再開!再開!連載再開!
ついにハンター連載再開です。
もちろん今回もまた10回経ったらまた休載になると思っておきましょう。
4月2日あたりでまた長期休載に入るものであると事前に思っておきましょう。
そのほうが落胆の傷が浅く済みますから。
週刊少年ジャンプ 冨樫義博 ハンターハンター No.371 任務
私はブログで感想を書くようになってから、これまでの話が意外と頭に残ってて、再開後の今週の話も割りとスムーズに読み進めることができました。
クラピカ先生の念能力教室に一般人のふりをして紛れ込んだ暗殺犯を見つけることが現時点での最優先事項。
暗殺犯の能力「11人いる!(サイレントマジョリティー)」には2種類の念獣があって、血を吸う蛇「つちぼっこ」は誰にでも姿が見える具現化念獣ですが、蛇を使役する座敷人形「黒ぼっこ」は念能力者でも見えないくらいの高度な隠が施されているようです。
蛇は姿を晒してしまうリスクを背負うことで威力があがって、逆に座敷人形は姿を隠すことのほうにエネルギー(オーラ)と別のリスク(能力を失敗すると自分が死ぬ)を背負わなければいけないと。
そしてこういうリスクと威力の関係は王子達の念獣も同様で、王子達に念獣を産ませた存在(壺中卵?)もかなりの制約を背負っているに違いなく、クラピカはそこに気付いてこんな莫大な能力なら莫大な制約が必要でそれは逆にちょっとでも崩せたら念を維持できなくなるってことなのではないか、思い至ったと。
なるほど!
感心して唸るわけですが、やっぱりややこしい!
再開後の一発目の率直な感想はひたすら「ややこしい!」です。
もう事態はどんどんどんどんややこしくなっていきます。
あとオイト王妃の侍女シマヌは以前はシマノってありましたが正しい名前はシマヌのようです。
クラピカ念教室から場面が変わって、登場したのが幻影旅団!
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うわあーこいつらも船に乗ってたのかあー。
ヒソカに殺されたシャルナークとコルトピ以外の9人全員乗ってるんでしょうか。
もともと旅団は最初からこの船で新しい仕事を楽しく始めるつもりでしたが、団員2人を殺されてそれどころではなくなったはずなのに、それでもクロロが乗船してるのを休載前に見たときは「なんで乗ってんの?」と思ったものでしたが、その理由も簡単なものでした。
ヒソカも乗ってるから。
ヒソカは旅団全員を殺すつもりだし、旅団もヒソカを殺したいから、両者にとって船に乗っておくほうがメリットがあるんですね。
っていうかそれ以外にクロロ達が船に乗る理由ないですね。
前はそれに気付けませんでした。
クロロたちはヒソカに対してブチギレです。
血の雨が降ること間違いなしです。
今のヒソカは「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー) 」で自分の顔を自由に変えられるので、団員は身長を頼りに探すしかないようでなんか不利そうです。
団員はさらに何人かここで死ぬのでしょう!
この船、ブラックホエール1号、ヒソカも乗ってるしもうみんな乗ってます。
クラピカ一派、ハンター協会員、レオリオ含む十二支ん、カキン国王ホイコーロ、14人の王子、その兵隊、ビヨンド、クロロ、そして旅団とヒソカ。
もしかしてジンやパリストン達も乗ってるのはこの船なのかもしれません。
こうなったらゴンとキルアとアルカも乗っててもおかしくないですね…というのはまー嘘ですが。
でも旅団にはゾルディック家のカルトが在籍していることもありイルミくらいなら絡んできてももはや不思議じゃないです。
ついでに元NGLのジャイロも乗っててほしい。
それと、今週はさらに「ややこしい事態」がまだあと二つも新しく明かされました。
まず一つ目は下層客室ではカキン国のマフィア3団体が三つ巴の膠着状態になっていて、それぞれに王子3人がケツモチになっていること。
ケツモチっていう「後ろ盾」を意味する専門用語は闇金ウシジマくんや新宿スワンで覚えました。
そしてマフィアの団体名が面白い。
「シュウ=ウ一家」「エイ=イ一家」「シャ=ア一家」…シュウエイシャ…これはつまりいわゆる「集英組」というやつです。
ジャンプなどの集英社漫画にヤクザを登場させるときにはその組名を「集英組」にするという慣習があります。
講談社の場合は講談組になります。
これはなぜかというと、仮に「佐藤組」とか「鈴木会」みたいに創作してしまうと世の中に実際にいる佐藤さんや鈴木さんから「風評被害をこうむった」と苦情や訴訟うけるリスク回避のためにそうしてあるのだという噂です。
もう一つのややこしい新事実は、ホイコーロ。
継承戦の最初の犠牲者第12王子モモゼの遺体を謎のカプセルに収容しています。
14個のカプセルは我が子全員の遺体を入れるためにあるようですが、しかしこれが何なのかはまださっぱり不明。
本当にこのややこしさは尋常ではないです。
数え切れない数の人物がこの船内でそれぞれの思惑を抱えて行動してて、複雑化の一途。
各人物の目前の問題が解決されることがまだほとんどないのに新たな問題のほうは容赦なくどんどん増えていってます。
もちろん作者冨樫は意図的にそうしています。
「どこまでややこしくできるか」に挑戦していると言っても過言ではない!
読んでる側としては、「早く解決しろよ!」と希望することは絶対にお勧めしません。
今度どこで休載になるか計り知れないわけですから。
無心で読む!
今期のハンターの読み方はこれに尽きます!