• 資産運用
  • 2017/12/8

初心者必見!リスク&リターン別10種類の資産運用法を徹底解説

資産運用をこれから始めようかとご検討の方にとって、今目の前にある疑問を並べてみると・・・

  • 資産運用にはどんな種類があるのか?
  • その中で自分が一番始めるべき資産運用はどれか?
  • 資産運用を始めるにはどれくらいのお金が必要?

まずは、こうした疑問があるのではないでしょうか。

かつて、「お金を増やす」といえば銀行や郵便局に定期預金を預けておけばそれなりの利息がついたので、資産運用の必要性を感じることはあまりありませんでした。

しかし、今は違います。定期預金を預けていても年利は1%を大きく下回り、これを何十年も預けていても「増やす」という目的には到底及びません。だからといって老後にお金がそんなに必要ないかというと、現実はむしろ逆です。少子高齢化の進行により、老後に必要なお金は増えているのに少子化の影響で年金の受取額や支給開始年齢などは不利になる一方です。

資産運用はお金儲けの手段という簡単なものではなく、これからの時代を生き抜くための生活防衛術なのです。

今、この瞬間に資産運用にどんな種類があるのかについて関心をお持ちの方は、その重要性に気づかれた方です。そんな方々にとって必要な情報として、月間40万ページビューを誇るメディア「不動産投資の教科書」が資産運用の10種類を余すところなく紹介、解説します。リスクとリターン別に分布図を交えて解説しますので、ぜひ最後までお読みになり、数ある種類の中からご自身にピッタリの資産運用法を見つけてください。


目次 [非表示]

1、資産運用の種類をリスク&リターンで分布図にすると

(1)資産運用にはリスクとリターンがある

かつて日本が高金利だった時代は、元本が保証されている定期預金に預けておけば年利5%ほどの利息が付いていました。それだけ付けば複利効果も含めて時間の経過とともに十分な利息が得られたのですが、今は超低金利を超えてマイナス金利に突入している時代です。

リスクを全く取らない定期預金ではリターンも全く望めず、ある程度のリターンを求めるのであればリスクを伴うことが当たり前になりました。このリスクとリターンは見事に比例する関係にあり、高いリターンが見込める資産運用法には必ず高いリスクが付きまといます。

リスクをどこまで許容できるか、そしてリスクをいかに管理して安全度を高めるか、こうした「守り」があってはじめて成立するのが資産運用です。

(2)個人投資家が簡単に始められる10種類の資産運用

資産運用に活用できる投資商品は実にたくさんありますがその中で「不動産投資の教科書」が個人投資家の方にとって始めやすいものを10種類ピックアップしました。特に資産運用初心者の方であっても取り組みやすいものばかりなので、投資をしないとしても知っておいて損はないと考えています。

その10種類とは、以下の通りです。

①定期預金

②個人向け国債

③投資信託、ETF

REIT

⑤外貨MMF

⑥外貨預金

⑦現物不動産投資

⑧株式

FX

⑩番外編:仮想通貨

大まかに低リスクなものから順に並べました。つまり上にあるものほど低リスクですがリターンも小さめです。その一方で下にいくほどリスクは高くなりますが大きなリターンの可能性もあります。

(3)リスク&リターン別分布図

前項でご紹介した10種類の資産運用法を、1つの分布図にするとこのようになります。

 

 横軸は右にいくほど為替変動のリスクが大きくなり、縦軸は上にいくほど価格変動のリスクがあります。左下はその両方が少なく、右上はその反対に両方のリスクが大きいことを示しています。

左上と右下はどちらかのリスクは高いものの全体的にミドルリスクなので、資産運用向きといえます。

それでは、それぞれを種類別に解説していきましょう。タイトルにあるオススメ度は「不動産投資の教科書」が独断でつけた評価です。

2、定期預金

 

メリット

何といっても元本保証。これ以上低リスクな手段はない。

デメリット

超低金利の影響をモロに受けて利息は雀の涙。

オススメ度

★☆☆☆☆

(1)何といっても元本保証

今も昔も、定期預金は最も安全な投資商品です。かつては数%の金利が付いていたので資産運用にも十分使えましたが、今では1,000万円までは預金保険の対象なので完全なる元本保証という以外のメリットは見当たりません。

タンス預金は泥棒に盗まれるリスクがあるので不安、という方にオススメの運用先ですが、何せ金利が0.03%でも高い方というのが現状なので、お金を増やすという目的には不向きです。

(2)1年預けていると利息はどれくらい?

