ガッテン!「食べてないのに突然発症!?食物アレルギーの新常識」[解][字] 2018.01.31

12月 - による admin - 0 - 未分類

気象情報でした。
もうちょい上?上上上。
せ〜の…。
ガッテン!ガッテン!今日のテーマは食べ物にまつわる大事なお話。
それは…。
今加工食品のパッケージには主なアレルギー物質の表示が徹底されていますよね。
中には…。
アレルギー物質入りの製品と共通の設備を使っている事や…えびやかにの生息地でとれた食品が入っている事を表示してあるものも…。
皆さん知ってました?ちなみに食物アレルギーの原因ってご存じですか?と思っている人もいれば…。
な〜んて人も。
答えはまちまちですが…。
そんなあなたにビッグニュース!なんと食べた事が原因ではないのにある日突然食物アレルギーになってしまう事が判明。
その思いも寄らぬ原因が発見されたんです。
専門家も驚く意外な原因って一体何!?
(拍手)
(志の輔)どうも。
まずは食物アレルギーという現在の指定されているものをちょっとご覧を頂きたいと思います。
多くのものたちが表示対象になっております。
(指原)こんなにいっぱいあるんですね。
(小野)こちらひどいアレルギーを起こすものや報告の頻度が多い事から表示対象になっている27品目です。
例えばうちのスタッフの中にも一人おります。
そばアレルギー。
メンバーの中にもいる?やっぱりみんなでどうしてもお店選べない時とか…つらいよね。
みんなで同じもの食べよう楽しもうという時に「私だけダメなんです」って言うのもつらいよね。
(指原)えっ!?
(坂下)ごま!ほうれんそうのごまあえを作ってた時にブワーって口の周りに湿疹ができちゃって。
ごまは息子にはNGにしてて。
人それぞれいろいろな大変さを抱えていらっしゃいますがそれでは今回番組にご協力頂きましたお三方でございます。
なんと…
(指原笑瓶)えぇ〜!3人の方々はこのような状態なんだそうです。
ご覧頂きましょう。
突然食物アレルギーになる原因とは一体何なのか?40歳の時ある意外な食べ物のアレルギーになりました。
その食べ物とは…。
永井さんは25歳の時に結婚。
子どもの頃から全くにんじんアレルギーはなく普通に料理に使っていました。
ところが…。
ある日突然にんじんを食べた時にアレルギー症状が出たのです。
その後病院の検査でにんじんアレルギーだと判明。
以後にんじんを食べられなくなりました。
突然にんじんが体に合わない体質になってしまったのでしょうか?神奈川県に住む…3年前のある日食後に謎の胃の痛みに襲われました。
その後何度か同じ症状が続いたため病院で検査をしたところ…。
結果は…実は川島さんには思い当たる節がありました。
食べ過ぎを疑った川島さんですが本当は何が原因だったのでしょうか?更にアレルギー症状が出て生活が一変してしまった人も…。
・もしもし。
・はいそうです。
安田はじめさん33歳です。
19歳の時に魚アレルギーになってしまいました。
高校卒業後家を出てホテルのレストランに就職。
仕事に慣れず体調不良の時に最初の症状が現れました。
ところが十分な休息をとったにもかかわらずその後も症状は悪化。
次々にいろいろな魚で症状が出るようになりました。
ついには魚のスープを飲んだだけで…。
(スタジオ一同)えぇ〜!もう料理人としてはやっていけない。
退職せざるをえませんでした。
(笑瓶)あら!
(指原)えっ!3人のきっかけや経緯はバラバラ。
なぜ突然食物アレルギーになってしまったのでしょう?
