カレー最終日のライフハック
おいしかった自宅カレーも、いつか終わりの日が来ます。
最終日のカレーは量が中途半端なので、全員にちょうどよく配膳できないのが悩み。
カレーあるあるですね。
「#カレー最終日」でインスタ検索すると、ドリアにしたりパスタにしたり、みなさんいろんな知恵でカレーのたそがれを乗り切っていることがうかがえます。
定番は、だしで伸ばしてカレーうどんにすることではないでしょうか。
ウチではそうです。
カレー最終日は①鍋を洗うのが大変なので、②カレーうどんできれいにしちゃうのはもっともメジャーなライフハックと言ってよいでしょう。
カレーうどんのメリット
カレールーの主な成分は油脂と小麦粉なので、こびりつくと頑固です。
洗うことを考えるとうんざりしますが、カレーうどんにすることで鍋洗いがだいぶ楽になるんですよね。
今回のカレー最終日は「おそば屋さんのカレーうどん」に仕立てて、さらにはあんかけのとろみを活かして鍋も洗ってやります。
絶対キレイになってやる!
「おそば屋さんのカレーうどん」について
材料(人数分)
- 最終日のカレー
- 万能つゆ(めんつゆでも可)
- 油揚げネギ ひとり2切れ
- 片栗粉 1:1の水溶き片栗粉にしておく
- 冷凍うどん
- 山椒
- 七味唐辛子
水の量は万能つゆの取説に従います。
この製品の場合は「水6:つゆ1」でした。
なので300㎖の水をカレー鍋に注ぎ、つゆも入れて煮込み直します。
最終日のカレー鍋に水を入れて、鍋の壁面にこびりついたカレーをこそげ落とします。
カレーうどんの目的は鍋掃除なので容赦しません。
スクレーパーでしっかりこそげ落とします。
絶対キレイになってやる!
つゆも入れて、煮立ってきたら油揚げをどーん。
「カレーの具が多いから油揚げはいらねえかもー」と思いがちですが、油揚げは絶対に入れた方がいいです。
理由は食べるとわかります。
この段階で山椒をどばー。
かなり多めに振り込んでください。
カレー味の支配力は強いので、生半可な山椒では「おそば屋さんのカレー味」になってくれないのです。
山椒パワーを追加したつゆが油揚げに染み込んだら水溶き片栗粉の出番です。
いったん火を止めて、いい感じのとろみがつくまで少しずつ入れてってください。
一気にたくさん入れるとダマになり、気持ち悪いドロドロを錬成し
再び加熱すると、本格的にとろみます。
なので、水溶き片栗粉を入れてる段階ではあまり効果が見えないのが難点。
冷凍うどんのパッケージに従ってレンチンしたうどんです。
まず汁部分をかけて、仕上げにカレーの具を乗せると見た目良く仕上がります。
ネギはあらかじめオーブントースターで焼いておきました。
こんがりといい感じに焼き目がついております。
こんなおいしそうなものはトッピングしてやります。
香り付けの山椒、雰囲気の七味唐辛子を軽くふりかけて完成です。
とにかくめちゃくちゃおいしいのですが、この幸せの理由を考えてみます。
カレー最終日、しあわせの理由
- 万能つゆは麺つゆと違って砂糖などの調味料が多く含まれており、そもそもコクがあるし、さらにカレーに混ざることで味に深みが出やすい
- 油揚げは和風っぽさの要素でもあるが、つゆを吸っておいしさを染み出させる(油はうま味)
- あんかけ仕立てにしたことでうどんにカレーがしっかりついてきて舌触りもまろやか。しかも冷めづらい
- 山椒をたくさん使ったので、昨日まで食べてたカレーとはまた別のさわやかな辛さに仕上がっている
- 焼いたネギのトッピングは、触感も風味もカレーうどんとはまるきり異質なので、箸休め効果が高
く、一緒に煮込むのとは格段に違うネギ経験になる
あ、あとあまりおいしいんで忘れてましたが、洗う前の鍋もこんなにきれいにできました。
あんかけ仕立てにしたことでカレールーの油脂がうどんつゆとなり粘度が低下、サクッと片付いたのです。
めでたしめでたし。