を転がっているミレイヌの様子を見ていた女達は、つい数秒前に受けた殺気のことなどまるで忘れたかのようにそんな風に思う。
 数十秒程地面を転げ回ったミレイヌは、ようやく頭の痛みが治まったのか立ち上がって、自分の頭に杖を振り下ろした人物を睨み付ける。

「ちょっとスルニン、一体何をするのよ!」
「何をする? それはこちらの台詞です。一般人相手に殺気を向けるなど……嘆かわしい」

 心の底から嘆かわしいといった態度を示しつつ、スルニンは再び杖を持ち上げる。
 それを見た瞬間、ミレイヌは半ば反射的に後ろに下がる。
 先程の一撃が、余程強烈だったのだろう。

「だ、だって……セトちゃんを自分達のものだって言ったのよ? もの、よもの。セトちゃんはきちんと自分の意思を持ってるのに、それを自分の都合でどうにかしようとしたのよ? これで怒るなって方が無理でしょ」
「それでも、ミレイヌのような高ランク冒険者が一般人……に、対して殺気を向けるというのは感心しませんね」

 一般人といった辺りで、その場にいる女のうちの何人か……多少なりとも戦闘訓練を受けている者達を見るが、それでも結局は一般人と大差なしと判断したのだろう。特に訂正するようなこともなく、そう告げる。
 魔法使は武器を使った近接戦闘が苦手という印象が広まっており、実際それは必ずしも間違っている訳ではない。
 それこそ、ミレイヌと武器を使って戦えと言われれば、スルニンはどうやっても勝てないだろう。
 だが、それはあくまでもランクC冒険者のミレイヌを相手にしてのものであって、目の前にいる女達……多少の戦闘訓練はしていても、結局のところまだ一般人でしかないを相手にした場合、間違いなく勝てるという自信があった。
 だからこその態度だったのだが、そんなスルニンの態度からその考えを理解し、面白くないと不満を抱く者も何人かいた。
 これはスルニンの態度が迂闊だったから……という訳ではなく、純粋に女達の勘が鋭かったのが原因だ。
 娼婦として働いてきた経験は、女達にとって最悪の記憶と言えるだろう。
 だが、それでもその最悪の記憶が何も残さなかったかと言えば、答えは否だ。
 相手の所作から、どう思っているのかを察する……そんな能力が、自然と身についていた。
 娼婦をしている時は半ば洗脳状態ではあったのだが、それでも身につけた能力がきちんと使えるのは女達にとって数少ない利益と言ってもいい。
 ともあれ、スルニンに……中年の魔法使いの男に自分達が侮られたと感じた女達の何人かは、ミレイヌだけではなくスルニンにも険悪な視線を向け……

「グルルルルルゥ!」

 女達がその不満を口にするよりも前に、セトの鳴き声が周囲に響く。
 敵と遭遇した時のような勇ましい鳴き声でもなく、甘えるような鳴き声でもなく……窘めるような、そんな鳴き声。
 セト好きのミレイヌと女達は、当然そんな鳴き声を聞けばそれ以上の行動は起こせなくなる。
 スルニンは元々争いを起こすためにここにきたのではなく、それを止める為に来た以上、セトのおかげで動きが止まった今、それ以上何かをするつもりはない。

「グルゥ?」

 もう喧嘩しない? と円らな目でミレイヌや女達を見るセト。
 直接何かを言った訳ではないのだが、それでも十分にセトの言葉はその場にいる者達の心に届いていた。
 ミレイヌは女達を、女達はミレイヌを……そして何人かはスルニンを気にくわない相手だと思っていたが、セトを悲しませてまでもそのような行動に出る必要はないと判断したのだ。

「大丈夫よ。ほら、セトちゃん。私達とこの娘達とは、別に仲が悪いって訳じゃないんだから。ね?」
「そうそう、セトちゃんが悲しむようなことはしないうから、安心して頂戴」

 お互いに肩を組み、笑みを浮かべてセトにそう告げるミレイヌと女達だが、ミレイヌは相手の肩を抱いてる手で女の腕を抓っているし、女の方も女の方でミレイヌの足を踏みつけている。
 それでいながら、お互いに痛みは表情に出しておらず笑みを浮かべているのだから、少し離れた場所でそれを見ているスルニンは呆れればいいのか、笑みを浮かべればいいのか、はたまた怒ればいいのかを迷ってしまう。
 だが結局は、セトのいる前でこれ以上争うような真似はしないだろうと、絶対の確信を持ってしまう。
 レイと行動を共にしている女達について、スルニンは詳しい事情を知っている訳ではない。
 幾ら護衛の冒険者とはいえ、今回の一件は秘められるべきことなのだから。
 それでも女達のことは知らずとも、パーティを組んでいるミレイヌについてはこれ以上ない程に知っている。
 それこそ、ミレイヌがセトの悲しむようなことは絶対にしないだろうというのは、スルニンにとって持っていた石から手を放せば、その石が地面に落ちるのと同じくらい明確なことだった。