(坂下)えぇ〜。
不思議…。
(笑瓶)怖いですよねこれ。
ブイヤベースで意識がなくなるぐらいまでのアレルギーって事なんですよね。
相当ですよね。
えぇ〜?どうしてなんだろう?おさらいしておきます。
それぞれの方がお思いになったのは川島さんは「食べ過ぎたのかしら?」。
永井さんは「あら急に体質が変わったのかしら?」。
安田さんは「新しい仕事に就いてストレスもあったのかな?体調が悪かったのかな?」とおっしゃってました。
そして川島さんって方は炊飯ジャーの中にはちみつなどを入れて食べてらっしゃった。
でも結果的に…他に何かあんのかな?なんでなんだ?って事ですよ。
さあそれではいよいよ…。
(笑瓶)何を持ってるんですか?何ですかそれ。
面白いですよこの人は…
(笑い)
(笑瓶)そうなんですよね。
(指原)珍しいですよね。
(笑い)
(笑瓶)分かります。
表は見せられないものですから。
(笑瓶)そりゃそうですけれども裏見せ過ぎ!さあご注目下さい。
原因は3人とも共通の理由です。
実は「何々過ぎ」だったからです。
(坂下)えぇ〜。
(笑瓶)え〜何やろう?この3人の方々もこの原因に早く気付いて私たちと同じような思いしないでってそれで今回取材にご協力下さったんです。
(笑瓶)「何々過ぎ」…。
はい。
(坂下)えぇ〜。
(笑瓶)え…?にんじんをず〜っと見てるとか魚をずっと見てるとかそういう…。
見つめ過ぎ?見つめ過ぎみたいな。
はぁ〜確かに幅としては「見つめ過ぎ」は入りそうですよね。
さあ何でしょう?何ですか?…過ぎ。
実は遠くはイギリスでこの研究が進んで医学界的には結論は出てるんです。
さあご覧頂きましょう。
今から10年ほど前ある食物アレルギーに関するイギリスの研究が世界に衝撃を与えました。
それは…当時の子どもたちの間で急増していたのです。
実際にアレルギーを発症したポールさん。
現在大学院生です。
ポールさんがアレルギーを発症したのは3歳の頃。
初めてピーナツを食べたところ体じゅうに発疹が出て病院へ搬送。
ピーナツアレルギーと診断されました。
それからは誤ってピーナツを食べてしまった時のために症状を抑える注射を持ち歩く日々を続けています。
当時イギリスなどではピーナツアレルギーの患者は10年間で2倍にもなりました。
この原因を調べようと立ち上がったのがロンドン大学の…ラック博士はロンドンに住む1万2,000人以上の子どもたちを調査。
すると意外な事実が浮かび上がってきたのです。
カギを握るのは体の免疫をつかさどるT細胞。
何らかの原因でこのT細胞がピーナツを誤って敵だと認識。
ピーナツを攻撃するための細胞が出来上がります。
そして再びピーナツを食べた時体内でその細胞に出会うと…!アレルギー反応が起きるのです。
しかしラック博士が子どもたちの生活習慣や血液などを詳しく検査したところ…食べた事が原因ではない新しいメカニズムを発見したのです。
何だろう…?すごい研究が行われましたね。
ロンドンに住む1万2,000人以上の子どもを調べたところピーナツアレルギーにかかっている子どもの91%が生後半年以内にあるものを使用していたという事が突き止められました。
(笑瓶)半年以内に…何ですか?生後…。
そうですね半年以内ですから。
そうなんです。
ですから…ない…。
えっ!?使わないですね。
(笑瓶)でしょ?だから違うのかなと。
あの91%が使用していたものは口から入れるものではない食べるものでは…ない。
はぁ〜…。
体をねやっぱりお母さん洗うでしょう。
石けん…。
使わないか?いや使います使います。
使いますよ。
あ分かった。
なんかオーガニックの油を…。
(坂下)あぁ〜!もう…はいあけて下さい。
そのとおりです。
こちらラック博士の書いた論文です。
食物アレルギーの子どもたちの91%が使っていたものそれは…。
(ゲスト一同)えぇ〜!
