360/360
再び-4
「まあでも、一度で成功するとは俺たちも思っていないさ。やはり理解には時間が必要だ」
そんな來栖に呆れながら、セイジは冷静に言葉を添える。
「その通りだ。各国の王にも演説、昼夜問わずに映像をステータスウインドに流し続けて徐々に洗脳していけばいい。次第に『これは避けられないものなんだな』と認識してアースに出てきてくれるよ。むしろ……魔王を倒さず、1万ゴールドを集めずに外へと出れるんだ。最高じゃないか?」
しかし、折角入れたフォローをすぐさま台無しにする來栖。
「とにかく……暫くは準備のための期間があるのね。なら、その時間を無駄にせずに活用しないといけないわ……本当ならデビッドさんと久しぶりに愛を語り合いたいところだけど」
「ほっほっほ! 時間を無駄にはできませんからなぁ!」
一度も愛を語ったことなどなく、一瞬焦燥した顔を見せるが、すぐに暫くは接さなくてもよいことを喜び、デビッドは笑顔を浮かべる。
そんな二人のやりとりでどういう関係なのかを一瞬で察知したフローネは、「嬉しそうですね……」と引きつった顔を浮かべながら、デビッドに同情した。
「それでは僕たちも……レックス君たちの元へと向かうとします。確か、トレーニングルームに先に向かってるんですよね? 僕もそこで、新たに身についた力を慣らさせてもらいます」
「あ、それでしたら私も……!」
すると、無駄に時間を潰すのも勿体ないと、ロイドが席を立ちあがり、隣に座っていたフローネも、同行しようと慌ただしく立ち上がる。そして一言、「送っていただけますか?」とロイドが笑顔をセイジに向けると、二人は青い光を放つサークルに包まれて転移し、部屋を立ち去った。
「……クルルさん、今の見た?」
「ええ、あれは……雌の顔でした」
「雌って……でも、あれは絶対そうだよね? クラスチェンジしてから……フローネさん大胆になった気がする。常にロイドさんの隣をキープしてるし……!」
「彼女もまた……能力だけではなく、乙女としても大きく覚醒したということなのでしょう。確かにロイドさんはとても紳士的で、好感が持てますし……むしろ今まで静観できていたのが不思議なくらいです」
「俺、最近お前ら怖いんだけど……かつてのタカコちゃん並みの狂気を感じる」
恋沙汰に興味を示してどこか興奮するクルルとアリスを、鏡は引きつった顔で見つめる。
「確かに私も昔はそういうミーハーな時期があったわね。今はとても落ち着いた……クールビューティーって言いたいのよね鏡ちゃん?」
その言葉に鏡はデビッドに視線を向けて助けを乞う。しかしデビッドはすぐさま視線を逸らして水槽の中の魚の鑑賞を始めた。今はそれ以上にヤバイとは、クラスチェンジを果たしたタカコを前に鏡も迂闊に言葉にできなかったから。
「でも駄目よ鏡ちゃん? 私が落ち着いたってのは……か ん ち が い」
ウインクをしながら誰もが既に知っていることを言葉にするタカコ。
「乙女はね? いつだってラブハンターなの。そう、クルルちゃんもアリスちゃんも……そしてあたしも……だから、ね? デビッドさ――」
くねくねと身体を動かしながら「あはんあはん」と色気アピールをするタカコの姿を目にし、男性陣だけではなくクルルとアリスまでの瞳から生気が失われそうになった瞬間、タカコは青い光を放つサークルに包まれて転移し、部屋から消え去った。
「さっき身体を慣らすとか言ってたからな、トレーニングルームに転移させておいた」
眼鏡を押し上げながら放たれたセイジの言葉と機転に、すかさず鏡、デビッド、ライアンの三人は、無言で親指を立ててセイジへと向ける。
「お前たちはどうする? ここでゴロゴロするつもりはないんだろう? トレーニングルームに送ればいいか?」
「あ、ボクはここの施設を見て回りたいな! いざって時に道に迷わずに目的の場所にいけるようになっておきたい! 力のないボクができるのって……皆のサポートくらいだし」
「私はトレーニングルームに行きたいところですが……ここが戦いの拠点になるのであれば、アリスちゃんと同じで先に施設を知っておこうと思います。エデンに住まわれる方々と交流もしたいですし」
「クルルさんも一緒に来てくれるの! 良かった、ボク一人じゃちょっと心細かったんだ!」
セイジは二人の仲睦まじい会話に首を傾げる。てっきり二人は鏡を奪い合う犬猿の仲だと勝手に思っていたからだ。実際は、鏡が絡んだ時だけ醜い争いをしているだけで、それ以外の時はパルナと同じく仲は良い方だった。
「……とりあえず、そういうことならエデンにいる誰かに案内させる。そうだな、ディルベルトでいいか? あいつもエデンの施設内は熟知しているはずだからな」
ディルベルトと聞いて、二人は声を揃えて「別の方でお願いします」と頼み込む。何かと「美しい」と連呼されては、変に気疲れしそうだったからだ。
「ふむ……ならば妾もトレーニングルームに向かうとするかの。魚を見るのにも飽きてきたところだしな」
「フラウがトレーニングルームに行って何をするんだ? シモンがまた心配するぞ?」
