新着Pick
NewsPicks編集部
6時間前

この記事は有料会員限定の記事となります。

329Picks
シェアする
Pick
Pick に失敗しました

人気 Picker
コインチェックのNEM流出が発覚したとき、誰もの脳裏に、「GOX」の文字がよぎったはずです。

その当時者だった、元社長のマルク・カルプレス氏。メディアからの取材も殺到している中で、冨岡記者の奮闘もあり、直撃取材に成功しました。

コインチェック問題への考察から、NEM追跡の有効性、日本のセキュリティ対策現状、裁判の行方まで、たっぷりお聞きしました。インタビューからは「GOX」というキーワードばかりが広まる中で、抜け落ちていることが浮き彫りになっています。

GOXのもたらした被害は今も回復されていませんが、当事者にしか聞けない教訓がやはり存在します。
「GOXする」の語源となった、マウントゴックスの元社長のマーク・カルブレイス氏が、コインチェックの仮想通貨盗難事件について、ニューズピックスのロングインタビューに応えました。

本人曰く、取引所の安全についてマウントゴックスを他山の石とすべく、マークさんを訪ねて来た経営者は過去に「一件」だけという事。仮想通貨売買のブームにあって、結局、かの2014年の事件は忘却されたと話していました。

Newspicks 冨岡記者によるインタビュー。日本で世界的な盗難事件が二度も起きたことの意味を考えさせられる記事です。ご一読を。
ちょうど、4年前の同じ2月に発覚したマウントゴックス事件。

当時は今よりももっと仮想通貨という存在が知られていなくて、通貨なのか、なんなのかわからず、混乱していた方が多かったでしょう。
当時別の媒体にいましたが、霞ヶ関で取材をしていても、「監督官庁はどこなのか?」とシン・ゴジラのワンシーンみたいな、シュールなやりとりが飛び交っていました。

あの事件を越えたから、日本の仮想通貨のマーケット環境があるのだと思います。

マルク・カルプレスさんは、「誰も私のところに聞きに来ない」と言いました。
これが全てなのかなと思います。

聞きに行く人がいなかったのは、「彼は悪い人間である」とイメージで、
仮想通貨を運営する取引所経営の観点で学べるところはないか?とあまり思わなかったのでしょう。
これは私たちメディアの責任でもあるなと、反省です。

とても教訓の多いインタビューになっています。他山の石として読んでいただければ幸いです。
昨日のAbema出演も驚きましたが、ここでもインタビューが読めるとは思っていませんでした。素晴らしい・・!

「すごく疑問なことなのですが、みんな「マウントゴックスを繰り返さない」と言いながら、私のところに、何があったのか聞きに来たことがないんです。」
ここが一番面白かったです。

・・それにしてもカルプレスさんだいぶスッキリされましたね。
NPのブッキング力はすごいですね。
公判中の被告人のインタビュー記事、と言う面だけでもかなり興味深い。
お前が言うか、という感じがしないでもないけど、当時の話が聞けて良かった。
教訓は学ぶ所は学んでいるし、聞きに行かなくても、ちゃんと運営している取引所もあるでしょう。それだけ、過去の事件になって、仮想通貨が再度注目されても、振り返る機会が無かったのかなと思います。
洪記者が張り込んで、冨岡記者と共に体当たりでとってきたインタビュー。コインチェック事件発生時、リアルタイムでツイッターも見ていましたが、やはり彼だから言えることがありますね。
とても良いインタビューでした。「GOXる」と言いながら、GOXの失敗を誰も研究しておらず、NEMコインのセキュリティはMTGOX以下だったと。明らかな危険があるのに「自分たちはたぶん大丈夫だろう」と思ってしまうのはいわゆる「正常性バイアス」として知られていますが、これも人間の本質でしょう。

*****
すごく疑問なことなのですが、みんな「マウントゴックスを繰り返さない」と言いながら、私のところに、何があったのか聞きに来たことがないんです。
"すごく疑問なことなのですが、みんな「マウントゴックスを繰り返さない」と言いながら、私のところに、何があったのか聞きに来たことがないんです。"

これ驚きました。事件当事者として遠慮するところがあったとしても、新しいビジネス領域は経験を補うためにもっと積極的に情報交換・取得していそうなものと勝手に思ってました。