(坂下)いや保湿するもんだって。
うちもそうです。
なるべく自然に近いものをって事でピーナツオイル…。
当時はアレルギーを起こすピーナツの成分が精製しきれずに残っていた。
それが原因だったとラックさんは結論づけました。
でも今はきちんと精製されているので安心してほしいという事でした。
これあれですか?口から…なんと実はこちらです。
(ゲスト一同)えぇ〜!
(笑瓶)さわり過ぎ…。
そんなバカな。
「そんなバカな」やよね。
魚にさわり過ぎ。
(笑瓶)あぁ!はい。
はちみつ入りの何かをさわり過ぎ。
にんじん切る調理でさわり過ぎ!そんなバカなと思いますがご覧下さいませよ。
(ゲスト一同)えぇ〜?まずははちみつアレルギーの川島さん。
実ははちみつをある事にも使っていたそうなんです。
ボディーソープなどに入れて使い続けること3年。
そのあとです食べてもアレルギーが起きるようになったのは。
そして魚アレルギーの安田さんもレストランで働き始めて魚をさわる機会が増えました。
働き始めて1年。
食べると症状が出るようになりました。
そして主婦の永井さん。
カレーや煮物など家庭料理ににんじんは付き物ですよね。
当然頻繁にさわっていました。
(ゲスト一同)えぇ〜!ただでも永井さんのこういうねにんじんのさわり過ぎなんでしょうけれども普通の生活の中でカレーとか作るのも…そんなにね!三度三度のごはんカレーじゃないでしょうし。
ご商売で例えば八百屋さんなんかはいろんな野菜をさわられてますから毎日のように。
じゃあ皆さんがにんじんでアレルギーなのかというとそうではないですもんね。
そうではないんですよ。
さあそれではひもといてまいりましょう。
「さわり過ぎ」という行為とアレルギーの仕組みを模型でご説明したいと思いますのでご覧下さい。
メカニズムをご説明します。
まず登場するのは体内を監視している先ほどもご紹介したT細胞くんです。
(指原笑瓶)T細胞くん…。
役目は交番のお巡りさんみたいなものです。
このT細胞くんが体内で怪しいヤツを見つけると「こいつは敵だ!」とスイッチ…オン。
体じゅうに警報を鳴らします。
そしてこの皮膚についているこの白い粒のようなものは精製が不十分なピーナツ入りの保湿クリームだと思って下さい。
精製が不十分でも肌に塗っているだけでは普通T細胞くんは警報を鳴らしません。
ところが皮膚のすぐ下にいるある登場人物がアレルギー発症のカギを握っているんです。
(笑瓶)へえ〜。
こちら見て頂きましょう。
肌から食物アレルギーが起きてしまったその皮膚を特殊な顕微鏡で見てみます。
光ってるものが見えますよね。
これ…これをちょっとクッと立体的に横から見てみますとこの樹状細胞バンザイしてるんです。
ほんとだなんか手のように見えるね。
上に向かって。
普通の状態のものと比べてみましょう。
(指原)全然違う。
(笑瓶)あらら?活性化した樹状細胞はバンザイしてるんです。
ここからちょっと模型でご説明します。
これが樹状細胞。
(笑瓶)はい。
もともとの樹状細胞であれば何も起きません。
でも活性化した樹状細胞の場合はバンザーイこんな事しちゃうんです。
この皮膚の表面の精製が不十分なピーナツ入り保湿クリームを…えい!
(指原)わっ…。
(坂下)えっ?こうやって捕まえて…「T細胞さんT細胞さん怪しいヤツを見つけました」。
(指原坂下)えぇ〜!…といってこれをはい。
え〜っと手も持ってちゃった…。
(笑い)「なに〜!よしこいつを指名手配だ」。
スイッチオン!すると食べてないのにピーナツだけを攻撃する細胞が増えてしまう。
(指原)ヤバい。
こうなるとうっかり食べたりした日には大変な事になります。
わぁ〜わぁわぁわぁわぁ…。
あっ引っ掛かっちゃった。
ドッカーン!
