2018-02-01

anond:20180129200120

あえて反論してみます

ホットウォレットコールドウォレットの違いは、あらゆるトランザクションの発行に必要秘密鍵が保管されたストレージが、

インターネット接続されているかインターネットから隔離されているかの違いでしかありません。

ウォレットからウォレットへの送金(取引所から見ると入金)は取引所側のアドレス公開鍵)の情報さえあれば、

世界に公開されたフルノード(仮想通貨サーバソフトウェア)がブロックチェーン上で完結・保持するので、

入金の頻度が高いからと言ってコールドウォレットかどうかは厳密には区別することができません。

では、出金頻度が高い場合どうでしょうか。取引所におけるユーザからの出金処理の流れとしては、

  1. ユーザからの出金リクエストを受け取る
  2. 出金リクエストをもとに秘密鍵署名した送金用のトランザクション命令を生成する
  3. 送金用のトランザクション命令をフルノードに流す

となりますホットウォレット場合はこれらがすべてネットワークにつながったサーバ上で完結します。

コールドウォレット場合は、1の情報を元に2でネットから隔離された環境トランザクション命令を発行し3を行うためにネットワーク端末に戻す手続き必要になります

これらが律速になるため、一般的にはコールドウォレットからの出金頻度は低くなるというのが元増田も書いている見解になります

しかし、1→2、2→3へのデータの移動を物理的・機械的に実行するシステムを用いることでこの律速を解消することができます

現在テクノロジーならこれを安価かつ安全に実現する自動化システムを構築することは可能でしょう。

まり、送金頻度が高いからといってかならずしもコールドウォレットを使っていなかったということにはなりません。

ブコメいただきましたので追記

itochan (苦笑)切り離せ! >しかし、1→2、2→3へのデータの移動を物理的・機械的に実行するシステムを用いることでこの律速を解消することができます現在テクノロジーなら(略)自動化システムを構築

切り離されていますコールドウォレット安全性キモ秘密鍵インターネット経由でアクセス不可能であるという一点のみです。上で書いたのはトランザクションの発行までを人手でルーティーンで行うところを機械化し、効率化するという話でしかありません。秘密鍵が外部からアクセスできない状況なら、泥棒仮想通貨を盗むためにはユーザアカウントを盗むか送金システム自体をハックする必要があるので、いずれにせよコールドウォレットメリットは維持されます

記事への反応 -
  • 仮想通貨取引所のセキュリティ

    coincheckがコールドウォレット使用を謳いながらNEMを全てホットウォレットで扱い全額盗難の被害にあった(厳密には「コールドウォレットによるビットコインの管理」と書かれているので...

    • anond:20180129200120

      あえて反論してみます。 ホットウォレットとコールドウォレットの違いは、あらゆるトランザクションの発行に必要な秘密鍵が保管されたストレージが、 インターネット接続されている...

      • anond:20180201105128

        それだともはやコールドウォレットにした意味ないよね

        • anond:20180201131213

          追記しましたが、自動化しようがコールドウォレットの利点は残ります。

        • anond:20180201131213

          コールドウォレットの安全性のキモは秘密鍵にインターネット経由でアクセスが不可能であるという一点のみです。 秘密鍵が盗めなくても100億円を引き出す取引に署名ができたら何の...

      • anond:20180201105128

        ホットウォシュレットうれしいよね

    • anond:20180129200120

      見たところ入金出金どっちもこのウォレットでやってるみたいですね・・・ ご健闘をお祈りしますなんて言ってる場合じゃないんじゃないの?社長

    • anond:20180129200120

      要は社長と社員が自分のポッケに入れちまったってだけの話だよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

 
 
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