よいカップルになれるかどうかがわかる3つの質問
映画を見るカップル、映画の趣味が合う夫婦はそうではないカップルと比べて離婚率が約半分です。映画を見た後その内容についてあれこれしゃべる夫婦の離婚率が低いこともわかっています。
実は同じ映画を見ると、人間の脳波はほとんど同じになります。だからこそ、歴史上、大衆を扇動する手段としてしばしば「映画」が利用されたのです。
カップルで同じ映画を見て同じような脳の状態になるだけではなく、そこから「価値観を共有したこと」をきっかけとして会話が始まることが大きなポイント。しかも、話題に困ることはありません。好きなシーンが一致しなくてもかまいません。おたがいに意見を言いながら楽しく会話すること自体が、双方の距離を縮めます。
昔から映画館は「デート」の定番ですが、DVDでも、Netflix でもhuluでもかまいません。ぜひカップルで一緒に映画をたくさん見てください。
相手との相性をもっとよく知りたい場合には、次の3つの質問を使ってみてください。すべてYESかNOで答えてもらいます。
1つめの質問 ホラー映画を見るのは好き?
2つめの質問 ひとり旅をしたことはある?
3つめの質問 仕事も生活も全部投げ出して船旅に出てみたいと思う?
3つの質問に対する答え、つまりYESかNOがすべて同じだった男女はカップルとして成立する確率が高いという統計があるのです。
これはアメリカの大手出会い系サイト「okcupid」による会員男女のアンケートに基づいたもの。映画の趣味が合う人同士がカップルになりやすい、というだけではなく、さらに2つの要素を加えることで、日常的な趣味の一致だけではなく、人生観や価値観が一致しているかどうかもある程度わかるのです。趣味や価値観の一致は、長く付き合っていく上で大切な要素ですから、気になる相手がいたら、さりげなくこの3つの質問を会話のなかに織りまぜてみてください。
相手の気持ちを知りたいときにはバードクエスチョンで
交際が始まってからだんだん時間がたってくると、どうも相手が自分に飽きてきたのでないか、といった不安も芽生えてきます。バードクエスチョンは、相手が自分に対してどれだけ興味、関心をもっているのかを測るひとつの基準になるので、知っておいてください。
男性が樹の枝を指さし「ほら、あそこに変わった鳥がいるよ」と言ったとき、パートナーの女性がすぐに指さすほうを向いて「どこに?」と応じるならば、二人の関係は非常に良好で、女性は男性に対して興味をもっています。しかし、まったく男性の指さす方向に視線を向けず、反応もほとんどしない場合、女性は男性に対してあまり関心をもっていないことになります。「鳥」に興味がないのではなく、指さしている男性に興味がないのです。
付き合い始めの頃は、相手の好きな本、好きな音楽、好きな食べ物など、すべてが知りたくなります。本来自分には興味のない本や音楽の話でも、積極的に質問したり、話に耳を傾けたりするものです。その象徴がバードクエスチョンにおける「変わった鳥」ということ。相手が興味をもったものに興味を示すかどうかは、相手自身への興味、関心と同じです。
鳥でなくてもかまいません。テレビのグルメ番組を見ていたあなたが、別室にいたパートナーに「ねえ、すごくおいしそうなお蕎麦屋さんよ」と話しかけたとき、彼はどうするでしょうか。「へえ、どれどれ?」と部屋に入ってきてテレビの画面を一緒に見てくれれば関係良好。「ふーん」と言いながらまったく画面を見に来ようとしないようなら、だいぶ関係が冷めてきている。「返事もなし」となると破局は近いかもしれません。