数年前、DESCENTEオルテラインの水沢ダウンを買って以来、あまり冬用のアウターを買わなくなった。
冬の一番寒い時期でも充分乗り越えられるスペックがある。
ただ今年は少しミリタリーな雰囲気のアウターが欲しいなと思い、N2Bを買ってみた。
防寒性ならN3Bの方が高いが、勝手のいいブルゾンが欲しかったのでN2Bにしてみた。
そもそもめちゃくちゃ寒いなら水沢ダウンがあるので。
N3BとN2Bは、どちらも米軍御用達フライトジャケット。
非常によく似ているが、幾つかの点で違う。
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N3BとN2B
↑画像を見るとわかるが、N3Bは着丈が長い。
そしてN2Bは袖と裾部分にリブが付いていてもたつかないようになっている。
N3Bは地上部隊を想定していて、N2Bはパイロットを想定している。
コクピットで座るのに着丈が長いと動きづらいってことですかね。
あとのギミックは、結構似ている。
フロント部分は、固めのジップアップと比翼で二重に防寒対策。
肩部分にはMA-1でもお馴染みのシガレットポケットもある。
今回買ったのは、コマーシャルモデル(民生用)というやつ。
素材はナイロンだが、特に撥水機能なんかはないはず。
だいたい三万くらい。
いくらコマーシャル品とはいえ、中綿はサーモライトでかなり暖かい。
これがサープラス(軍払い下げ)品の復刻だと8万くらい。
ちなみに綿なのでシルエットは全体的にもっこり、コマーシャルモデルより少し重い。
AVIREX渋谷店のギャルっぽい店員さんにめっちゃ推されたが(買いそうだと思われたのか)、なんとかコマーシャル品を確保。
だったら少し頑張ってバズリクソンズ買うよ……。
N3Bが、9万くらいだからね。
フード
フードの周囲には、ラクーンファー。
ジップで取り外し可能。
人工のアクリルかと思ったら違って、意外
フードの真ん中にあるジップは開くと、ストールみたいに肩に掛かる。
これがとても暖かい。
フードがフードのままだと大して機能を発揮しないが、肩にかけると暖かさが倍増。
もうフードには全部ジップをつければいいと思う。
ただストールみたいになるとファーが肩あたりになる。
電車で座ったりすると隣の人に当たって嫌な顔されたり、道を歩く時も普段よりファーの分広がるので壁に擦れたりした。
これは使ってみないとわからん。
だが、フードのジップを戻そうにも背部なので……一度脱がなきゃダメなんだよな。
ちなみにアルファインダストリーズとアヴィレックスとで迷ったが、今回はアヴィレックスに。
アルファもいいが、やはり中綿はサーモライトの方が……。
アルファの方が安いが、スペック的な部分もあるだろう。
赤いタグをハタハタさせたくもあったが。
ただアヴィレックスはMサイズからなので、小さいサイズが欲しい人はサイズが豊富なアルファの方がいいかもしれない。
感想
去年末に買って使ってみているが、これが非常にいい。
もう今の時期、ヘヴィーローテーション。
自分の場合、(格好にあまりうるさくない内勤なので)ジャケットを職場においてあるので、ヒートテック、シャツの上にN2Bで出勤。
これで先日の雪も、港区のビル風も、東京湾から吹き付ける冬の風からも身を守れる。
さらにジップアップを首元まで締めると風が入らないので(フードあたりのナイロンファーが柔らかいので首に当たってもストレスがない)ネックウォーマーやマフラーの必要もない。
今年は、なかなか水沢ダウンの出番がない。
欠点としては、昼に気温が上がったりすると暖かすぎるところか。
水沢ダウンの場合、わき下やフロント部分にベンチレーションがあるので湿度を外に出すことができる。
気温が寒くても、暖かい服を着ていれば自然と汗もかくし服下の湿度も上がるので。
少しフロントのジップが硬いのでシリコンスプレーを使ってみたがあまり効果がない。
扉の軋みなんかはシリコンスプレー最強なんだが。
あと内ポケットがスラッシュポケットしかない。
これが使いづらいのであまり使っていない。
カーゴパンツでも買った方がいいかもしれないなぁ。
リブ部分が毛玉になりやすいのも気になるが……お直しで取り替えもできるので。
やはりブルゾン丈のN2Bは非常に使いやすい。
東京の冬ならこれで充分足りる。
まだまだ寒いので参考にでもしてみてください。
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