米Amazon.comが2月1日(現地時間)に発表した2017年第4四半期(10~12月)決算は、売上高は前年同期比38.%増の604億5300万ドル、純利益は148%増の18億5600万ドル(1株当たり3.75ドル)で、売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高は598億ドル、1株当たり純利益は1.85ドル)を上回った。
年末商戦の売上高が増加した他、クラウドサービスのAWSも好調だった。
今期の決算では、米国の税改正での暫定税制優遇措置に関連する約7億8900万ドルの利益を計上した。
ジェフ・ベゾスCEOは発表文で、「Alexaについての2017年のわれわれの予想は非常に楽観的なものだったが、それを大幅に超えた。ここまで強烈でポジティブな驚きは滅多にない」と、同社のAI音声アシスタント「Alexa」の好調ぶりを語った。
Amazonは具体的な販売台数や加入者数を公表しないが、2017年のAmazonプライム加入者数は過去最高だったとしている。また、「Fire TV Stick」と「Echo Dot」が2017年にAmazonで最も売れた製品という。
AWSの売上高は45%増の51億1300万ドル、営業利益は46%増の13億5400万ドル。こちらの売上高もアナリスト予測の50億ドルを上回った。
2018年第1四半期(1~3月)の見通しは、売上高を前年同期比34~42%増の477億5000万~507億5000万ドル、営業利益を3億~10億ドルとした。
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