【閲覧注意】ブラックジャック訳あり未収録作品
ブラックジャックの単行本未収録作品を集めました。そのあらすじと未収録理由を追っていきます。グロテスクな症例が多いため、閲覧はお気を付けください。
更新日: 2015年05月14日
ブラックジャックの単行本未収録作品を集めました。そのあらすじと未収録理由を追っていきます。グロテスクな症例が多いため、閲覧はお気を付けください。
更新日: 2015年05月14日
モーターボートに乗せられ、客船へ案内されるブラック・ジャック。中にはドイツ医学界外科の権威、ダム教授とディー教授と科学アカデミー副会長の女性アレマ・マレアがいた。そして3人が紹介したのがジャン・マルシャン、五才の男児だった。ごらんなさいとアレマが少年が被っているスカーフを取ると、「シャムの双生児ですか」とブラックジャックは驚いた。顔が二つある。ジャンは脳を一つ半持っている。2つの脳組織の一つが重なってはいるものの、目や顔面神経はちゃんと2人分ある。ジャンは事実上1つのからだを2人で使っているのだ。
ジャンの場合1つの脳が活動している=顔が起きていると、もう1つの脳は眠っている=顔が眠って目を閉じている。心の中でどちらが起きるか相談しているらしいのだ。ジャンが去った後、ダムとディー教授は2人の脳を養う栄養が不足しており、このままでは1年以内にジャンは死んでしまうと言う。そこでブラックジャックに2人を切り離す手術を頼みたいと言うのだ。ジャンは1人?ベッドの上で2人で会話する。自分達が切り離されるのを知っているのだ。
ダム&ディー教授は、切り取った方の脳を生かしておける培養液の入った水槽の装置をブラックジャックに見せる。ブラックジャックは成功率が低い事と、気が進まないのを理由に断ろうとしたが、押し切られて手術をする。発育の良く無い左側の脳が切除された。そして脳は培養液の水槽の中に浮かび、それを前に教授たち一同は成功を喜んでいた。しかし、ブラックジャックの顔は浮かない。「おたくの国で、戦争中生きた人間を実験台に使った事がありましたね。生体実験というやつ。あれを思い出してね」とさらりと当て擦りを言う。そこへジャンが目を覚ましてやってくる。いきなり脳の入った水槽にものをぶつけて壊すジャン。流れ出る液体と脳。「せっかく生きられたのに。君はもう1人のきみを殺してしまったんだぞ」という教授に、ジャンは言う。「ぼくたちは相談してきめたんだ。どっちが切りとられても、のこったほうがこうやろうって。ぼくたち、実験動物じゃないよ。実験にされるんなら死んじゃったほうがいいんだい」と。
『2人のジャン』未収録理由
シャムの双生児(双生児で生まれるはずの赤ん坊が、不運にもからだがくっついて生まれてくる畸形)を扱っていることが原因か。
『植物人間』(1974/09/23号)
オリジナルのみ収録。
少年チャンピオンコミックス 4巻(17、18刷ぐらいまで)
※手塚プロダクションの意向により、今後も単行本収録の予定はなし。
『植物人間』あらすじ
船舶事故が起こり、行き違いでブラック・ジャックの治療が遅れた女性が、植物人間となってしまう。ブラック・ジャックは、彼女の脳が本当に死んでいるのか確かめるべきだとして、これは拷問に等しいという医者の非難を説き伏せて、その息子の脳髄と彼女の脳髄とを電極で接続し、電気ショックを与える。そのとき息子は、確かに母親の姿を見、言葉を交わしたのだった。今の医療技術では治せない植物人間となった母親を、いつの日か治すために、少年は、医者になることを誓う。
ブラック・ジャック:植物人間 船舶事故が起こり、行き違いでブラック・ジャックの治療が遅れた女性が、植物人間となってしまう。ブラック・ジャックは、彼女の脳が本当に死んでいるのか確かめるべきだとして、これは拷問に等しいという医者の非難を説き伏せて、その息子の脳髄と彼女の脳髄とを電極で接続し、電気ショックを与える。そのとき息子は、確かに母親の姿を見、言葉を交わしたのだった。今の医療技術では治せない植物…
『植物人間』未収録理由
