冬空に皆既月食、3年ぶり スーパームーンとも重なる

社会
2018/2/1 0:10
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 満月が地球の影に入る皆既月食が1月31日夜、3年ぶりに日本で起きた。地球との距離が近い「スーパームーン」が午後8時48分から欠け始め、同9時51分から午後11時8分まで皆既食が1時間17分間続いた。

皆既月食で赤銅色となった月とライトアップされた東京スカイツリー(31日夜、東京都墨田区)

皆既月食で赤銅色となった月とライトアップされた東京スカイツリー(31日夜、東京都墨田区)

 全国各地で観測イベントが開かれ、六本木ヒルズ(東京・港)の屋上には厚着をした天文ファンらが集まり、東京の夜景に赤銅色の月がかかる幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 予報は曇り。千葉県から参加した山田美希さん(30)は「雲の隙間にちょっとでも見られるなら高い所で見たい」とカメラを手に六本木ヒルズを訪れた。無事に月食を観察し「本当に来てよかった。終電まで粘ります」。撮った写真は対話アプリで故郷の長野県にいる両親に送った。

 この日は1月に2回目の満月の「ブルームーン」。スーパームーンとも重なった大きな月が皆既月食で赤く染まった。米航空宇宙局(NASA)は「スーパー・ブルー・ブラッド・ムーン」だとしている。次に皆既月食を日本で見られるのは7月28日。

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