http://b.hatena.ne.jp/entry/nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/24/news105.html
この問題を解くのに一番簡単な方法は、相対性を利用することである。
雨は空中に静止している水滴であるとして考え、その代わりに人間の方が一定速度で上空に登っていく、と問題を設定しなおすのだ。
そうすると、体に当たった雨の量は、人間がゴールに達するまでに通過した空間の体積と言い換えることが出来る。
さらにもっと問題を分かりやすくしたいなら、空間を2次元とし、人間の形を適当な長方形としてみればよい。
長方形が走る速度で横に、雨の落下速度で上昇するとして、その長方形がゴールまで移動するのに必要な面積を計算すればよい。
走る速度が速いと、体の側面によって余計に面積が膨らむ(雨粒に当たる)のが分かるはずだ。
したがって、最も雨が当たらないようにするには、ただ速く走るだけでは足りない。
上昇速度(つまり雨の下降速度)ベクトルと、走る速度ベクトルの傾きと同じだけ、体を傾ける必要があることが分かるのである。
つまり、めっちゃ速く走るのであれば、ロケットみたく体を横にして走る必要があるのである。