少年チャンピオンコミックスの「ブラック・ジャック 4」に収録されていたのだが、のちに別のエピソードに差し替えられた。脳手術が問題になったのではないかと、推測される。この手術は、今では人道的に問題があるとされているらしい。
ロボトミー手術のことかと思われる。脳の一部を削ることによって人格を変えてしまう手術であるので、非人道的である。
『快楽の座』(1975/01/20号)
1度も収録されないまま封印されたため、初出の週刊少年チャンピオン本誌を手に入れる以外読む方法はまったくない。
未収録作品の中でも一番入手が困難。
※手塚プロダクションの意向により、今後も単行本収録の予定はなし。
『快楽の座』あらすじ
スチモシーバーという電子装置がある。脳に埋めこんで、コンピューターからのラジコン指令で、精神の働きを操るのである。
部屋に閉じこもって、ペットの蜥蜴と遊んでいる、鬱病のサブ少年。鬼頭教授は、少年の頭にスチモシーバーを埋め込み、少年は、コンピューターの指示によって、(初めて)笑う。手術成功を喜びあう大人たち。しかし、ひとり部屋に戻った少年は、蜥蜴を床に叩きつけて殺してしまった。笑ったまま!(蜥蜴は粉々に千切れてしまうのだ。このシーンは、相当にショッキングである。)少年は、さらに、顔面に笑みを張り付けたまま鬼頭教授を刺し、ついで母親をも襲う。
コンピューターによるコントロールが、予期せぬ結果を引き起こしているのだ。コンピューターを止めなくてはならない。しかし、いきなりコンピューターを止めると、少年はショック死する。正しい停止手段を取れるのは鬼頭教授だけであり、重傷を負った彼には、コンピューターを操作することが出来ない。ブラック・ジャックの出番だ。彼は、少年の不意を突いて麻酔で眠らせると、コンピューターによる妨害が入らないうちにと、超特急で頭部を切開し、スチモシーバーを摘出する。
事件は終った。再び鬱病に落ち込む少年の、資産家の母親に渡す、ブラック・ジャックの処方箋は、「勉強を押し付けないこと、部屋に閉じ込めないこと、好きな趣味をさせること、将来を無理強いしないこと」。
ブラック・ジャック:快楽の座 スチモシーバーという電子装置がある。脳に埋めこんで、コンピューターからのラジコン指令で、精神の働きを操るのである。動物実験レベルならばまだしも、人間の精神病患者の治療に、これを使うというのは.. 部屋に閉じこもって、ペットの蜥蜴と遊んでいる、鬱病のサブ少年。鬼頭教授は、少年の頭にスチモシーバーを埋め込み、少年は、コンピューターの指示によって、(初めて)笑う。手術成功…
チャンピオン掲載時の原稿。
うつ病と診断された三郎
鬼頭教授は母親に、頭にスチモシーバーを埋め込めば治ると説明する
スチモシーバーを埋め込む手術を行う。
手術によって笑い出す三郎だが…。
病室でひとりになった三郎の枕元に友達だったトカゲ(こっそり三郎が持ち込んでいた)が姿を現す
三郎は満面の笑みを浮かべながら友人であるトカゲを掴み床に叩きつけて殺してしまう
いつもニコニコ顔の三郎を見て鬼頭先生は喜び
「素晴らしい!悩む人間はいっさいこの世から消える」
と、スチモシーバーの素晴らしさに酔いしれる
その後から、満面の笑みを浮かべた三郎がメスで鬼頭先生を刺す
そのまま病院を抜け出し大騒動に!
母親を殺そうとする三郎。
自宅に戻り、母親を花瓶で殴り
猿ぐつわをかませ、ロープで縛り上げる
カメラのフラッシュを浴びせひるんだ隙に、電光石火の早業で麻酔注射!
最後にブラック・ジャックは
母親に処方箋3000万円でどうですか?と一枚の紙を渡す
そこには
①今後ムリヤリ
勉強を押し付けない事
②部屋の中に閉じ込めない
③好きな趣味をさせる
④将来について無理強いさせない
と書かれていた
『快楽の座』未収録理由
このエピソードが単行本に収録されないのは、恐らく、その非人道的な脳手術と、殺人狂と化した精神病患者の、迫真の描写故であろう。
「手塚治虫は警鐘を鳴らす意味でこの作品を書いているのだから、個人的にはぜひ出版していただきたい。」との意見もある。
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