(坂下)えぇ〜!血管が部分的にドンと広がると出るのがじんましん。
(笑瓶坂下)あぁ〜。
もう反応してるんだ。
はい。
(坂下)うわぁ〜!かゆくなりますよね。
そうなんだ〜。
ただ疑問なのはその…活性化して両手バンザイしているから皮膚から取り込みますわね。
普通の樹状細胞であれば何も起きません。
この活性化はなんで活性化してしまってるんですか?そこですよね。
(笑瓶)そこですね。
それはこれから先生に来て頂きます。
藤田保健衛生大学総合アレルギー科教授矢上晶子先生です。
よろしくお願いします。
ようこそいらっしゃいました。
(拍手)なんで皮膚から…中にいる細胞がバンザイする事になっていくんだって事なんですけど分かりやすく言うとどういう事なんでしょう?この両方の方はですね…
(矢上)ですから永井さんの場合には手湿疹があって。
ですから毎日カレーは作ってないんですけども手湿疹のある状況で10年間カレーを作っていくとアレルギーが起こるとかですね。
そうですかぁ〜。
へえ〜。
ですから毎日使っていた量もあります頻度もあります。
ですけれども肌っていうのは免疫の器官なので炎症があるところにバンザイをしていくんですね。
あとはもう一つ長期間にわたって塗っていく事によって自分では肌荒れと思っていなくても肌には荒れるという事があって樹状細胞とかが手をのばして待ってる事があります。
えぇ〜!えぇ〜!あぁそう?そう。
樹状細胞くんが活性化する理由それは肌荒れや湿疹などの炎症。
皮膚で炎症が起きると…。
「ん?外で何か起きているのか?」と樹状細胞くんは活性化。
手をのばす事で…皮膚表面の食べ物を捕まえる事があるんです。
実際に全国の3,500人以上の調理に携わる人を調査した研究では手に重度の肌荒れなどがある場合職業的に食べ物をさわる調理師などで32%主婦では7%の人が何かしらの食物アレルギーだと診断されていたのです。
でもいろいろな食べ物由来の成分が入った石けんや化粧品もありますがちょっと気になりますよね。
あぁ〜ちょっと怖いのが例えば…決して全てのものがこのような怖い事を起こすわけではないんですね。
今は多くの方は安全に使えると思います。
しかも企業や行政やこうやって大学とかが組んですぐに情報をキャッチできるようなシステムを作っています。
ロンドンのピーナツの保湿クリームも今は精製段階でアレルギーを起こさせるようなものがないように徹底されている…?相当注意喚起されてると思います。
へえ〜。
(矢上)ですので大事な事は製品というよりはご自身できゅうりパックをするとか…。
きゅうりパックダメですか?
(矢上)自分で工夫してやってしまう事がこういう事起こるよって事を理解しながらやるべきだと思います。
(笑瓶)あえて聞きたいのはT細胞がイタズラするわけですよね。
俺のT細胞をこの薬で…誤作動起こさないようにアレルギーを変えるみたいな…。
そういう薬まだないんですね。
(笑瓶)ない!?ですからやはり原因をちゃんと確かめる事が大事ですし肌荒れを治す事がすごく大事で。
ですから適切なお薬を使ったり保湿をしてよくしていく事がすごく大事だと思います。
気をつけよう。
一応治し方というか治療されたのを先生ちょっとご覧頂けますか。
にんじんアレルギーでお困りの永井さんですが実はアレルギーになる前から手の湿疹に悩んでおられました。
こちら治療前の永井さんの手です。
たくさんの湿疹が出ています。
ひび割れもひどかったです。
この時アレルギーの度合いを示す数値血液検査の結果が比較的重い「3」というクラスだったんですね。
でもアレルギー専門の皮膚科医にかかって湿疹の治療をしていきましたところここまで改善しました。
湿疹が減りました。