大手メガバンクの場合、定期預金の金利はおおむね0.01%です。金額が大きくなると金利が高くなるということもかつてはあったのですが、今では1,000万円を超える預金額でも0.01%です。仮にそれが0.02%になって倍になったとしても、利息の違いはほとんどないのですが。

なお、100万円をこの定期預金に1年間預けておくと利息は100です。「ATMの手数料にもならない」といわれることもある低金利ですが、これだとATM手数料の消費税分が足りません。

ベンチャー系の銀行で一部、それよりも高い金利を提示しているところがあります。楽天銀行0.3%1年物)や0.5%5年物)、オリックス銀行0.2%2年物)などがあるので、少しでも金利の高いところを探すのであればこうした銀行が狙い目です。

(3)定期預金の始め方

定期預金はほぼすべての銀行が取り扱っているので、少しでも金利の高い銀行やポイントサービスなどで有利になる銀行で預けるとオトクになります。「不動産投資の教科書」としては、以下の銀行の定期預金をオススメします。

東京スター銀行 年利0.25%300万円以上)

https://www.tokyostarbank.co.jp/

オリックス銀行 年利0.2%

http://www.orixbank.co.jp/personal/deposit/ 

3、個人向け国債

 

 

メリット

事実上の元本保証で、満期日があらかじめ決まっている。

デメリット

金利は0.05%でかなり低い。当初1年間は解約不可。

オススメ度

★☆☆☆☆

(1)国債が安全であると言われる理由

定期預金と並ぶ安全な投資商品としておなじみなのが、個人向け国債です。国債とは国が投資家にお金を借りる際に発行する債券のことです。国の借金なので、日本国が破たんしない限りは貸したお金がちゃんと利息とともに戻ってきますので、安全性においては定期預金と同レベルです。

安全性と1万円から始められるという手軽さが最大のメリットですが、その一方で「1年間は解約不可」というデメリットもあります。率直に言って、この金利レベルで1年しばりがあるというのは割に合わないという気もします。

(2)満期になると利息はどれくらい?

金利はその時の経済情勢で変動する仕組みになっていますが、201711月現在では3年物、5年物ともに長らく0.05%という金利が続いています。

出典:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債

大手メガバンクの定期預金が0.01%なので、それと比べると5倍という驚異的な金利かも知れませんが、1万円に対して1年で付く利息が5円です。100万円購入していたとしても500円なので、かなりの低金利であることは否めません。

(3)個人向け国債の始め方

金利の低さに物足りなさはあるものの、購入した国債の期間によって満期日があらかじめ決まっているので、子供の教育資金など用途が決まっているお金をその間寝かせておくのはもったいないという感覚で購入するのであれば、アリだと思います。

個人向け国債は銀行や郵便局、証券会社などで購入できます。その中でも「不動産投資の教科書」は証券会社での購入をオススメします。理由はキャッシュバックなど付帯サービスがあるからです。

SBI証券

https://www.sbisec.co.jp/

みずほ証券

https://www.mizuho-sc.com/

4、投資信託、ETF

 

メリット

銘柄によっては良好なリターンで、安全性も比較的高い。

デメリット

元本保証ではなく安全性の高いファンドでも損失が出る可能性あり。

オススメ度

★★★★☆

(1)選択の幅が大きい投資信託

投資信託は、ファンドマネージャーと呼ばれる運用のプロに資金の運用を任せて、そこから得られた運用益を出資者に分配する仕組みになっています。資産運用の初心者という方にとって、運用や投資のことがよく分からなくても本格的な運用をしているのと同じ効果が得られるため、オススメ度の高い運用法です。

