企業の懐事情を知るために
企業のリアルなお金の有高を知るために、『キャッシュ・フロー計算書』を理解する必要があります。
キャッシュ・フローとは文字どおり「お金の流れ」のことであり、『CF』とも略される財務諸表の一つです。
株価の乱高下が激しい中、個別企業への投資においても右往左往してしまうことがあると思います。
地政学リスクにより、お宝のような優良企業の株価も下落します。
また、特別な理由が見当たらなくても需給の関係でその株価が下落してしまうことがあります。
そこで「狼狽売り」をしてしまうのであれば「高値で買い、安値で売る」ような状況になってしまうかもしれません。
ここで一つ、キャッシュフローを理解することで、自力で個別企業の安全性をチェックできるようになる必要があるかもしれません。
明確な数字は曖昧な不安を打ち負かすことができると思います。
CF計算書一つで完璧な投資ができるとは思いませんが、これの理解でパフォーマンスの向上に繋がると思います。
過去にCF計算書についてまとめた記事を3つ紹介します。
初めてご覧頂く方に申し上げたいことは「CFはとっても簡単!」ということです。
ご存知の方も復習がてら、読み物としてご覧頂けましたら幸いです。
1. 黒字企業も破綻するカラクリ
この記事の前半には「キャッシュフローの基本のキ」をまとめています。
まずはこれだけでも理解すればCF計算書を読めるようになります。
そして、後半に決算発表(PL上)では利益が上がっていても本当はお財布が厳しい企業のカラクリを紹介します。
個人的な考えですが、利益は誤魔化せるものだと思っています。
ここでのCF計算書の使い方を理解することで「ん?この企業アヤシイぞ?」と思う企業に出会うかも知れません。
ぜひご自身の資産の防衛力を高めてください!
2. ややこしい「減価償却」をシンプルに
『減益なのに企業の持つキャッシュは増えている』
こんなチグハグな状況があります。
「会計上」と「実際のお金」のやりとりは異なるためです。
これが個人投資家を惑わす大きな要因だと思います。
ただ、ここで「減価償却費」とCF計算書の関係を理解すればスッキリ出来るはずです。
「ゲンカショウキャクヒ」とは聞いただけで難しそうで萎えますが、投資のために必要な知識は難しくないと思います。
減価償却はCF計算書の項目ではありませんが、ここで一緒に理解することでよりわかりやすくなると思います。
3. お金の流れで企業の成長意欲をみる
株価はどうすれば上がるでしょうか?
たくさんある要因の一つに、企業の成長率は重要な要因と考えます。
どの企業も今日よりも良い明日を望んで、経営活動をしていると思います。
ただ、そのために全ての企業が実際の行動に移しているとは限りません。
企業が将来の成長に向けて投資をしているのか?
そこでCF計算書の中の投資CFを見て確かめます。
この記事は短く、さらっと読めると思いますのでぜひご覧下さい。
以上です。
冒頭で申し上げたように具体的な数値を用いて、冷静な投資活動をできるためにCF計算書が重要です。
もちろん、これはミクロの指針の一つであり、日本と世界の経済動向を理解するマクロな視点も大切ですね。
この二つの視点をマスターするのは骨が折れることです。
私もまだまだ勉強中です。
こればかりが一つ一つ学んでいくしかありませんね。
そのために当ブログが少しでも役に立てれば幸いです。
ご覧頂きありがとうございました!
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