そして手荒れが改善するまでにんじんにはさわらないようにしていました。
すると…!一番軽い軽度の「1」にまで改善したんです。
えぇ〜!すごい!改善すんねん。
全てではないんですけれどもこういうふうに出る事もあります。
なるほど〜。
他にも原因となる食べ物をさわらない事でアレルギーを克服した人がいます。
当時パン屋をしていた高橋さんは…お店を続ける事ができなくなってしまいました。
医師からのアドバイスを受け小麦粉にふれるのを一切やめました。
仕事もパン屋からギョーザ屋に転向。
ギョーザの皮は小麦粉ですが…。
先日血液検査で小麦アレルギーが陰性になりました。
大好きだったパンも解禁です。
高橋さんよかったですね〜!でも実は食物アレルギーにはもう1つ落とし穴があるんです。
10年ほど前島根県である食べ物のアレルギー患者が次々に見つかりました。
それは牛肉などの…患者さんを訪ねてみると…。
更にこんな人も…。
この肉アレルギーの原因を突き止めた…偶然肉アレルギー患者を診察した事がきっかけで研究を開始しました。
患者から聞き取りなどをすること実に10年。
(千貫)イヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌイヌ…。
ほとんどの人がペットを飼っていたのです。
そうしてペットと肉アレルギーを結び付ける原因がついに分かりました。
この黒い塊の正体は血を吸った…ペットについていたマダニが人に付着。
血を吸う時に皮膚から入るマダニの唾液と牛肉に含まれる成分とが同じである事を突き止めたのです。
このように意外な原因で食物アレルギーになる事って実は他にもあるんです。
これねまずこちらご覧下さい。
医療従事者の方がこれが食べられなくなる。
(坂下指原)えっ!?その原因は何でしょう?
(指原笑瓶)え〜?
(笑瓶)つながりが分からないねバナナとくりとアボカドの。
はい。
「はいよく頑張ったね」って…ハッハッハッハ!さわり過ぎた?くりを渡すお医者さん見た事ないわ。
おかしいやん。
先生先生…ご辛抱下さい。
(指原)ごめんなさい。
(笑い)それでは先生にご説明頂きましょう。
こちらです。
(笑瓶)あっ!天然ゴム。
天然ゴムとこの果物は全く違いますよね。
ですけれども同じアレルギーのもとが入ってるんです。
えぇ〜!
(矢上)天然ラテックスゴムといって樹液から出来ている手袋の中にそれが入ってるんです。
何でも天然のほうがよさそうな気がしますけども天然だからこういう事になるという不思議な事。
さあ次いきましょうか。
花粉症の場合は…これが食べられなくなる…。
(笑瓶)えぇ〜。
何の原因なんでしょうか。
こちらです。
(矢上)いわゆるシラカバシラカンバとかハンノキというスギとは違う花粉があって同じアレルギーのもとがこちらに入ってるんですね。
食べると大体口がイガイガしたりするんですけども。
踏んだり蹴ったりですよね。
花粉症でも大変なのにね。
花粉症自体がつらいのに。
そしてサーファーの方は…。
(ゲスト一同)えぇ〜!?
(笑い)
(指原)いらない。
(笑瓶)喜んでいいのか…。
絶対当たりませんよね。
そうですね。
当てましょうよじゃあ我々。
ねえ!サーファーの方がふれるものですよねもちろん。
サーファーの方がふれてそして納豆が食べられなくなるんです。
えぇ〜!?えぇ〜!うそ〜正解!?頂いていいんですか?
(笑い)頂いてこれいいんですか?
(指原)えぇ〜!すごい!ほら〜!すご〜い!やった〜!お〜すごい。
(拍手)両手上げちゃった。
上げたらあかんこれ。
上げたらあかん。
先生これは…?これ海でサーファーがクラゲに刺されます。
そうすると納豆のネバネバ成分と一緒なんです。
(ゲスト一同)えぇ〜!