投資信託には実に多くの種類があります。冒頭でご紹介した分布図にある株や債券、不動産などの投資商品に特化したり分散をしたりと、さまざまな性質の銘柄があります。現在日本国内で購入できる投資信託は5,000本ほどあると言われており、そこから選ぶだけでも大変そうです。

投資信託の種類や選び方については、「「投資信託とは?」を理解して利回り30%超えの投資を今すぐ始める方法」で詳しく解説していますので、投資信託での運用をお考えの方はぜひお読みください。

(2)インデックス投資信託とETFについて

数ある投資信託の中には、インデックス投資信託と呼ばれるジャンルがあります。それを証券取引所に上場したものは、ETFといいます。このインデックス系の投資信託とは、株価指数など平均値と連動するように運用されている投資信託のことで、運用コストが安いことと経済成長という大きな動きに対する投資ができるメリットがあります。

インデックス投資信託での資産運用は「不動産投資の教科書」としてもオススメなので、「インデックス投資を10分で理解して10年後に資産を倍にする全手順」にて基本情報や利益を上げる方法を解説しています。

(3)投資信託、ETFの始め方

投資信託やETFは証券会社で購入するのがオススメです。口座の使い勝手が良いですし、取り扱っている投資信託の本数が群を抜いています。そのすべてが有望な銘柄というわけではありませんが、選択肢が多い方が何かと戦略も立てやすくなると思います。

それを踏まえて、「不動産投資の教科書」では以下の証券会社をオススメしています。 

楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/index2.html

SBI証券

https://site0.sbisec.co.jp/

カブドットコム証券

https://kabu.com/item/fund/

5、REIT

 

メリット

利回りが安定しており銘柄によっては利回りが高い。不動産の初心者であっても間接的な不動産投資ができる。

デメリット

元本保証ではなく安全性の高いファンドでも損失が出る可能性あり。

オススメ度

★★★★★

(1)不動産の投資信託、REIT

投資対象によってとても種類が多い投資信託ですが、その中で運用対象を不動産に特化ものをREITといいます。不動産のプロが運用をしているので比較的安全度が高く、優良物件を選んで投資をしているので利回りも比較的安定しています。

REITについての概要や銘柄の選び方については、「不動産投資信託(REIT)で始める、資金10万円以下からの本格的な資産形成」に詳しい解説があります。「不動産投資の教科書」としてもオススメの資産運用法なので、ぜひご一読ください。

(2)J-REITなら年利36%で運用可能

REITをオススメする最大の理由は利回りが総じて高いことです。不動産投資のプロが優良物件を選んで投資をしているのでそれだけの利回りが出るのは当然かも知れませんが、一般の投資家が同じことをしようと思ってもスキル的にも資金規模的にも難しいので、本格的な不動産投資を少額から始められるREITはとても魅力的です。

