ソフバンクのファンド、犬の散歩代行アプリ企業に3億ドル出資で合意

  • ワグは当初、ベンチャー投資家から1億ドルの調達を目指していた
  • 調達資金は世界的なペットケアブランド構築に使用へ

ソフトバンクグループ代表 孫正義

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

ソフトバンクの「ビジョン・ファンド」は犬の散歩を代行するスマートフォン用アプリを手掛ける米スタートアップ企業、ワグ・ラブズに3億ドル(約327億円)を投資することで合意した。

  ワグ・ラブズの30日付発表文によると、今回の合意の一環として、情報セキュリティー会社ライフロックのヒラリー・シュナイダー最高経営責任者(CEO)が、ジョシュア・バイナー氏に代わりワグのCEOに就任する。ブルームバーグは昨年10月、ワグが当初1億ドルの調達を目指していたと報じていた。

  事情に詳しい関係者1人によれば、ペットケア分野への投資に意欲を示していたソフトバンクのファンドは、ワグに対し世界進出拡大や市場競争への対応で3億ドルの出資受け入れを迫ったという。

  同関係者によると、シュナイダー新CEOはワグのブランドイメージと顧客からの信頼回復に努める見通し。ワグは預けた犬が行方不明になったと一部ユーザーから苦情を受けている。

原題:SoftBank Invests $300 Million Into Dog-Walking Startup Wag(抜粋)

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