「お主に言われずともわかっておるわ。だが、疲れた者やうっかりでケガした者のサポートくらいはできよう? 妾も、妾にできることをさせてもらう、自分の答えとやらを見つけるまではな」
そう言って相槌をセイジに送ると、フラウは水槽のガラスに手をつけた状態のまま、転送されてトレーニングルームへと向かう。てっきり「妾にもできることくらいはあるわ!」と言い返してくると思っていた鏡は、素直に何もできない自分を認め、やれることを模索するという大人びた言動をしたフラウに驚愕した。
「自分の……答え?」
そして、聞き覚えのある不可解な言葉に、鏡は首を傾げる。その言葉の真意はわからなかったが、レックスと覚醒の試練を終えてから色々と考えたことがあったのか、シモンに吐いていた「考えがあって同行をしている」という言葉に嘘はなさそうだと、少しだけフラウを見直した。
「姉さまが……あんな大人な発言をするなんて…………! ど、どうしましょう。お父様に報告……いえ、ニニアン姉さまに報告しないと!」
自分よりも階級の下の民のために尽くそうとしているフラウが信じられないのか、誰よりもクルルが衝撃を受けていた。
「皆……それぞれの考えを持って頑張ってるんだね」
ほんの少し前まで自分を贔屓するように我儘ばかり言っていたフラウの変わりように、アリスも嬉しそうに微笑を浮かべる。
「これは俺の経験だが、戦うための理由を各個人で抱いているやつは強いぞ? 身体的な面ではなく、精神的な面でだ。世界のために戦わなきゃいけないのは大前提だが、誰もが抱く集団意識だけで戦うやつよりかは、それとは別の何かのために戦うやつの方がしぶとく生き残るからな」
そして、アリスの言葉に賛同してライアンが頷く。フラウには微塵も期待はしていなかったが、その精神の成長が周りに良い影響を与えてくれるだろうと思っての言葉だった。
それから、クルルとアリスの二人もエデンを熟知しているグリドニア王国出身の者に連れられて、セイジのプライベートルームから去る。
「さて、俺たちも行くか」
すると、部屋に残された油機とメリーに視線を送りながら、ライアンが切り出した。
「行くってどこにだよ? 言っておくが、アースクリア出身の変態共と違って私できることは少ないぞ? 手伝えてもせいぜい武器のメンテナンスか……飯を作る準備くらいだ。私は油機みたいに機械いじりもできないぞ?」
「さっき話しただろう? 俺が作った改良型のラストスタンドを完成させに行くんだよ」
「油機だけでいいじゃねえか。私は必要ねえだろ?」
「何言ってんだ。作っても動かす奴がいないと話にならないだろう? 確かお前……ラストスタンドに乗ってでも戦ってやるって意気込んでいたじゃねえか。それに、來栖から聞くに、お前の狙撃の腕はかなり優秀なんだろう? お前専用に作るから、お前にも一度ガーディアンにまで戻ってもらわないと困る」
専用と聞いて、メリーの耳がぴくぴくと動く。ふと視線を油機へ向けると、油機は任せてと手を胸に当てて笑みを浮かべていた。それを見て「し、仕方ねえなぁ」とライアンに同行することを決意する。
「ああ、ライアン。戻るなら僕もついて行くよ……ガーディアンに戻る前に悪いんだけど……先にノアに寄ってもらえないかい? 異種族やノアにいる住民たちにことの全てを伝えにいくのと……そろそろバルムンクを戻してあげないと」
早速向かおうとしたところ、來栖にそう呼び止められる。
バルムンクが誰かわからないのか、ライアンが首を傾げると、來栖は「油機と、メリーがよく知っている人物さ、二人に任せれば大丈夫だよ」と、笑みを浮かべる。
「嫌な役を押し付けるね……あたしはいいけどさ」
まだ和解をちゃんと終えていないからか、気持ちを察して油機が不安そうにメリーを見つめる。
「ああ、構わないぞ」
対するメリーは、何食わぬ顔で、來栖の提案を承諾した。その毅然とした態度に、來栖が「へぇ」と感嘆の声をあげた。
「いいの? メリーちゃん?」
「構わねえよ。私もどこかで話はしないと駄目だとは思ってたんだ。それに、今はそんなことを言っている場合じゃねえってのは、鏡から嫌って程教えてもらったしな……だから私は、本当に見つめないといけないことに向き合っていくつもりだ」
照れくさいのか、言いながらメリーは鏡から視線を逸らして鼻頭に手を当てる。
これまた、敵とわかれば問答無用で襲い掛かってきた頃に比べ、心身が大きく変化したものだと、油機と鏡は微笑した。
「それじゃあセイジは……その間、例の件を頼めるかい?」
「ああ……この村人を借りるぞ」
「ん? なんか俺に手伝えることがあるのか」
その時、來栖の言いだした例の件が何かわからず、鏡は首を傾げる。
「アースクリアの住民が、こちらに来れるように誘導しなければならない。そのために、これから時間をかけてアースクリアの住民に理解を示してもらう必要がある」
「それはわかっているけど……なんで俺が必要なんだ?」
「ただ絶望を見せるだけでどうする? その絶望に対抗する手段がしっかりあることを示さなければ誰も戦おうとはしないだろう。勝算のない戦いに誰も協力等しないからな」