(少しくらいの暗闘……というのもちょっと微妙な感じですが、それくらいなら見逃しても構わないでしょう)

 半ば自分に言い聞かせるようにそう考えたスルニンは、改めてミレイヌに声を掛ける。

「ミレイヌ、セトと遊ぶのはいいですが、私達も明日には出発ですよ。準備は整っているのですか? エクリルが探してましたが」
「う……そ、それは……」

 言葉に詰まったミレイヌを見れば、準備が出来ているのかどうかというのは考えるまでもなく明らかだった。
 以前聞いたレイ達との距離と……何より、セトへの愛からくる女の勘からアースラで合流するのだと確信しており、こうして待っていたのだ。
 出発の準備などというものが、出来ている筈がなかった。

「セトと遊ぶのは、そっちが終わってからです。……ほら、行きますよ」

 ミレイヌの手を掴み、強引に引っ張っていくスルニン。
 本来であれば、スルニンの腕力でミレイヌを引っ張っていくといった真似は出来ない……より正確には、ミレイヌが抵抗するつもりであればスルニンには引っ張っていくことは出来ないと言うべきだが、今はあっさりとミレイヌは引っ張られていく。
 もしここでスルニンに抵抗しようものなら、この先自分がどのような目に遭うのか想像したくなかった為だ。
 灼熱の風のパーティリーダーは、当然のようにミレイヌだ。
 だが、咄嗟の時ならともかく、平穏な日常における実力者という意味では、やはり年長者のスルニンの存在感が大きくなる。
 特にスルニンは、ミレイヌの外付け良心ともまで言われるだけの性格をしており、ミレイヌよりも常識的な人物だった。

「あー……せーとーちゃーんー!」

 悲しみに満ちたミレイヌの声が周囲に響くが、それを助けようと思う者はいない。
 女達は自分達がセトを愛でるのにミレイヌが邪魔だったし、セトもスルニンがこうやって引っ張っていった以上、ミレイヌには何かやらなければいけない事があるのだろうと判断したのだ。

「さ、セトちゃん。……何か食べたいお料理はある? もしお腹が空いていたら、街の中で買ってくるけど」

 そう告げる女の視線は、正門からアースラの中に入っていく女達の姿が映る。
 ここに残っているのは、あくまでもセトを愛でる……セトと遊びたいと思っている女達だけで、他の女達はそのままアースラの中に入っていた。
 ゾルゲー商会の力というのは、少なくてもレーブルリナ国では相応のものがあることの証明だろう。
 もっとも女達は、これまでの旅でゾルゲー商会の実力はこれ以上ない程知っていたのだが。
 千人近い人数が乗れるだけの馬車や、それを牽く馬、食料、水、服、護衛。
 それ以外にも、様々な物資がゾルゲー商会の手により用意されていたのだから、その力を疑えという方が無理がある。

「うーん、でも……まだ資金的に余裕のある人はいる?」
「それは……」

 幾らゾルゲー商会が援助しているからといって、まさか小遣いまでくれる訳がない。
 そうである以上、金を手に入れるには自分達で稼ぐしかない。
 刺繍の嗜みがある者であれば、馬車で移動している時に何かを縫って、それを売るといった手段もある。
 また、猟の心得がある者は、何人かの集団で猟をする為に少し離れた林に向かった者もいる。……女達は弓矢の類をどうやって用意したのかは分からなかったが。
 もしくは、娼婦という行為に抵抗がない者は、身体を売って金を稼いでいたが。
 ともあれ、何らかの手段で金を稼がなければならない以上、こうして黙っているようなことが出来る筈もない。

「取りあえず、私は食堂で働いてみようかしら。料理はそれなりに得意だし」
「……ちょっと、じゃあ、あんたがセトちゃんの食べる物を作ったらいいんじゃない?」
「それは別にいいけど……材料はどうするのよ? まさか、物資を勝手に使う訳にはいかないでしょ? それ以前に保存食で料理をするのはちょっと難しいし」

 一応干し肉や水、焼き固めたパンといった保存食は、それぞれの馬車にある程度用意されている。
 だが、それはあくまでも万が一の為であり、それを勝手に使う訳にはいかない。
 結局女達は、数時間程度の仕事を求めてアースラの中に向かうのだった。

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