ガンホー・オンライン・エンターテイメントは2月2日、2017年通期の連結決算を発表した。売上高は923億円(前年同期比17.9%減)、営業利益は343億円(同25.4%減)、純利益は223億円(同19.8%減)と減収減益だった。同社の主力ゲーム「パズル&ドラゴンズ」(以下、パズドラ)の売上高が減少したため。
パズドラは、新ダンジョンの追加やゲーム内容の改善、他社キャラクターとのコラボイベントなどを継続的に行い、17年11月に国内累計4700万ダウンロードを突破。2月1日には、日本eスポーツ連合によって「プロライセンス」を発行する認定タイトルにも選ばれた。しかし、「スマートフォンゲーム市場の成長速度はこれまでと比べ緩やかになってきた」(同社)というように、パズドラの売上高は対前年度比で減収となった。
パズドラをめぐっては、「ガチャ」で入手できるモンスターについて誤認させる表示をしていたとして、消費者庁が17年7月19日に景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出した。Appleも18年1月18日にアプリ開発者向け「App Store審査ガイドライン」日本語版を改訂。「ガチャ」各種アイテムの入手確率を明記するように定め、パズドラもこれに対応した。
新規タイトルについては、1月31日からスマホ向けサッカーシミュレーションゲーム「カルチョファンタジスタ」の事前登録を開始。連結子会社のGRAVITYがアジア地域で展開するスマホゲーム「Ragnarok M」も好調に推移しているという。
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