その説明で理解し、鏡は少し嫌そうに「なるほど」と呟いた。
明日2月5日 LV999の村人6巻発売ですー
レックスがメインの巻で、WEB版から大きくストーリー追加していますのでよろしければどうぞ!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!
私、能力は平均値でって言ったよね!
アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。
自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全261部分)
- 25342 user
-
最終掲載日:2018/02/02 00:00
転生したらスライムだった件
突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた!
え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全303部分)
- 33223 user
-
最終掲載日:2016/01/01 00:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )
◆カドカワBOOKSより、書籍版12巻、コミカライズ版6巻発売中! アニメ放送は2018年1月11日より放映開始です。【【【アニメ版の感想は活動報告の方にお願い//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全564部分)
- 33677 user
-
最終掲載日:2018/01/28 20:46
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全116部分)
- 22252 user
-
最終掲載日:2018/01/09 00:01
八男って、それはないでしょう!
平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全205部分)
- 28565 user
-
最終掲載日:2017/03/25 10:00
異世界迷宮で奴隷ハーレムを
ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全221部分)
- 25039 user
-
最終掲載日:2017/11/30 20:07
再召喚された勇者は一般人として生きていく?
異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。
だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全406部分)
- 21987 user
-
最終掲載日:2018/02/04 11:00
賢者の孫
あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。
世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全127部分)
- 29625 user
-
最終掲載日:2018/02/03 03:49
二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む
魔王を倒し、世界を救えと勇者として召喚され、必死に救った主人公、宇景海人。
彼は魔王を倒し、世界を救ったが、仲間と信じていたモノたちにことごとく裏切られ、剣に貫//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全134部分)
- 26135 user
-
最終掲載日:2018/01/28 08:43
とんでもスキルで異世界放浪メシ
※タイトルが変更になります。
「とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について」→「とんでもスキルで異世界放浪メシ」
異世界召喚に巻き込まれた俺、向//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全402部分)
- 34534 user
-
最終掲載日:2018/01/30 00:00
境界迷宮と異界の魔術師
主人公テオドールが異母兄弟によって水路に突き落されて目を覚ました時、唐突に前世の記憶が蘇る。しかしその前世の記憶とは日本人、霧島景久の物であり、しかも「テオド//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1373部分)
- 21119 user
-
最終掲載日:2018/02/04 00:00
魔王様の街づくり!~最強のダンジョンは近代都市~
書籍化決定しました。GAノベル様から三巻まで発売中!
