色んな仮説が作れる。
たとえば「視聴者を完全に振り落としても許されるかどうかの違い」なんてどうだろうか?
ヘボットは一応はニチアサにやっている子供向けアニメであるためターゲットは子供だ。
そのため子供を完全に振り落とすことは許されない。
大人が耐えきれないほどのカオスも子供は受け止めるし、逆にちょっとした事で拒否反応も示す。
その基準はもはや大人になってしまった人間には理解不能となる。
迷走し続けた結果手堅くウケるパロディに逃げ込み、逃げの一手としてのパロディを作り続けることに終止する。
その場合その内容は一度視聴者に受けたようなネタの使い回しとなり、カオスがコンセプトであった作品の方向性からはズレていく。
ポプテピピックはまだ4話目ながらも攻めの一手から産まれるカオスを生み出すことが出来ている。
視聴者に受けたネタを使いまわすのではなく、視聴者がまだ見たことのないネタを出すことが出来ている。
これはヘボットとの大きな違いだろう。
みたいな感じで、適当に文章を並べるだけの「AIやサルに書かせても同じ結果が作れそう」な考察はいくらでも出来る。
でもクリティカルな一手は出てこない。
無数のそれっぽい仮説が邪魔をしてかえって真実が見えてこない。
どこで差がついたのだろうか。