匿名掲示板「2ちゃんねる」創設者のひろゆき氏が、コインチェック問題で「予想を的中させた」と話題になっています。
不可解な少額送金
コインチェックから580億円相当の仮想通貨「NEM」が流出した問題で1月30日夜、流出先のアドレスから複数のアドレスに対して、少額が送金されました。
当該アドレスの入出金履歴を確認すると、30日午後10時33分から11時2分にかけて、9アドレスに計11回、100XEM(※8200円程度。XEMはNEMの通貨単位)ずつ送られたことがわかります。
不可解な少額送金をめぐっては「犯人が資金移動の方法を模索している可能性がある」との見方も出ています。
広告
3日前にブログで…
この展開を早い段階で予測していたのが、ひろゆき氏です。
少額送金の3日前、1月27日に公開したブログ「仮想通貨580億円分を盗んだ後のいたちごっこの話。」で、ひろゆき氏はこんな風に綴っています。
次の一手として、おいらの予想だと犯人は小さい額をまったく関係ないアカウントに送りつけるってのをやると思うんですね。
NEMを推進するNEM財団側は、この流出先のウォレットをマーキング。資金の動きを追跡しています。
仮に少額のNEMを受け取った側までもがマーキングされてNEMを自由に使えなくなってしまった場合、不満が噴出する可能性もあります。
こんな感じで第3者で困る人を1000人ぐらい作ると、普通にNEMを買っただけなのに使えないのはおかしいじゃないか!ってことで、揉めると思うのですね。
揉めた結果、この”印”があっても取引OKにするしかないよねぇ。。みたいになって、その1000人の中に犯人の口座も紛れてるってパターンじゃないかなぁ、、と思っています。
まさに「木を隠すなら森」。なんとも巧妙なシナリオです。
実際に混乱が発生するかはさておき、少なくとも「複数アドレスに少額を送る」というところまでは、ひろゆき氏の指摘通りに推移していることになります。
ひろゆき氏「マジでマジで」
事態を受け、ひろゆき氏は1月31日夜、ツイッターで冗談混じりにこうつぶやきました。
4日前においらが書いた通りに、
仮想通貨を580億円盗んだ犯人が、少額ばら撒きをやってますけど、
別においらが犯人ってわけじゃないですし、
おいらの知り合いってわけでもないですよ。
マジでマジで。
ツイートに対しては「予想的中ですね!さすがです!」といった賞賛や、犯人がひろゆき氏のブログを参考にした可能性を指摘する声が寄せられています。
一方、「僕はひろゆきさんのこと信じてますよ。ちゃんと自首してくれるって」「しっかり反省して戻ってくることを祈ってます」と、ノリボケをかます人たちもいました。
Ryosuke Kambaに連絡する メールアドレス:ryosuke.kamba@buzzfeed.com.
Got a confidential tip? Submit it here.