こんな疑問をお持ちではありませんか？
- GMOコインでリップルを出金する方法は？
- GMOコインにリップルを預けておくのはやっぱり危険なの？
- 出金したリップルを安全に保管する方法は？
この記事ではそんな疑問をお持ちの方に向けて、国内大手の仮想取引所であるGMOコインからリップル（XRP）を出金する方法や手数料、GMOコインにリップルを預けておくことの危険性、出金したリップルの安全な保管方法などをご紹介します。
もくじ [非表示]
GMOコインからリップルを出金する方法
コインチェックのNEM流出事件により、仮想通貨を取引所に預けっぱなしにすることの危険性を実感した方も多いと思います。
GMOコインにリップルを預けている方の中には、GMOコインからリップルを出金したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、まずはGMOコインからリップル（XRP）を出金する方法について、順を追って説明します。
1．GMOコインの画面にログイン後、画面左の「入出金」メニューから「仮想通貨」を選択します。
2．仮想通貨預入・送付というタイトルで銘柄を選択する画面が表示されるので、「リップル」をクリックします。
3．初めて出金する場合には出金先のアドレスを指定する必要がありますので、「送付」タブをクリックして、[新しいアドレスを追加する]ボタンをクリックします。
4．「送付数量」欄に出金する額を入力します。
現在、GMOコインでは最大4000XRPまでが1日当たりの出金額の上限となっています。
5．出金先の宛先タグ、アドレス、出金額の確認画面が表示されます。
出金先のアドレスを間違えてしまうと、リップルが他の場所に送金されてしまうので、アドレスに間違いがないか慎重に確認しましょう。
確認できましたら、[実行]ボタンをクリックします。
出金が完了するとステータスが「完了」と表示されます。
今回の出金先として指定したレジャーナノSにも、無事に4000XRPが届いたのを確認できました。
GMOコインからリップルを出金する際の手数料
出金手数料は無料！
GMOコインでリップルを出金する際の手数料は無料です。
出金時には、決済手数料が別途必要になる取引所が多い中、手数料が無料というのはありがたいですよね。
スプレッドは広い？
手数料が無料というメリットがある一方で、GMOコインでリップルを購入する際のスプレッドが広いというクレームの声もあがっています。
こちらは、GMOコインでリップルを購入しようとした方の投稿です。
こちらの方も同じように、スプレッドの広さに驚いたようですね。
GMOコインは、一般的な取引所とは違い、シンプルな固定価格で取引ができる点もメリット力一つですが、2018年2月現在、リップルのスプレッドは広くなっているようですね。
GMOコインに限らず、一般的に、スプレッドは流動性の高さや値動きによって変動します。
現在、リップルは値動きが激しいため、スプレッドが広くなっているのかもしれません。
GMOコインにリップルを預けておくのは危険？
GMOコインがGOXされる危険性は？
GMOコインは、コインチェックのような「みなし仮想通貨交換業者」ではなく、金融庁から正式に仮想通貨交換業者として認可を受けています。
金融庁公式サイトの仮想通貨交換業者登録一覧の上から6番目にGMOコイン株式会社の名前がありました。
ただし、金融庁に仮想通貨交換業者として認められているからと言って、”GOXされる”危険性がないとは言い切れません。
多額の仮想通貨を扱う取引所は常にハッカーに狙われていますし、また、内部の事情をよく知る人物によって盗まれる可能性もあります。
実際、”GOXされる”の語源となっているマウントゴックス社の事件は当初、ハッカーによる盗難だと報道されていましたが、後にマウントゴックス社の社長であったマルク・カルプレイスによる詐欺事件だということが判明しています。
参考記事：ビットフライヤーはマルチシグ対応？GOX・ハッキングの危険性を調査
GMOコインのコールドウォレット管理とマルチシグ対応
2018年1月26日に発生したコインチェックのNEM不正流出事件は、マルチシグを採用していなかったこととオンライン上のホットウォレットに資産を置いていたことが原因だと言われています。
参考記事：コインチェックのNEMが盗難被害？お金は返金されるか現状わかることまとめ