REITの中には証券取引所に上場されている銘柄があり、最も手軽に売買ができるのでオススメです。

こちらは上場されているREITJ-REITといいます)の利回り一覧です。

 
出典:JAPAN REIT 利回り一覧

上位のものをご紹介しましたが、最も高いもので6.58%です。ここでご紹介している一番下でも5.22%なので、かなり高利回りであることが分かります。

おおむね年に2回の決算があって、その決算の時に利益から分配金が支払われます。

(3)REITで資産運用を始める方法

REITでの資産運用を始めるには、証券会社の口座が便利です。オンライン口座の管理画面で入金から売買、そして出金までを完結できるので個人投資家向きです。

「不動産投資の教科書」では、以下の証券会社をオススメします。投資信託の取り扱い本数が多く、使い勝手も良いと思います。

楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/index2.html

SBI証券

https://site0.sbisec.co.jp/

マネックス証券

https://www.monex.co.jp/

6、外貨MMF

メリット

金利の高い国の債券で運用するので日本より高金利で安全性も高い。

デメリット

為替レート変動の影響を受けるため円安で買って円高で売ると損失の可能性あり。

オススメ度

★★★☆☆

(1)金利の高い国の債券に投資する外貨MMF

外貨MMFとは投資信託の一種で、外国の債券を運用の対象にしているもののことをいいます。日本は超低金利あらためマイナス金利ですが、海外には金利の高い国がたくさんあります。そういった国の債券は金利が高いので、金利の高い国の債券に投資をすることで高い利回りが期待できます。

金利はその国の信用度と見事に比例しているので、先進国を対象とした外貨MMFは安全ですが金利が低く、新興国の債券に投資をする外貨MMFは金利こそ高いですが安全性の面で不安が残ります。

先進国の外貨MMFであっても1%前後の金利が見込めるので、国内で運用するよりははるかにマシというのが率直なイメージです。

(2)外貨MMFの金利は先進国が1%前後、新興国は6%超え

実際に外貨MMFでどれくらいの利回りが出ているか、実物のデータを見てみることにしましょう。こちらはSBI証券が提示している主要な外貨MMFの金利一覧です。

 
出典:SBI證券 外貨建MMF

主要先進国が軒並み1%前後となっているのに対し、南アフリカとトルコが際立っています。どちらも高金利国として有名ですが、政情不安や経済の脆弱性など問題を抱えているので、金利が高いからと安易に飛びつくと為替レート変動以外のリスクも大きくなります。

(3)外貨MMFによる資産運用の始め方

外貨MMFは、証券会社の口座で購入可能です。投資信託の中にあるカテゴリーなので、一般的な投資信託と全く同じ感覚で売買ができます。

手数料や提示金利などを比較した結果、「不動産投資の教科書」では以下の3社をオススメします。

カブドットコム証券

https://kabu.com/item/fund/

 楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/index2.html

マネックス証券

https://www.monex.co.jp/ 

7、外貨預金

 

 

メリット

事実上の元本保証。海外投資の中では最も安全。

デメリット

為替変動の影響を受けるため元本保証でも損失のリスクあり。

オススメ度

★☆☆☆☆

(1)日本国内の銀行に預ける定期預金の外国版

日本国内の銀行や郵便局に定期預金を預けるのと全く同じ感覚で預金をするのが外貨預金です。名称の通り外国向けの投資で、その国の通貨で定期預金をします。

日本国内の預金ではないので預金保険の対象ではなく、100%元本保証と言い切ることはできませんが、実質上の元本保証であると考えて良いでしょう。安全性は高いのですが、その外貨を日本円に戻す時の為替レートによっては損失が出てしまうのが大きなネックです。

(2)1%程度の金利でリスクが大きすぎる?

外貨預金の金利は、どれくらいなのでしょうか。楽天銀行が提示している201711月の金利一覧を見てみましょう。

 
出典:楽天銀行金利一覧

 預金期間が細かく分かれているので少々分かりにくいですが、期間が1年の金利を見ると外貨預金の金利が分かります。赤い線を引いている数字です。それ以外の数字は預入直後のしばらくは高金利になるというサービスの一環として設定されている金利です。

この金利を見ているとアメリカで0.2%、高金利のオーストラリアでも1.8%、さらにリスクは高いものの高金利の新興国である南アフリカで6%です。外貨MMFよりも金利が低い上に為替変動の影響を受けるので、「不動産投資の教科書」としてはあまりオススメしていません。

外貨預金を始めるなら、外貨MMFの方がまだマシだというのが「不動産投資の教科書」の見解です。

(3)外貨預金による資産運用の始め方

外貨預金は「預金」なので、始めるには銀行に口座を開設することから始めます。ほぼすべての銀行が外貨預金を取り扱っており、それほど銀行間で金利に差もないので、普段から取引のある銀行で始めてもそん色はないと思います。

