「Googleフライト」に機械学習採用の遅延予測機能

» 2018年02月01日 14時40分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Googleは1月31日(現地時間)、航空便検索サービス「Googleフライト」に2つの新機能を追加したと発表した。任意のフライトの遅延情報と、デルタ航空などが提供する格安チケットに「何が含まれないか」を説明する機能だ。

機械学習採用の遅延情報機能

 従来も航空会社の情報に基づいてフライトごとの遅延情報を表示してきたが、新機能では遅延の理由も表示する。さらに、機械学習を使うことで航空会社がアナウンスしていなくても遅延する可能性が高いフライトについてはアラートを表示するようになった。

 flight 1 航空会社のアナウンスがなくても遅延しそうなフライトにはアラートがつく

 遅延理由としては接続便の遅延などが表示される。機械学習による遅延警告の場合は予定通りゲートに行って空港の表示を確認するように、と表示される。

「ベーシックエコノミー」に含まれないサービス明示

 デルタ航空、アメリカ航空、ユナイテッド航空が提供するエコノミークラスより安価な「ベーシックエコノミー」に含まれないサービスを明示する。この3社はいずれもベーシックエコノミーという名称で安いチケットを販売しているが、会社によって使えるサービスが異なる。勘違いして後からラゲージサービス料を追加するなどということがないように確認できるようにした。

 flight 2

 Googleフライトは、同社が2010年に買収したITA Softwareの技術を改良して立ち上げたオンラインサービス。Google検索でフライト番号を検索するか、Webサイトを開くことで利用できる。

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