漫画の無断転載サイト「漫画村」に対する批判が多数でるなか、「海猿」や「ブラックジャックによろしく」などの作品で知られる漫画家の佐藤秀峰さんが1月30日、投稿サイト「note」に「僕が漫画村を批判しない理由」という記事を掲載した。SNSでは賛同する声が上がっている。
佐藤秀峰さんが明かした漫画村をめぐる問題
佐藤さんの記事は「僕が漫画村を批判しない理由」というタイトルではあるものの、漫画村の存在を肯定するような内容ではない。「違法っぽいし僕も別に肯定はしません」と注釈を添えながら、「しかし、このままサイトへの批判が続いた場合、誰が一番得をするのでしょうか」と問題提起した。
漫画業界では「漫画村」を撲滅するためのネガティブキャンペーンが行われているが、このまま批判が続いても漫画家が得をする結果にはならないという。佐藤さん曰く「5年前には紙書籍のデータ化を手助けする『自炊代行業者』を違法業者と断定し、業界全体でネガティブキャンペーンを実施しました」とのことだが、結局“出版社側”が得をする形で終息したそうだ。
つまり“便利な”違法サービスが登場するとネガティブキャンペーンが実施され、より“便利な”合法サービスの整備を求める声が続出。その流れに乗じて、“読み放題サービス”といった漫画家の作品を安く買い叩くようなシステムができあがってきたという。
記事の中では「漫画家の皆さん、問題のあるサイトを叩くことは簡単ですが、その前に権利は自分の手元にあるでしょうか?」「ネガティブキャンペーンが行われる時、その陰には目的を持った人たちがいます。感情的になればなる程、その目的に利用されてしまうのではないでしょうか」とも警鐘を鳴らしている佐藤さん。これにSNSなどでは「『漫画村』に対する意見としては一番冷静だと思う」「正直なるほどと思った。漫画家1人1人がビジネスを考えなきゃいけない時代がきてるのでは?」といった声が上がった。
「やれたかも委員会」の作者も「漫画村」問題に言及
佐藤さん以外にも、「漫画村」の問題に対して別の見方を提示する漫画家は少なくない。「やれたかも委員会」の作者・吉田貴司さんも自身のTwitterで、「悪いのは時代ついていけてない出版社の供給の仕方。コンテンツを預かっている義務を果たしてない」「漫画村なんかハナクソみたいな問題で叩いている人は『タダ読み=泥棒』から思考停止してる。本当にまずいのはkindleとApplemusicで俺が宇多田のアルバムをDLしたらAppleにチャリンチャリンお金が入る。何でそれ日本で作れなかったの?」などと指摘していた。
さらに「漫画村を潰そうとしてる人たちって、漫画村が潰れたら単行本の売り上げが元に戻るとでも思ってるのか。戻るわけない。読者は読めないなら読まなくなるだけ。他に娯楽は山ほどある」と言及している。
文句を言う漫画家=佐藤秀峰さんのイメージ。
売れてる漫画は漫画村があろうがなかろうがずっとベストセラーだ。鳥山明なんかもう漫画描いてないのに毎年印税が何億も入ってくる。才能の格差の話じゃね?尾田栄一郎が「タダ見撲滅」とか言うはずない。
マンガ・ゲーム・音楽メディアに共通するが、外国に盗られ放題の現状をみれば、日本の1サイトを潰してもどうにもならない事が判る。配信、集金、権利、を根本的に古い制度から見直さないとダメ。
大手出版社も日本の古い行政の法律に縛られる1企業だから、自由に大きくは変化できない。著作権も例えば音楽のカスラックが悪い例で、古い昭和の日本の法律制度が未来に合っていない。
日本が世界に誇れる唯一の文化である漫画は、金を払って読むような価値はなかったってことですかな?