イギリスのウスターでウスターソースをコロッケにかけて食べた
もう10年ぐらいネタ帳に書いたままのネタがある。
「ウスターソース発祥の地でコロッケを食べる」 出せなかった手紙、みたいな書き出しをしてしまったがそうなのだ。 デイリーポータルZを始めたころから言っている。 ウスターソースはイギリスのウスターという土地で生まれたからウスターソースである。そこにコロッケを持っていって、本場のウスターソースをかけて食べたらどんなに贅沢だろう。 そんな積年の企画がついに実現したのだ。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
前の記事:「カウントダウンだけで宴会は盛り上がる」 人気記事:「空中浮遊写真を撮る方法」 > 個人サイト webやぎの目 ロンドンから2時間、ウスターウスターはロンドンの北西にある地方都市。鉄道で約2時間ほど。ウスターシャー州の州都である。
ウスターシャーというのはウスター!シャー!とウスターソースの水っぽさを表現しているのではなく、古い英語でシャーは行政区分のことらしい。ヨークシャーなども同じである。
ウスターに行く列車はパディントン駅から出る
イギリスは1800年代前半、日本でいえば江戸時代から鉄道を運行している。にもかかわらず、乗客がぜんぜん並ばない。
ぎゅうぎゅう。鉄道発祥の国
ついでに言うと、パディントン駅は地方に行く列車の発着駅である。
絵本になっている熊は地方からやってきてこの駅にいたのでパディントンという名前らしい(見てない)。 つまり上野駅にいた上野太郎みたいなものである(見てないのに例える)。 おいら、上野太郎っす!(駅にいたパディントン)
余談が続いてしまったが、つまりそのパディントンから列車に乗ってウスターに向かう。
チケットが高かったので急行ぐらいの位置づけの列車だと思う。 もちろん手に持つのは
コロッケである。
このコロッケ、日本から持っていくと空港で止められそうだしなにより腐るので断念した。
ロンドン中心部にあるジャパンセンターという日本食材の専門店で日本スタイルのコロッケを買った。 CENTREがイギリス英語の綴りである。
鶏つくね、コロッケ、かぼちゃの天ぷらなどロンドンなのに戸越銀座のようなラインナップ
伊藤園だけではなく、サンガリアの「あなたのお茶」まであって感動した
ぜひロンドンでコロッケを食べたくなったら参考にして欲しい。
コロッケについて思いを馳せているあいだにウスターに到着。
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