(矢上)ですからサーファーの方が納豆食べてネバネバのところでショックを起こしたりするんです。
ここだけを見ていては全く分からなくてその前の患者さんがどういうものをさわってるか予想しないと分からないんですね。
お互い話しながら問診で聞いていくのが大事なんですね。
なるほど!アレルギーという世界はほんとにつかみきれないものですけどもでも研究もどんどん進んでるという事でございます。
どうもありがとうございました。
(拍手)なんと体の外側から入ってくるアレルギーもあるんだという事ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
さて続いてお伝えするのが…ここ10年ほどでその対策が大きく変わっています。
こちらはおととし発行された子どもを対象とした食物アレルギーのガイドライン。
アレルギーの原因となる食べ物を避けるのではなく安全な範囲で摂取する事を勧めるようになってきたのです。
ガイドラインの作成に携わった専門家に聞くと…。
一方去年11月子どもの食物アレルギーの臨床研究や検査で重い症状が出たケースがある事が発表されました。
今医療の現場ではどういった子どもの食物アレルギー対策が行われているのか最新の情報をお伝えします。
実際に子どもの食物アレルギー対策を行っている専門の病院です。
この日病院にやって来たのは野田誠真くん4歳。
(スタッフ)こんにちは。
こんにちは!
(スタッフ)お名前は何ですか?野田誠真くん。
誠真くんは…その後乳製品を一切食べてきませんでした。
そしてもう一人…太朗くんも生後3か月で牛乳アレルギーを発症。
以来7年間牛乳を避けてきました。
お母さんは毎月給食のメニューをチェック。
牛乳が含まれている場合はお弁当を作って持たせなければなりません。
一般的に子どもの食物アレルギーは小学生になるまでには改善すると言われています。
そのためこれまで2人は症状がよくなる事を待って牛乳を完全に避けてきました。
しかしなかなか改善せず食事制限の負担も大きいため専門の医師のもと半年前から新しい食事法を始めたのです。
そこでまず行うのが経口負荷試験と呼ばれる検査。
問診や血液検査などでアレルギーの程度を把握し実際にアレルギーである食品を少しずつ摂取。
どこまでなら食べても症状が出ないか安全量を見極めるテストです。
それを定期的に繰り返し安全な量が増えているかを調べます。
保険適用されていて子どものアレルギーが専門の全国の病院で受けられます。
この日は2人は半年ぶり2度目の検査。
用意されたのは…この量で問題がなければほとんどの乳製品が食べられます。
まずは太朗くん。
今回は50mlからスタート。
ちょっと飲みにくそうですが…。
飲み終わりました。
その後30分間体に症状が出ないか様子を見ます。
結果は…。
問題なし。
更に量を増やします。
今度はお母さんが作った牛乳入りホットケーキで挑戦。
どうかな?
(せき)おっとここでせきが…。
アレルギー反応です。
いらない?すぐに症状を抑える薬をのみ症状が落ち着くまで病院で安静にします。
半年前より10ml多い50mlまで飲んでも大丈夫だと分かりました。
続いて誠真くんです。
いただきま〜す。
誠真くんも50mlからスタート。
無事飲み終わりました。
今のところ問題ありません。
いよいよ最後の100ml。
これが飲めれば200mlですが…。
飲み終わりました。
(笑瓶)よかった〜。
このあと2時間体に症状が出ないかチェックします。
果たして…。
(看護師)バンザイ!やった〜!前回より大幅に改善していました。
やったやったやった!しかし検査はこれで終わりではありません。
医師から詳しい注意事項の説明を受けます。
お風呂に入ったりこういうのだと出やすくなるのね。
あるいは運動。
実はこの試験で調べた安全な量は体調などによって減ってしまう事があります。
…は特に注意が必要です。
そのため患者や家族も日常での注意点を知っておく必要があるんです。
こうして細心の注意を払って行われている新しい食事法。
専門家に伺いましょう。
なるほど。
(坂下)できるかな…?