ただし、くどいようですが外貨預金を始めるのであれば外貨MMF、もしくはFXをオススメします。

8、現物不動産投資

 

 

メリット

中長期的な資産形成ができる。収益だけでなく不動産という資産が手に入る。老後や働けなくなった時の保険効果がある。

デメリット

物件選びを間違うと赤字になる恐れあり。建物なので災害などのリスクも。

オススメ度

★★★★☆

(1)資産運用だけでなく資産形成も可能な不動産投資

マンションやアパート、戸建て住宅などを購入して家賃収入を得るという資産運用法を不動産投資といいます。購入時よりも売却時のほうが値上がりしている場合は売却益を得られるので、不動産投資には2つの利益構造があります。この利益構造については、次項で解説します。

REITはプロが運用しているファンドに対して出資をする形なので間接不動産投資とも呼ばれますが、現物不動産の場合は自分で物件を購入して運用をするので区別する意味で直接不動産投資、現物不動産投資と呼ばれています。

現物不動産投資のメリットは、何といっても不動産の購入を伴うので資産運用をしながら本格的な資産形成が進んでいくことです。また、ローンを利用する場合は物件購入に他人のお金も投じるわけですが、入ってくる家賃収入がその分減るわけではないので、少ない資金で大きな利益を狙うことができます(これをレバレッジ効果といいます)。

(2)インカムとキャピタルという2種類の利益を狙える

不動産投資には、2つの利益構造があると述べました。1つ目の家賃収入についてはイメージしやすいもので、インカムゲインといいます。もう1つの利益は、物件購入時よりも売却時の方が高い価格となった場合に差額で生じる売却益です。これをキャピタルゲインといいます。

かつて不動産バブル華やかなりし頃はキャピタルゲイン狙いの不動産投資が盛んでしたが、今ではインカムが中心となっています。というのも、購入時と何らかの事情が変わらない限りは、築年数が古くなることを理由に物件価値が下がっていくからです。

そのため、不動産投資では出口戦略が重要になります。売却時に大きく損をしてしまうとせっかくのインカムゲインが吹き飛んでしまう恐れがあるからです。少しでも高く売ること、そして確実に売ることを念頭に置いた物件選びが成否を分けます。

不動産投資をお考えの方は出口戦略の知識も必須なので、「不動産投資の出口戦略成功のために知っておくべき4つのコツ」も併せてお読みください。

(3)不動産による資産運用の始め方

不動産投資を始めるには、最初に物件とパートナーという2点を選ぶことから始めます。物件選びは不動産投資の成否に関わる最重要事項ですが、その次に重要なのが物件購入時に関わりを持つことになる不動産会社です。不動産は専門的な知識も多く、良い物件を選ぶにはプロの目線も必要です。その時に頼りになるのが不動産会社というパートナーです。逆に言えば、パートナー選びさえ間違わなければ優良物件の提案も期待できるので、こちらの方が最重要かも知れません。

不動産投資を始めるまでの基本的な流れは、以下の通りです。

①投資計画を立てる

②物件選び

③不動産会社選び

④管理会社選び

⑤入居者の募集

⑥物件の管理

この流れについてはどんな物件であっても変わりません。さらに詳しい解説は「不動産投資家になるための最短4ステップと参考にしたい5人の投資家」をお読みいただくのが良いかと思います。すでに成功している不動産投資家のブログもご紹介しているので、リアルかつ実践的な情報満載です。

9、株式投資

 

メリット

大儲けのチャンスがある。投資の方向性を自分で決められるほど選択肢が豊富。

デメリット

大儲けのチャンスがある一方で大損のリスクがある。専門的な知識がないと勝てない。

オススメ度

★★☆☆☆

(1)投資の代名詞だが資産運用の代名詞ではない

投資といえば株を真っ先に思い浮かべる方は多いと思います。経済ニュース番組ではなくても株価情報が毎日報道されているので、株の話を見聞きしない日はないほど身近な存在です。

