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伊豆の「河津桜」、法規制で植え替えできず 32

ストーリー by hylom
川を埋め立てて川でなくせば解決か 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

静岡県河津町の河津川沿いに植えられていた「河津桜」は伊豆の観光名所となっているが、1997年の河川法改正の影響で新たな植え替えができない状況となり問題になっている(朝日新聞)。

この河川法改正では、堤防の上や川側の斜面に木を植えることが事実上できなくなったとのこと。そのため、今後新たに桜を植えることはできないという。

徳川吉宗は庶民の娯楽の場の目的に加えて、治水対策として川岸の地面が踏み固めさせるためにサクラを植えさせたというのが定説。信玄が榎やケヤキを堤に植えさせたともあるように、広く根を張る広葉樹を土手に植えるというのは古くからの知恵だと思うんだが。

河津桜は観光名所としても有名だが、県側は「桜は堤防を弱める恐れがあり、新たな植樹は認められない」としているという。

関連リンク

  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 17時34分 (#3354146)

    実際の基準を見たくてググりまくっても出ない。で、やっと見つけました。

    (1)「告示・通達データベースシステムの検索ページ [mlit.go.jp]」に行く
    (2)キーワードに「河川区域内における樹木の伐採・植樹基準について」を入れて、「検索実行」
    (3)2件ヒットするけど、「建設省河治発第四四号」の方をクリック

    以上で、やっと基準の詳細が出てきます。

    固定URLを作って、告示・通達データベースでそこへ飛ばすようにすればgoogle様が見つけてくれるのに、よほど余人には知られたくないのかな。巷では、『河川における樹木管理の手引き』(財団法人リバーフロントセンター刊)を買わないと、基準がわからないと思いこんでいる人たちもいるのに。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      情弱は、経費を支払って知識を求めるか、知らないこと自体が罪として理不尽な扱いをされるかどちらかしかない。

    • 【誤】財団法人リバーフロントセンター刊
      【正】財団法人リバーフロントセンター編、山海堂刊

      要するにコレ [amazon.co.jp]です。

      • by Anonymous Coward

        出版が山海堂って事は流通在庫が無くなったら古本探すしかないって事?
        凄い本に頼らないといけない仕事だな。

        都内の公立図書館だと世田谷区に一冊あるみたいです。

    • by Anonymous Coward

      検索ページにキーワードを入れて検索すると見つかる文書に対して「よっぽど知られたくない」っていう感想もすげえな。

  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 16時40分 (#3354093)

    河津川を付け替えてしまえ。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      それだね。東側は畑が多いからそちらに桜を植えてから川を移動

    • by Anonymous Coward

      川を他所に移動して、植え替えた後に、川を戻して来れば問題ないですね。

    • by Anonymous Coward

      別の川を用意して、元の川は、遊園地の水路とか庭園のため池と同じ、ただの景観の一部として水が貯まってる場所として河川の認定から外しちゃうわけですね。法律良く知らないですけど、流量を完全に人工的に制御できるようにしたり、何かしらの条件を満たす必要はあるんでしょうけど、出来そうな気はしますね。コストの問題以外は。

      あるいは、堤防の外側に堤防を増設して、内側のは何の機能も持たない土が盛り上がっただけの単なる風景です、という事にしちゃうか。

      • by Anonymous Coward

        堤防の内側斜面や河川敷に樹木があると洪水の時に水流の邪魔をします。樹木が流されて下流の橋脚にぶつかる恐れもあります。また堤防の内側や外側斜面の樹木が風や水で根こそぎ倒れると堤防が大きくえぐられることになります。本物の堤防の外側に新たな堤防風の景色を作るなら許しては貰えると思います。

        狭い谷をせき止めた小さな溜池の堤であっても水面が周囲の平地より高いと、堤を守るために古い桜を切る話が持ち上がっていたりします。

    • by Anonymous Coward

      神津川を暗渠にして桜並木にしてしまっては?
      (堤防だからダメなんでしょ)

  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 18時51分 (#3354214)

    ヒヨドリに河津桜のサクランボを沢山食べてもらおう。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      花の咲く桜は実生って稀なんじゃないかと思ってましたが、ちゃんと蒔けば育つ [izu-sakuraya.jp]ようですね.
      「苦味のせいで鳥もあまり好きではない」とあるけど、果実を実らす以上捕食者は居るはずなのでヒヨドリは喰うのかな?