そこで気になるのが、GMOコインのマルチシグ対応や資産管理状況ですよね。
2018年2月3日にGMOコインの口座保有者に対して送信された”GMOコインの顧客資産保護体制について”というタイトルのメールには、コールドウォレット管理とマルチシグ対応について、以下のように記載されていました。
【仮想通貨の保管方法（コールドウォレット管理とマルチシグ対応）】
当社では、即時送付に必要な分以外の仮想通貨は、インターネットから隔離された「コールドウォレット」にて保管しております。さらに、コールドウォレットからホットウォレットに仮想通貨を移動する際には複数部署の承認が必要な体制となっているため、複数名によって厳重に監視された状態でのみ、コールドウォレットからの仮想通貨の移動が可能となっております。
また、仮想通貨送付の際に複数の秘密鍵を必要とする「マルチシグ（マルチシグネチャ）」についても、当社のセキュリティ基準を満たす各仮想通貨に導入しており、秘密鍵をセキュリティ構成の異なる複数の場所に保管することでリスク低減を図っております。
なんだか表面的に取り繕った文章だなという印象を受けました。
”「マルチシグ（マルチシグネチャ）」についても、当社のセキュリティ基準を満たす各仮想通貨に導入しており”と書かれていますが、”当社のセキュリティ基準を満たす各仮想通貨”にリップルが含まれるのか、つまりリップルがマルチシグ対応されているかは不明ですよね。
リップラーとしては、その点が一番気になるところなんですけどね。
ビットバンクCCは、ビットコイン、ライトコインなどはマルチシグ対応されている一方で、リップルはマルチシグ対応がされていないことやその理由などの詳細をまとめて公式サイト上で公開しています。
参考記事：ビットバンクCCからリップルXRP出金方法！安全なウォレットで保管するために
個人的には、現在のマルチシグ対応状況についての詳細を公式サイトに掲載しているビットバンクCCの方が顧客に対して誠実な対応をしているように感じました。
ただ、コインチェックのNEM流出事件が大きく報道されて、仮想通貨取引についての不安が広がっている中、口座保有者の不安を取り除くために、できるだけ信頼を得られるような文面にしたいという企業側の気持ちも理解できる気はします。
リップルの安全な保管法は？
出金したリップルを安全に保管する方法としては、オンライン上のウォレットやスマホ、PCなどのオフライン環境に保管する方法があります。
インターネットに接続した状態のオンライン上のウォレットでの保管は、仮想通貨取引所と同様にハッキングなどによる盗難被害に遭う危険性があるため、おすすめできません。
スマホやPCのローカル環境での保管はオフラインでの保管となるため、オンラインと比較すると安全ですが、スマホやPCが壊れてしまったり、紛失してしまったりすると仮想通貨も失われてしまうというリスクがあります。
仮想通貨を最も安全に保管する方法として人気があるのがハードウェアウォレットに保管するという方法です。
ハードウェアウォレットは物理的に壊れた場合でも、ウォレットの設定時に取得する秘密キーさえ保管しておけば、新しいハードウェアウォレットに復元することが可能です。
今回、GMOコインからリップルの送金先として指定したのも、レジャーナノSというハードウェアウォレットです。
レジャーナノSは、リップルにも対応しているので、リップルを安全に保管したい方にはおすすめです。
GMOコインのリップル出金方法・安全な保管方法まとめ
今回は、GMOコインからリップル（XRP）を出金する方法、出金したリップルの安全な保管方法、GMOコインにリップルを預けておくことの危険性などをまとめてご紹介しました。
この記事のまとめ
- GMOコインでリップルを出金する際の手数料は無料
- GMOコインは、「みなし仮想通貨交換業者」と位置づけられていたコインチェックとは違い、金融庁から仮想通貨交換業者として登録されている
- GMOコインが顧客当てに送信したメールによると、GMOコイン社のセキュリティ基準を満たす仮想通貨はマルチシグ対応しているとのことだが、リップルがマルチシグ対応されているかは不明
- GMOコインでは即時送付に必要な分以外の仮想通貨は、インターネットから隔離されたコールドウォレットで保管している
- リップルを出金後、安全に保管したい方には、リップルにも対応しているハードウェアウォレット「レジャーナノS」がおすすめ
【参考URL】
