-
ノボトニー氏は以前、個人に責任を委ねる方針を示していた
-
透明性の欠如やマネーロンダリングのリスク懸念-新聞インタビュー
欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ノボトニー・オーストリア中銀総裁は、仮想通貨に対する姿勢を硬化させた。
ノボトニー総裁はオーストリアの日刊紙オーバーエースターライヒッシェ・ナッハリヒテンとのインタビューで、ビットコインなどの仮想通貨について、価値の保存手段や有益な技術としては否定的見方を示してきたが、購入したいかどうかを決めるのは投資家個人に委ねるべきだと以前は考えていたと説明。しかしここにきて違法行為のリスクが大き過ぎると考えるようになったと述べた。
同総裁は「ビットコインは、透明で公に作成されたものではなく、マネーロンダリング(資金洗浄)にうってつけだ」と指摘。 「長い間、ビットコイン投資は個人の問題とすべきだとの見解を持っていたが、法整備が必要だと感じている」と語った。また、「ビットコインは中国の金融政策の問題ではなく、警察の問題だという中国の中銀総裁の発言を好感する」と付け加えた。
原題:ECB’s Nowotny Toughens Bitcoin Stance, Backs China’s Crackdown(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE