2018年「HUGっと!プリキュア」でプリキュアシリーズが15年目に入りました。
実はウチの娘も2003年生まれ。プリキュアとほぼ同じ年齢、同じ学年なのです。
何の因果かニチアサアニメが大好きだった僕の元に、僕にはもったいない位の娘を授かりました。
伴侶と2人子育てに追われてなかなか時間は取れなかったし、もちろん伴侶の方が僕の数十倍は大変だったことは確実なのですけど、何とか時間を見つけて「ふたりはプリキュア」を見始めました。
僕が初めて見た「ふたりはプリキュア」。
まず真っ先に思ったのは
「僕の娘の事だから、きっとこのアニメを好きになるに違いない!」でした。
「いつか娘とプリキュアを見る日が来る」ってかたくなに信じてせっせと録画を取り貯めていました。
娘まだ0歳なのに「お・・お年玉をあげなきゃ!」ってプリキュアのポチ袋とか買っていました。・・今思うとバカですよね。
(このポチ袋まだウチに残っているのです)
とはいえ「無理に見せることは絶対にしない」と決め、娘がプリキュアを自発的に見始める日まで、ずっと待っていました。
でもね。
小さい女の子に対するプリキュアの力ってすごいですよね。
「アンパンマン大好き時代」はすぐに終わりを告げ、「プリキュア大好き期」が始まりました。
初めて僕のヒザの上で娘と一緒にプリキュアを観た日。
なんだか、ものすごく不思議な気分だった事を思い出しました。
だってですよ。
僕のヒザの上で、プリキュアをみて、娘が笑っているのですよ。
すごい事じゃないですか。
ただ「娘と一緒にプリキュアを見る。」それだけの事が、
どうしてこんなにも嬉しいんだろう、幸せなんだろう、と思ったものです。
ブラウン管の中では、夢原のぞみが初めてキュアドリームに変身していました。
娘は普通にプリキュアを見る様になり、普通にハマって、4年3か月後、無事プリキュアを卒業しました。
娘が卒業してから僕は、また1人でプリキュアをみる様になり、もちろんそれも十分に楽しいのですけど、やっぱり「娘と一緒にプリキュアを見ていた4年3か月」は、たくさんの想い出が詰まった「ちょっと特別な日々」だったのだと思います。
プリキュアが15年目に入りました。
簡単に「15年」っていうけれども、
15年っていうのは、まだ歩くことも話すことも出来なかったウチの娘が、元気に中学校に通い、高校受験を控えるまで。そんな時間なのです。
「ふたりはプリキュア」が放送されていた2004年。
こんなにも小さかった娘の手が、
2018年1月には、こんなにも、大きくなりました。
僕にとっての15年っていうのは、そんな年月なのです。
15年間、楽しい事も、悲しい事も、嬉しい事も、つらい事もたくさんありました。
15年間、伴侶と、娘と、息子と、いつも一緒に、人生を頑張ってきました。
15年間、ずっと変わらず日曜日の朝にはプリキュアが放送されていました。
ずっとプリキュアは僕たち家族に笑顔を届けてくれました。
娘が5歳の時だったかな。フレッシュプリキュア!のキュアパインが大好きで、
いつもピョンって跳ねながら「キュアパイン!」って言っていた娘。
「大きくなったらねー、キュアパインみたいになる!」と瞳を輝かせていた娘は今、中学の吹奏楽部でフルートを吹いています。
あのとき宝物だったパインフルートをフルートに代えて、今日も元気に人生を頑張っています。
娘と一緒にプリキュアを観て笑った事。
娘と一緒にプリキュアの歌を歌った事。
娘と一緒にプリキュアショーに行けた事。
娘と一緒に手をつないで、映画館に行った事。
本当に、本当に、かけがえのない、大切な日々でした
僕の娘に、沢山の笑顔を届けてくれて、ありがとうございます。
僕の娘に、夢のかけらを与えてくれて、ありがとうございます。
僕の家族を、笑顔でいっぱいにしてくれて、ありがとうございます。
僕がプリキュアに出会えたこと、プリキュアの放送と同じ時期に娘が生まれて、一緒に過ごせたこと。これは、ただの奇跡だと思うのです。
そして。
そんな奇跡は、決して当家だけでの事ではありません。
現在進行形で、いろんな場所で、いろんな家庭で。
きっと、プリキュアは沢山の家庭に、沢山の笑顔を届けているのです。
きっと、プリキュアは沢山の夢を届けているのです。
そう。
プリキュアはいつだって大切な人のために奇跡を起こすのです。
僕はもう、娘と一緒にプリキュアを見ることは無いのだけれども、
今も、きっとどこかで小さな子供たちが、お父さん、お母さんと一緒にプリキュアを見て笑っているのでしょう。
これからも、ずっと。
プリキュアで子供たちが笑顔になる。
お父さん、お母さんも笑顔になる。
おじいちゃん、おばあちゃんも笑顔になる。
「笑顔」が繋がって、「大好き」が繋がって。
そんな世界が続いていったら、すてきだなって思います。
先日まで放送されていた「キラキラ☆プリキュアアラモード」は「大好き」をテーマに1年間走り続けた作品でした。
だから、僕も言っておこうと思います。
プリキュア15年目、おめでとうございます。
プリキュア15年目、ありがとうございます。
ずっと、大好きでした。
これからも、大好きです。
(おわり)
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