魔王は自らが生み出した迷宮に人を誘い込みその絶望を食らい糧とする
だが、創造の魔王プロケルは絶望では//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全215部分)
- 23843 user
-
最終掲載日:2018/02/02 18:15
ありふれた職業で世界最強
クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全303部分)
- 37746 user
-
最終掲載日:2018/02/03 18:00
失格紋の最強賢者 ~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~
とある世界に魔法戦闘を極め、『賢者』とまで呼ばれた者がいた。
彼は最強の戦術を求め、世界に存在するあらゆる魔法、戦術を研究し尽くした。
そうして導き出された//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全175部分)
- 25764 user
-
最終掲載日:2018/01/26 15:30
二度目の人生を異世界で
唐突に現れた神様を名乗る幼女に告げられた一言。
「功刀 蓮弥さん、貴方はお亡くなりになりました!。」
これは、どうも前の人生はきっちり大往生したらしい主人公が、//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全390部分)
- 25601 user
-
最終掲載日:2018/01/29 12:00
金色の文字使い ~勇者四人に巻き込まれたユニークチート~
『金色の文字使い』は「コンジキのワードマスター」と読んで下さい。
あらすじ ある日、主人公である丘村日色は異世界へと飛ばされた。四人の勇者に巻き込まれて召喚//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全824部分)
- 26973 user
-
最終掲載日:2017/12/24 00:00
村人ですが何か?
飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。
転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。
ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全96部分)
- 22506 user
-
最終掲載日:2017/12/27 00:00
盾の勇者の成り上がり
盾の勇者として異世界に召還された岩谷尚文。冒険三日目にして仲間に裏切られ、信頼と金銭を一度に失ってしまう。他者を信じられなくなった尚文が取った行動は……。サブタ//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全863部分)
- 24551 user
-
最終掲載日:2018/01/30 10:00
蜘蛛ですが、なにか?
勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全537部分)
- 29013 user
-
最終掲載日:2018/02/03 23:34
人狼への転生、魔王の副官
人狼の魔術師に転生した主人公ヴァイトは、魔王軍第三師団の副師団長。辺境の交易都市を占領し、支配と防衛を任されている。
元人間で今は魔物の彼には、人間の気持ちも魔//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全415部分)
- 21095 user
-
最終掲載日:2017/06/30 09:00
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~
地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。
運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。
その凡庸な魂//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全363部分)
- 24128 user
-
最終掲載日:2018/01/07 20:00
聖女の回復魔法がどう見ても俺の劣化版な件について。
昔、回復魔法を見てすっかり魅了されてしまった俺。しかし教えてもらうには多大な寄付金が必要になる。一般家庭の俺じゃどう背伸びしてもそんな金は出せない。ってことで//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全179部分)
- 21956 user
-
最終掲載日:2018/02/03 19:00
レジェンド
東北の田舎町に住んでいた佐伯玲二は夏休み中に事故によりその命を散らす。……だが、気が付くと白い世界に存在しており、目の前には得体の知れない光球が。その光球は異世//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全1631部分)
- 23686 user
-
最終掲載日:2018/02/03 18:00
Re:ゼロから始める異世界生活
突如、コンビニ帰りに異世界へ召喚されたひきこもり学生の菜月昴。知識も技術も武力もコミュ能力もない、ないない尽くしの凡人が、チートボーナスを与えられることもなく放//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全444部分)
- 28431 user
-
最終掲載日:2018/02/03 01:00
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -
34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
完結済(全286部分)
- 30981 user
-
最終掲載日:2015/04/03 23:00
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//
-
ハイファンタジー〔ファンタジー〕
-
連載(全179部分)
- 22786 user
-
最終掲載日:2018/02/01 04:25