株式投資で利益を上げる方法は、2通りあります。1つ目は「安い時に買って高くなったら売る」といったような差額(キャピタルゲイン)狙いの投資です。その逆に「高い時に売って安くなったら買い戻す」という取引も可能で(空売りといいます)、いずれにしても差益を狙う投資スタイルは多くの方が知るところです。

株で利益を上げるもう1つの方法は、配当です。株式とは会社に対する出資で、出資をした会社が上げた利益から配当の分配を受けるのが本来の姿です。この投資スタイルであれば資産運用と呼べるものですが、1つ目の前者は投資またはマネーゲームであり、資産運用とは呼べません。その理由は、次項で解説します。

(2)株を資産運用に活用する方法

前項で解説した株で利益を上げる方法について、配当収入(インカムゲイン)を狙う方法であれば資産運用向きです。なぜなら、短期的な株価の上下ではなくその会社が支払われる配当が目的だからです。これなら毎日のように株価をチェックする必要がなく、年に1回の決算で支払われる配当をチェックするだけでOKです。

この方法で利益を狙う場合は、株価ではなく配当を多く出している会社を探す必要があります。銘柄を配当の高さ順にチェックするには、以下のサイトが便利です。

みんなの株式

https://minkabu.jp/ranking/

Yahoo!ファイナンス

https://info.finance.yahoo.co.jp/ranking/?kd=8

このランキングで上位にある銘柄が良いのかというと、それは一概にはいえません。未来永劫、その会社の業績が良くて高い配当を出しているとは限らないからです。その不安定さが株のデメリットでもあるので、大型株といって時価総額が大きな銘柄(つまり大企業)を中心にリスクを抑えながら銘柄を選ぶのが得策です。

(3)株式投資の始め方

株式投資を始めるには、証券会社の口座が必要です。証券会社に口座を開設してお金を入れるとネット上から売買が可能になります。

デイトレードなどの短期売買ではなく、中長期的な保有で配当を狙っていく資産運用の観点から「不動産投資の教科書」がオススメする証券会社は、以下の3社です。

SBI証券

https://www.sbisec.co.jp/ETGate

マネックス証券

https://www.monex.co.jp/

カブドットコム証券

https://kabu.com/

10、FX

 

 

メリット

少額からの投資が可能で、少額でも大きな利益を狙える。24時間いつでも取引可能。

デメリット

究極のハイリスク&ハイリターン。超短期売買がメインでほぼマネーゲーム。

オススメ度

★★☆☆☆

(1)資産運用というよりマネーゲームという認識が必要

FXは外国為替証拠金取引というのが正式名称で、世界中の通貨を売買できるサービスのことです。円高の時に外貨を買い、円安になって売れば差額が利益になるというように、キャピタルゲインを狙っていくのが基本的な投資スタイルです。また「証拠金」という言葉がポイントで、本来必要になる投資金よりはるかに少ない金額であってもそれを証拠金として取引が可能というのも大きな特徴です。この倍率は最大25倍まで可能なので、1ドル=100円の時に1万米ドルを購入するのに100万円必要だとしても、最少は4万円の証拠金があれば買えます(これをレバレッジといいます)。

このレバレッジが手軽さにつながっている反面、少額で大きな金額を取引できるため利益も損失も大きくなりがちです。わずかなレート変動で利益を積み上げるスキャルピングという手法なども確立しており、長期的な視野にたった資産運用というよりマネーゲームの色合いが濃い投資商品です。

(2)FXで資産運用は可能か

前項の解説にあるように、FXは短期売買が基本なので長期的な資産運用という考え方とはかなりかけ離れています。24時間いつでも取引ができるので自分の時間が空いた時にだけ取引すれば良いという宣伝文句も見られますが、実際にFXを始めるとレートのことが気になってしまい、生活の大半を費やしてしまう人も多くいます。