(指原)大変。
ちょっと怖い…ですけどね。
さあ詳しく先生にお伺いをしたいと思います。
2016年食物アレルギー診療ガイドライン顧問の宇理須厚雄先生です。
お願いします。
ようこそ。
(拍手)今のビデオで出たのは経口負荷試験といってどこまで飲めるかという事を確かめるテストなんですね。
以前は経口負荷試験というので陽性だともうそれは全部除去しましょうとこういう指導をしてたんですが今は安全量の範囲ならば飲んでも食べてもいいですよ。
ひょっとするとその安全量少ない量ですけども摂取してたほうが早く治るかもしれないと。
そのとおりです。
何年前ぐらいから…?10年ぐらい前からですねそういう負荷試験ができるようになって。
今日教わったT細胞というのが体内にありますでしょ。
そのとおりですね。
お医者さんの指導のもとにきちんとした量を決めてそしてその安全量の範囲でやって頂きたいという事ですね。
ほんとに怖い話で言うならば命に関わる事ですから大丈夫なんじゃないか?とかっていうのは絶対ダメですよね。
(宇理須)絶対ダメです。
この10年の間ですけどああやって克服していっている方々の数というのもほんとに年々増えていってる事も確かですか?そのとおりですね。
チーズだとかヨーグルトとかそういう乳で作ったいろんな加工品ですね。
例えばパンには牛乳が入ってますよね少しですけども。
そういったパンを食べる事ができるようになるんですね。
それは卵でも同じ事が…。
(宇理須)そのとおりです。
一方去年11月食物アレルギーの臨床研究で行われている治療で一時子どもが心肺停止になった事が分かりました。
それを受け学会は全国の専門病院などに調査。
今回ご紹介した経口負荷試験でも重い症状が出ていた事を発表しました。
287の施設からの回答を得た結果食物アレルギーの重い症状の報告が18件ありました。
患者さんが誤って食べてしまって症状が出たものが8件。
臨床研究で行われている治療に関連するものが4件。
今回の番組でご紹介した経口負荷試験の検査中にも5件。
一時呼吸困難などの重い症状が出ましたが現在は全員が回復。
後遺症もありませんでした。
発表の内容について取りまとめた学会の食物アレルギー委員会の海老澤委員長に聞きました。
…だと思ってるんですね。
ですからそういう事例が発生してしまったというところの…しかし経口負荷試験をやめ原因となる食品を完全に除去するにしても問題があるといいます。
一方食物アレルギーに悩んでいる皆さんは今回の件をどのように受け止めているのでしょう?患者さんやその家族の支援をするNPOの代表園部まり子さんです。
せっかくよくなりたいと思って医療機関に行ったのに…トラウマになってはいけないので…そして患者側も十分納得した上で食物アレルギーの対策を医師と共に行う事が大切だといいます。
現在も学会では個々の事例について問題点を調べより安全な方法を目指そうとしています。
それでは少しでも多くの人が食物アレルギーで悩まない事を願って。
次回も…。
(一同)ガッテン!ガッテン!
スマホ一つで…
2018/01/31(水) 19:30〜20:15
NHK総合1・神戸
ガッテン!「食べてないのに突然発症!?食物アレルギーの新常識」[解][字]

大人が突然、食物アレルギーになるケースが続出。近年、食べ物を「肌で触る」ことが大きな原因の一つだということが判明。ほかに子どもの食物アレルギー対策の最新情報も。

詳細情報
番組内容
一口食べただけでじんましんや呼吸困難などを起こす食物アレルギー。「小麦」「魚類」さらには「はちみつ」などさまざまな食べ物によるアレルギーの報告が相次いでいる。大人が突然、食物アレルギーを発症するケースも続出。実は近年、食べ物を「肌で触る」ことが大きな原因の一つだということが判明。肌の状態によっては特にリスクが高くなる。さらに子どもの食物アレルギーを克服するための最新情報や注意点もお伝えする。
出演者
【ゲスト】指原莉乃,笑福亭笑瓶,坂下千里子,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】山寺宏一

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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日本語
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