  • by wine (46423) on 2018年01月31日 20時46分 (#3354283)

    これってあんまり根拠がないことの方が多いように思う。

    地震が起きたら竹林に避難しろと昔は言ってたけど、
    今じゃ地滑り起こるから近寄るななんて話もありましたよね。

    # とはいえ根拠なくても使える知恵だからいまだにあるのかな。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      津波に関しては昔の人の知恵を尊重するべきでしたね。

  • by northern (38088) on 2018年01月31日 20時53分 (#3354286)

    山津桜で

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 16時54分 (#3354105)

    AR桜にしよう。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 16時57分 (#3354107)

    てっきり植物の根は土壌を固定してくれるものとばかり思っていた。

    ここに返信
    • 昔の土木技術だと樹木が根を張ることでより丈夫になることが期待できたけど、重機で固めたりコンクリ張ったりできる現代では木の根が張っている場所の方が弱くて、そこから崩れ出すことは十分にありうると思う

      --
      うじゃうじゃ
      • by Anonymous Coward

        吉宗の意図として謂われているのは、築堤技術が不十分でも人々がいっぱい往来して踏み固めさせ、桜の木の維持管理をさせることでモグラの穴など補修を間断なく自治的に行わせるものだったという見方です。
        コンクリート護岸だと意外と寿命は短いですし、最近は「河川の直線化やコンクリート護岸による河岸の固定化,そしてマニュアル化による河道の画一な単純化で、河川の環境や景観は生物の生息する場として不適切になり,単調で殺風景な景色が出現し,本来の川の姿を失ってしまった」としてコンクリ張りは敬遠されつつあると思ってましたが。

        • 確かにあからさまなコンクリ張りは少なくなっていますが、今は水流の流れをシミュレーションしたり増水時に水を引き込むバッファを用意して水位の上昇を防いだりとさらに高度な設計をしています。
          河川敷には樹木がありますが、多すぎると増水時に水流を妨げるのである程度コントロールしている。
          景観上の配慮は考慮されるでしょうけど、少なくとも防災面で見れば現代の堤防にとって斜面や上面部分に樹木を植えることがプラスになることはまずないと思います。
          芝生や(背の低い)植込みならまだいいんですが、背の高い樹木は水流を妨げる抵抗になる上に、水流で引き抜かれてしまうと深く根を張っている分だけ大きく地面をえぐってしまう恐れがあるので。

          --
          うじゃうじゃ
    • by Anonymous Coward

      土壌は固くなるけど、増水時に木に水流が当たると流れが乱れて土を抉り出す。さらには流れてきたモノが引っかかてということも。だから「川側の斜面」はダメで、集落側の斜面はOK

    • by Anonymous Coward

      こんなん言うてるのは技術の進歩に乗れず知識を更新しない老害って話ですよ。
      数百年前の知識で語るのはどうかと思わないか。

  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 18時59分 (#3354222)

    平成20年:河津川における河津桜維持管理指針
     https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-810/documents/shiryou4-1_1.pdf [shizuoka.jp]
    平成23年:河津川における河津桜維持管理行動計画
     https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-810/documents/shiryou4-2.pdf [shizuoka.jp]
    平成26年:河津桜保護育成計画
     https://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-810/documents/shiryou4-3.pdf [shizuoka.jp]

    そして、河津町と県下田土木事務所が今月21日に、
    第3回河津川流域における河津桜並木景観検討会を開き、景観計画素案を出した。

    これらを読むと、
     安全上堤防沿の桜並木の新しい植樹は無理なので、
     既存の河津川の桜を維持管理しながら、
     将来的に河津桜の並木を新たに作っていく。
    という事のようです。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2018年01月31日 19時05分 (#3354226)

    古来から愛された河津桜を守ろうとする人たち。法を振りかざしてこれを破壊しようとする役人たち。
    彼らは相容れることはなく、やがて武力抗争に発展。
    日本は炎に包まれた。

    ・・・これがほんとのサクラ大戦・・・うぷぷ・・・

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      素直に新たな桜並木整備=「サクラクエスト」を遂行しろ。

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