こうなってしまうと資産運用とは到底呼べないので、FXで資産運用をするのであればスワップトレードがオススメです。FXでは異なる通貨間で金利差を調整するためにスワップという利息の支払いがあります。低金利通貨を売って高金利通貨を買い、それを保有していると毎日のように少しずつスワップが入るので、これを長期間放置することでまとまった金利収入を狙う方法があります。

豪ドル円やNZドル円、南アランド円などが有名で、こうした高金利通貨に対して外貨預金や外貨MMFの運用をしているのと同じような効果が得られます。しかもFXは手数料が群を抜いて安いので、外貨で資産運用をするのであればレバレッジを低くして高金利通貨の買いポジションを保有し続けるのはアリです。

(3)FXの始め方

FX取引会社に口座を開設し、そこに入金をしたらFX取引可能な状態になります。基本的にFXは超短期売買が基本なので、どこのFX取引会社であっても操作画面はそれを意識した造りになっていますが、資産運用の場合はスワップを調べてレバレッジを1倍~3倍程度に抑えた買いポジションを建てるだけでOKです。

「不動産投資の教科書」がオススメするFX取引会社は、以下の通りです。

 SBI FX 

https://www.sbifxt.co.jp/

 DMM.com FX

http://fx.dmm.com/

外為どっとコム

http://www.gaitame.com/

11、番外編:仮想通貨

 

メリット

少額で投資が可能で、決済機能重視されているため手軽。現在相場が高騰中で大きな利益を狙える可能性がある。

デメリット

価格変動の今後が予測できず大損をする可能性も。社会からの仮想通貨に対する認知度がとても低い。

オススメ度

★★☆☆☆

(1)仮想通貨とは何か

仮想通貨とは、文字通り手に取れる形では存在しない仮想空間上のお金のことです。ネット上の決済に使うなど、現金のやり取りでは難しい場面での代金決済を円滑化するために開発されました。

仮想通貨には「ビットコイン」という有名な銘柄があります。ニュース報道などでも頻繁に登場するのでご存知の方も多いと思いますが、仮想通貨には他にもたくさんの銘柄があります。「ビットコイン」が大きなシェアを持っており最も知名度も高いため、「ビットコイン以外」というカテゴリーがあります。ビットコイン以外の仮想通貨のことを総称して「アルトコイン」といいます。

仮想通貨は今後決済手段としての存在感を強めると見られているので、今のうちに買っておけば価値が上がるかも知れないといのが仮想通貨投資の思惑です。事実、ビットコインなど一部の仮想通貨は激しい値上がりを演じています。

(2)仮想通貨投資の有望性と今後

資産運用の方法として仮想通貨という選択肢は、今のところまだ時期尚早といえるでしょう。すでに仮想通貨投資で大儲けをしている人が話題になっていますが、これが今後も続く保証はどこにもありません。むしろ、現在の急騰相場の方がおかしいともいえるので、揺り戻しが起きるかも知れません。

ギャンブルで負けたと思えるようなお金であれば、少し買ってみて上昇相場でのキャピタルゲインを楽しむのも良いかも知れませんが、それは資産運用の本質ではないことをご理解の上、投資をしてください。

(3)仮想通貨投資を始める方法

仮想通貨の購入は、ネット上にある仮想通貨取引所に口座を開設してそこで行います。

まとめ

数ある資産運用法の中から、「不動産投資の教科書」が選ぶ9種類と番外編として1種類、仮想通貨を加えた10種類を解説してきました。この中に「これなら自分に向いている」と思えるものはありましたでしょうか?

資産運用は目先のマネーゲームではなく、長い時間を使って将来に向けた資産形成をするためのものです。この記事ではその方向性に近いものを中心に集め、またマネーゲームになりがちな株やFXについても資産運用に活用できる投資方法を解説しました。

この中からどれを選ぶか、そしてどんな資産運用をするのかを決めるのは、あなた自身です。そのための役立つ情報をまとめましたので、お役に立てば幸いです。

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