ネットでの株取引は今や当たり前。だが、平成が始まった1989年は「場立ち」と呼ばれる証券マンが手サインで注文をやり取りする人力の世界だった。株式市場に新時代の号砲が鳴り響いたのは、10年後の99年。手数料の自由化が契機だった。
昭和天皇が崩御した1989年1月7日は土曜日だった。当時、行われていた株式市場の半日取引は中止され、取引所は静寂に包まれた。
そして「平成」の初日。週明け9日の日経平均株…
ネットでの株取引は今や当たり前。だが、平成が始まった1989年は「場立ち」と呼ばれる証券マンが手サインで注文をやり取りする人力の世界だった。株式市場に新時代の号砲が鳴り響いたのは、10年後の99年。手数料の自由化が契機だった。
昭和天皇が崩御した1989年1月7日は土曜日だった。当時、行われていた株式市場の半日取引は中止され、取引所は静寂に包まれた。
そして「平成」の初日。週明け9日の日経平均株…
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